こんにちは!やまたび北海道のコモ子です。
今日の話題は、先日インドのムンバイで開催された「TATAムンバイマラソン2019」です。
今回、2019年1月の大会に参加してみた経験から、多くの方にこの大会をおすすめしたいと思い、さっそく記事を書くことにしました。このブログを通じて、一人でも多くの市民ランナーの方に興味を抱いてもらい、参加していただきたいと願います。
「このブログ、どんな人が書いているの?」という方のために、冒頭に私の海外マラソン参加の略歴からご紹介します。
私の海外マラソン参加の略歴
参加年月 | 大会名 |
2017年3月 | 第88回ソウル国際マラソン |
2017年12月 | 2017ホノルルマラソン |
2018年3月 | 第89回ソウル国際マラソン |
2018年4月 | 2018クアラルンプールマラソン |
2018年12月 | 2018シンガポールマラソン |
2019年1月 | TATAムンバイマラソン2019 |
2019年2月 | 香港マラソン2019 |
2019年3月 | 第90回ソウル国際マラソン |
ムンバイ(ボンベイ)ってどんなところ?
まずは大会の概要から。TATAムンバイマラソン2019は、2019年1月20日に開催されました。
ムンバイはインドの中西部のメガシティ。昔はボンベイと言う名で呼ばれていました。気候は1年を通じて温暖で、日中の気温は30℃くらいまで上がります。でも、大会が行われる1月の朝晩は15℃くらいまで気温が下がるので過ごしやすく、雨は全く降りません。
個人的な意見になって恐縮ですが、気温や湿度だけで考えた場合、シンガポールマラソンやホノルルマラソンに比べて、ずっと走りやすいと感じました。
まずはエントリー。ムンバイマラソンの申し込みは半年前の7月から
2019年大会の場合、参加申し込みは2018年の7月頃には始まっていました。国内外を問わず、大きなマラソン大会の申し込みは、通常半年以上前には始まっており、早く申し込んだほうがエントリー費用が安くなる大会が多いです。
毎日がルーチンワークの日々を過ごしていると、半年後のスケジュールまで決めることなど、なかなかないですよね。でも、海外マラソンに関して言えば、大会スケジュールの決定や航空券予約との兼ね合いもあるため、1年くらい前から視野に入れておく必要があります。
また、TATAムンバイマラソンは日本事務局が開設されないことから、個人手配は公式ウェブサイトから直接エントリーすることになります。
インドで開催されるマラソン大会に申し込まれるような方であれば、それなりに海外への渡航歴もあるでしょうから、英語が全く出来ないという方は少ないはず。申し込みに際して、フルマラソンの自己ベストタイムの入力や顔写真のアップロードなどかなり多くの項目を入力することになりますが、案外何とかなるものです。
でも、実は英語よりも問題になるのはインターネットのブラウザーや大会事務局側のサーバーの問題です。これは、インドのビザを申請するときも苦労しますが、Google chromeからの申し込みでは、エラーが返されて途中から進めなくなりました。
何度かやり直してみましたが上手くいかず、結局はマイクロソフトEdge(旧インターネットエクスプローラー)から申し込みをすることで、何とか完了させることができました。
そう、エントリーだけでかなり手こずります。
なお、フルマラソンのエントリー費用は3,400インドルピー(税込み)です。日本円でおとそ5,500円くらいですので、海外マラソンの参加にしてはお値打ち価格です。経験上、国内外を問わずマラソンの参加費用に関しては、現地の物価と密接にリンクしている気がします。
今回は個人手配を基準にお話を進めていきますが、一部の旅行会社では募集型企画旅行(ツアー)がありますので、費用や時間に余裕がある方はこちらを利用されると安心で時間も節約できます。もちろん費用は個人手配に比べて数倍の負担があります。それでもラン友がたくさん出来ますし、観光もセットになっているので相応の価値があります。
さて、ウェブサイトからの申し込みで最後の決済まで完了すると、上記のようなメールが届き、申し込んだ内容の詳細が記されています。さらに領収書がPDFで添付されます。
英語が弱い私は、当日にこのプリントを持っていけば良いと勘違いしていましたが、そうではありません。
ムンバイマラソンの公式ウェブサイトから「プロカムスラム」のウェブサイトに移動し、そこから次のPDFをダウンロードします。
そう、これが現地の受付で必要になるドキュメントです。ここには受付場所となるEXPO会場の住所や受付時間も記載されています。
このドキュメントをスマホにスクリーンショットを撮っておいて、この画面とパスポートを現地で提示すると受付を完了できます。もちろんプリントしたものでも構いません。
航空券はエントリー以前から?早めに手配して、お得なチケットを入手したい!
参加を決めたら航空券を早めに手配しましょう。いまのところ、ムンバイマラソンは先着順なので、人気の大会にありがちな抽選による選出はありません。と言うことは、エントリー開始と同時期に申し込めば確実に参加権が得られます。ですから、参加する意思があるのであれば、航空券を先に手配しておいた方が賢明でしょう。
そういう私もANAの国際線特典航空券を事前に取っておいたので、時系列的には航空券の手配のほうが先でした。5月中旬に航空券を手配、7月下旬に大会エントリーといった具合です。
ムンバイへはANAの直行便が成田を往復していて大変便利ですが、香港やバンコクで乗換えをすれば、さらに割安な航空券も見つかると思います。
宿泊場所の予約はスタート地点から徒歩圏内にすべき
ムンバイマラソンは、フルマラソンとハーフマラソンとでスタート位置が異なります。フルマラソンはムンバイCST駅(以下CSMT)からスタートしてゴール地点も一緒。
そのためフルマラソンの参加者は、CSMTから徒歩圏内のホテルを予約するのが移動が楽なので好都合でしょう。
私が以前参加したシンガポールマラソンもクアラルンプールマラソンも同様でしたが、深夜集合の早朝スタートのため、外国人にとってはスタート地点への移動が容易ではないのです。また、女性なら深夜の一人歩きは不安ですよね。
宿の手配はアゴダやエクスペディア、Trip.comなど複数のサイトで検索し、最も好条件のところを抑えておくのがいいです。
ここで私の失敗談。Trip.comで予約した格安ホテルが、宿泊費を現地で決済する契約になっていました。チェックイン時にクレジットカードで支払いをしようとしたところ、現金のみしか受け付けず、やむを得ずホテルの従業員と両替に出かけることになりました。そう、私は空港で両替した最低限のインドルピーしか持ち合わせていなかったのです。
案内された両替商はあまりにもレートが悪くてダメ。ATMでのクレジットキャッシングも上手くいかず。たまたま通りかかった近所の旅行会社のボスが、比較的高いレートで両替に応じてくれました。でも1万円分ものインドルピーなんて、現地ではほとんど使わないので、デビットカードか5千円札、米ドル紙幣を持っておくべきだったと反省しました。
そこで、宿泊費の清算に関しては、予約時によく確認しておくといいと思います。
【重要】インドへの渡航はビザが必要
さて、出発前の準備で最後にやらないといけないのが、インドビザの申請です。渡航の1ヶ月前くらいに行うので、早めにエントリーすると失念する可能性があります。12月頃になったら忘れずに申請しましょう。
インドビザの申請は、3通りあります。
- 大使館や領事館で申請する方法
- e-VISA申請をする方法
- インド到着後にアライバルビザを申請する方法
アライバルビザは日本人と韓国人のみに有効な方法のようですが、カンボジアのアライバルビザほど取得が容易ではなさそうです。また、費用の負担額も最も大きいので、事前の取得をおすすめします。
都市部にお住まいの方であれば、大使館や領事館へ直接赴いて申請するのが容易です。でも、地方の方はなかなかそうはいきませんよね。そこでe-VISAの申請一択になります。
でも、オンラインで完結できるe-VISAが最も簡単かと言うと、必ずしもそうは言えないのです。実はこれがかなり厄介。実際に私もe-VISA申請をしましたが、
- 入力項目がとても多い(もちろんすべて英語)
- 申請画面が最後まで進まず、途中で打ち切られることが多い
実際に私も同じことを5回も入力して、やっと申請を完了することができました。申請だけで延べ4時間くらいかかりました。
システムの予期せぬフリーズに心が折れそうになりながらも、e-VISAの申請が完了するといよいよ決済画面に遷移し、申請費用を支払います。
支払いはクレジットカードもしくはPayPalでも可能です。25.89米ドルで、この時のレートでは2,990円でした。
数日後、メールが送られてきますので、そのメールをプリントしてイミグレーションでパスポートと一緒に入国審査官に渡します。
大会の詳細な情報は5日前くらい前にメールで届く
海外マラソンということで、大会の詳しい情報は早めに欲しいもの。コースマップはもちろんですが、給水やトイレなどの方法も。
でも、多くの大会では大会当日の1週間くらい前になって全容がわかり始めます。それもTwitterやFacebookでフォローしていてわかることも。
これ、ムンバイマラソンも同様です。
私が知りたかった情報は、受付場所の詳細と当日の手荷物預かりの有無、コース上の給水やトイレなどの情報。
来年以降に参加を検討される方のために、TATAムンバイマラソン2019のイベントハンドブックの一部を抜粋して添付します。下記をご覧ください。
海外マラソンって、何を持っていくの?
さて、準備の最後は持ち物です。海外マラソンと言えども、基本的には国内のレースと何ら変わりません。あえて1点あるとしたら、パスポートなどの貴重品がいつもより増えるところ。でも、セキュリティが万全のホテルに宿泊している方であれば、金庫に保管しておけば心配ないでしょう。
今回私は、リュックに荷物を詰め込んで約4kgの荷物で出かけました。理由は、新千歳→成田→バンコクのフライトがバニラエアとエアアジアXのため、LCCの機内持ち込み手荷物の制限重量である7kg未満にしたかったからです。
旅慣れしていないと、どうやって荷物を減らすのかが難しいと聞きますが、これは経験を積んで減らしていくしかありません。
ちなみに、私の持ち物リストは次の通りです。
持ち物 |
アネロのリュック(普段から使っているのでおススメ) |
ノースフェイスのトレランリュック10リットル(レース時のみ使用) |
パスポート、財布3個、クレカ(ATMキャッシング用) |
ドキュメント類、プライオリティパス、1ドル紙幣数枚、タイバーツ |
スマホ2台、ガラケー、ポケットWiFi、USB端子4個付き充電器 |
一眼レフ+電池3個、コンデジ+電池2個 |
着替え3日分、歯ブラシ、アイマスク、シュラフカバー(空港野宿用) |
下痢止め、絆創膏(乳首擦れ予防)、風邪薬、ティッシュ |
ランニングキャップ、ソックス、ゲイター、ハーフパンツ、ジャージ |
ゼッケンホルダー、パフューム、タオル1枚 |
これまでの旅行で、持っているだけで使わなかったものはありますが、持って行かなくて後悔した物はほとんどありません。
また、出国時より帰国時の方が必ず荷物が増えるので、家を出発する時の持ち物は最小限にすべきです。人間が住んでいる場所に行くのですから、もし困っても生活に必要な物はたいてい現地で購入できます。
現地に着いたらホテルのチェックインと大会の受付を済ませよう
さあ、準備が整ったらいよいよ出国。日本から西行きの長いフライト時間、3時間30分の時差(これが分かりずらい!)、イミグレの緊張感、空港を出た瞬間のインドの臭い、カオスという言葉が相応しいような街並み、それらにいちいち驚いたり興奮しながら、まずは受付会場へ向かいます。もちろんホテルへのチェックインが先でも構いませんが、受付会場は比較的空港から近いですよ。
大会受付会場は交通の便がちょっと悪い場所にある!?
規模の大きなマラソン大会では、前日までに受付を完了させるパターンが多いのですが、これはTATAムンバイマラソンも同様です。
多くの場合は受付にEXPO会場を併設するため、キャパが大きなコンベンションセンターなどで行われることが多いです。そのため、公共交通機関との相性も良く、通常はアクセスに困ることはありません。
ところが、ムンバイマラソンではちょっと異なります。
会場は空港から3kmほど南に離れたところにあり、ミティ側西岸のアメリカ領事館や行政機関などがある一帯です。
空港からオートリキシャで真っ直ぐ向かうか、近郊鉄道のKurla駅またはBandra Terminusからオートリキシャあるいは徒歩で向かいます。
私はKurla駅から受付会場まで徒歩で往復しましたが、案外距離があるものです。空港からダイレクトに行かれる方は、きっと荷物がネックになるでしょう。
正確な場所をプロットできませんが、おおよそ下の地図の場所が受付会場です。
ミティ川の西岸と東岸では街の風景が一変します。ミティ川は汚れが目立ち、インドに来たという実感がするでしょう。
さて、EXPO会場の様子です。普通は最初に受付があり、その後にEXPO会場という流れが一般的ですが、ムンバイマラソンは一番最後に受付があって、再びEXPO会場を戻るワンウェイの動線。
会場に入るにはX線検査機で手荷物検査を受けます。案外セキュリティが厳重かも。
受付では前述のとおり、スマホのスクリーンショットとパスポートを提示してナンバーカードの交付を受けます。
その後はナンバーカード(ウェブサイトの日本語訳では「よだれかけ」)の裏に貼られたチップの動作確認を済ませ、フルマラソン参加者はランニングシャツを受領します。
それぞれ場所が異なるので、特にランニングシャツの受領を忘れないようにしましょうね。
受け取った物は全部で5つ、次の通りです。
- ナンバーカードと安全ピン
- A5サイズのパンフレット(ダウンロードしたPDFと同じもの)
- ランニングシャツ(フルマラソン参加者のみ)
- ヘアターバン
- 簡易リュック
これらとは別に、給水等の場所を記したペーパーと目標タイムとペース配分の一覧が書かれたペーパーも貰えます。
どちらも腕に巻いたり、ポーチに付けたりできるようなサイズなのが嬉しいですよね。
受付を済ませたら当日の朝食を調達しよう
次にマラソン当日の朝食についてお話します。
朝食付きのホテルであっても、深夜・早朝出発の場合は通常食事の提供は受けらないもの。そこで前日に買い出をしておく必要があります。海外マラソンに参加していつも感じることは、日本はコンビニが多くて食料の調達がしやすいので本当に便利だということ。
それでも海外の多くの都市でもコンビニやパン屋さんなどはそれなりにあります。ところがムンバイは違う様子。CSMT周辺はコンビニどころかスーパーも皆無なので、食事の調達に結構困ります。
ムンバイに前日入りするのであれば、日本出国前や途中寄港地で調達しておくという選択肢もあるでしょう。私はこの辺の読みが甘く、CSMT付近で偶然見つけたケーキ屋さんでパンを2つ購入。カレーパンでないのをよく確認し、2つで24インドルピーをお支払い。キヨスクみたいなお店で水1リットル、スプライト1本、チョコバー1本で90インドルピーでそれぞれ購入してホテルへ帰りました。
CSMT付近にはマクドナルドもありますが、バンズがパサパサして美味しくないですし、前日に購入したハンバーガーをレース前に食べるのはちょっとお勧めできません。
当日朝、スタート会場までの移動はどうする?
ムンバイの近郊鉄道は朝の4時台から動いていて、駅構内はすでに人が大勢います。もちろんこの日はランナーの姿も多く、駅を挟んで反対側のスタート会場へ向けて続々とランナーたちが集まっていきます。
会場にはゲートがあり、セキュリティチェックもあるので、人の流れについて行けば会場入口までたどり着くことが出来ます。
SCMT付近に宿泊できた方ならこれでいいのですが、徒歩圏内のホテルに宿泊できなかった場合はどうしたらよいでしょうか?
ホテルからタクシーやオートリキシャでCSMTへ向かうのも出来るでしょうが、臨時運行される近郊鉄道を利用するのも選択肢になり得ます。
下記は、マラソン事務局から発信された当日朝の特別列車の運行スケジュールです。
よっぽど現地の地理に明るい方でもなければ分りずらいかと思いますが、要約すると、
- [セントラルライン]Kalyan駅3:00発→ムンバイCST駅4:30着
- [ハーバーライン]Panvel駅3:10発→ムンバイCST駅4:30着
- [ウェスタンライン]Virar駅2:45発→チャーチゲート駅4:23着
- [ウェスタンライン]Virar駅3:05発→チャーチゲート駅4:43着
という列車が運行されるということです。これらの駅の最寄りに宿泊していれば、近郊鉄道での移動も可能ということになります。
ただ、朝は少しでもゆとりが欲しいもの。やっぱりスタート地点まで徒歩で移動できるほうがいいですよね。
下図に赤丸を付けた駅が始発駅になります。
手荷物預り所が開設されるので、手荷物があっても大丈夫
ムンバイマラソンでは、スタート前に手荷物を預かってもらうことが出来ます。着替えやタオル、シューズなどはもちろん、何らかの理由でホテルに荷物を預けれられない場合には有効です。
専用の袋に入れて預けるわけではないので、重量や大きさなどの指定もありません。裏を返せば、管理がずさんな可能性も否定できず、紛失や盗難のリスクもあります。
なお、大会事務局では次のような注意喚起をしています。
フルマラソンの出走時間は、夜明け前の5時30分
スタート会場にはゲートがあって、最初の入場時にセキュリティチェックを受けて敷地内に入ります。
ここの入場締め切り時刻が5時10分でランナーはそれまでに集合しないとならないという決まりになっています。
いっぽう、敷地内では4時15分頃からアシックス主催によるウォーミングアップの催しが行われますので、参加者達と一緒にエクササイズで盛り上がりましょう。その後、5時頃からスタート位置に向けて移動が始まります。
会場の敷地内には、トイレ、給水(プラスチックゴミ削減のため、自分のペットボトルにサーバーから補充するタイプ)、手荷物預り所、ゴミステーションなどが分散されています。
男性用のトイレは個別の仮設トイレの他に、4人が向かい合って用を足すタイプが設置されていますので、回転が早くて混雑しません。女性は個別ブースの仮設トイレです。
会場は土のグラウンドみたいなところなので、全体的に足元が悪くて薄暗いのが難点です。
他のマラソン大会のように、出走の30分くらい前から盛大に盛り上げるようなパフォーマンスはほとんどないので、5時に現地入りしてトイレを済ませたらスタート位置に移動するくらいで十分でしょう。
ゆっくりと流れに沿って移動していくと、CSMTのライトアップが近くに見えてきて、いつの間にか出走していた、なんてイメージのスタートになります。
こんな感じでぞろぞろと歩いて行くと、いつの間にかスタートラインに到着して走り始めます。
ホノルル、クアラルンプール、シンガポールなどのマラソンと同じで、夜明け前にスタートしてしばらく夜道を走ります。
走り始めて10kmも経たないうちからハーフマラソンの参加者たちとすれ違い始めます。ハーフマラソンとはスタート位置が異なるのがその理由です。
走るペースにもよりますが、彼らとは15km地点のシーリンク付近まで対向車線を向かい合いながら走ります。
この時間帯はまだ気温が低めで20℃台の前半です。海が近いためか空気に若干の湿気があり、路面も少々濡れていました。
給水、補給食、トイレの心配はまったく必要ありません
意外に感じるかもしれませんが、大会スポンサーのおかげで補給食と給水には全く困りませんでした。
給水は紙コップではなく、250㏄のペットボトルに入ったミネラルウォーターが渡されます。それとフルーツジュースも頻繁に貰うことが出来ます。
補給食も、バナナやオレンジ、スナックバーなどが豊富。道路わきの露店や商店に立ち寄って購入してもおそらく問題ないでしょう。
トイレの数はやや少なめですが、個別ブースが用意されておりペーパーも完備していました。インドでのマラソンと言うことで過剰に心配される方もいるかもしれませんが、他の海外マラソンとほぼ遜色ありません。
ムンバイマラソンは人とのふれあいが多いのが一番の魅力!
この大会の良いところの一つに、沿道を埋め尽くす人たちとの触れあいが挙げられます。みなとても好意的で明るく、一緒に写真を取ってくれたり、ハイタッチで元気を貰ったりと、本当に来てよかったなと感じる瞬間がたくさんあります。
特に20km地点付近からは貧困層が多く暮らしていると思われる地域を走りますが、満面の笑みを浮かべたたくさんの子供たちと、手と手をタッチして市民マラソンの大きな魅力を感じることができます。
沿道の人たちと、気軽にセルフィできるのもこの大会の魅力。
子供たちとハイタッチ。記念撮影も快く応じてくれました。
15km地点からのシーリンク。ちょっと前まで両脇の景色はスラムのようだったのに一変する景色。シーリンクを走るランナーたちと、霞む高層ビル群、そして日の出のシーン。
こうした変化に飛んだ街並みの中を駆け抜けられるのが、ムンバイマラソンの魅力の一つです。
完走後から解散までは、一般的なマラソン大会と一緒
どのマラソン大会でも一緒ですが、ゴール後はメダルや補給食を貰ってそのまま解散という流れです。TATAムンバイマラソン2019のゴール後の流れは次の通りです。
- ゴール後すぐに記念のフィニッシャータオルを貰う
- 500㏄のミネラルウォーターを1本貰う
- 移動して完走メダルを貰う
- バナナ、ジュース、スナックバー、お菓子が入った手提げ袋も貰う
- 手荷物を預けて入れば受け取って解散(記念撮影等は自由)
動線に沿って歩いていくだけで大丈夫です。でもホテルへ帰るまでの余力は残しておきましょう。
フィニッシャータオルはかなりのボリューム。帰国時のお荷物に
お菓子やバナナ、ジュースも貰えます。貧しい子供たちにあげました
そこら中にゴミが散らばっているところがインドらしい風景
完走メダルは2つセットになっています。理由は調べてくださいね
さて、いかがでしたか?ムンバイマラソンの魅力を多くの人に伝え、ぜひ参加していただきたいと思い、この記事を書きました。ここまで詳しく書いているブログはあまりないと思うので、きっと参考になるかと思います。
初めて海外マラソンに参加するのであれば、韓国のソウル国際マラソンを私はおすすめしますが、今まで出場した大会の中ではこのムンバイマラソンが一番印象に残っています。ご興味があれば、ぜひ参加を検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。