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韓国旅行記|新千歳からピーチでソウル旅行

 

先週末に訪れた韓国の旅行記です。

 

新千歳へようこそ!ピーチソウル線

ピーチ新千歳

 

2019年は今のところ5回の訪韓旅行が決まっており、今回はそのうちの2回目。定例となった3月のソウルマラソンの他は、エアプサンのセールで購入した3回分のフライト。6月、7月の大邱、10月の釜山、それと今回のピーチ初便。

 

新千歳空港は所詮地方の空港に過ぎないものの、外国人観光客にとって北海道は人気の観光地のようなので、就航しているLCCが増加傾向。特に日韓路線は供給が多く、ソウルのみならず釜山や大邱、最近は清州からのフライトもあるみたい。セールも頻繁に行われていて、最近ではイースタージェットが新千歳ー清州往復すべてコミ7,250円なんてチケットも!もはやジェットスターで成田往復するよりも安いじゃないですか。1月にエアプサンで購入した3回分の韓国往復チケットも、平均して往復1万2千円くらい。韓国にはチムジルバンがあるので宿泊は格安でイケるし、ゲストハウスだって快適。日本より物価が高い側面もあるけれど、滞在中の交通費は安いので、全部で2万円程度で2泊3日の韓国旅行が出来ちゃいます。

 

ピーチ新千歳仁川初便

 

で、発売初日に購入したピーチ初便のチケット。後日、セールで1,990円で売られていてちょっと涙、、、22時出発の1時10分到着なので人気がないのでしょうか。やはり初便は何としても満席で盛り上げたいという意向が感じられます。うん、でも初便に乗りたかったからいいの。ピーチを応援したいし。

 

新千歳ではテレビ関係の取材はもちろん、ウェブサイトの取材も多いなか、社長さんやCAさんとハイタッチをして機内へ。初便の特典はオリジナルグッズも貰えて幸せな気持ちなります。

 

ソウル到着後は、取材陣はそのまま折り返して帰るみたいですが、私は1泊3日の予定。ソウルは残念ながら雨。そのまま空港のベンチで一夜を明かします。普段は地方中小企業で普通の会社員のフリをしていますが、OFFになるとすぐに学生バックパッカーモードにスイッチが切り替わります。 

 

4月下旬なのに雨が降って寒い。どこへ行く?水原華城

 

2時間くらい仮眠をとって目が覚めると4時30分。周りもガヤガヤし始めてきたので、そろそろ起きることにします。空港は出発便が朝早くから動き始めるから。オッサンがいつまでも寝ているとただの迷惑ですからね。

 

さて、空港鉄道の始発時間に近いので出発。外は雨も降っているし、こんな朝から営業している商業施設も無いので、移動に時間がかかり、朝からでも楽しめそうな世界遺産の水原華城に行ってみることにします。

 

ソウル訪問は5回目ですが、実は主要な観光地へはほとんど足を運んでいません。しかもいつも無計画に訪韓するので、前日くらいに行きたい場所をピックアップする程度。

 

コンビニ飯

 

さて約1時間30分かけて、空港鉄道ソウルメトロ1号線を乗り継ぎ水原駅へ。時刻は7時過ぎ。まずは駅構内のコンビニで腹ごしらえ。韓国のコンビニは、どんなに店舗が小さくても必ずイートインスペースがあるので店内で食事ができます。結構、カップラーメンを食べている人もいますが、私はサンドイッチ派。 

 

水原駅

 

駅を出るとそこはローカルな繁華街。水原華城へはここからバスやタクシーで行くのが普通ですが、2km程度の距離なので歩いて行くことにします。出勤途中の会社員や通学途中の学生が多く、韓国と日本は似たような雰囲気。今日からでも暮らせそう。

 

徒歩で水原華城へ向かうには、9番出口から外へ出て、駅前通りを真っ直ぐに歩きます。韓国では日本語の案内板が溢れていますが、地名をカタカナで表示してあることが多いため、意外と分かりずらいかも。簡体字と日本の漢字の併記のほうが分かりやすいと思うのは私だけ?

 

八達門

 

そしてまず向かったところが八達門。通常はここから反時計回りに歩き始めるとのこと。華城とは言っても城壁や門が点在しているだけで、その中には現代の街並みが広がって雑多な印象。

 

雨は上がったものの、とにかく寒くて吐く息が白いくらい。今日は北海道も季節外れの雪予報みたい。

 

ここから城壁の上に登って朝の散歩道を歩いて行きましょう。 

 

水原華城

 

変わり映えしない景観と、どんよりした天気も手伝って飽きてきますが、とりあえず華虹門まで歩くことに。おそらく見どころは長安門華西門など西側一帯なのでしょうが、気分が乗らないのでまた次回にしましょう。

 

ちなみにチケット売り場があって、敷地内では拝観料がかかるみたい。

 

定番、明洞餃子でカルグッス

明洞

 

水原駅を7時30分頃に出発し、戻ってきたのは11時過ぎ。寝不足なのに朝から結構歩いて少々疲労気味。午後は三角地にある戦争記念館に行こうと決めて、まずは明洞のいつものお店、明洞餃子でお昼ご飯。ここ3年半のうちに5回も来ているけれど、それなのにいつもお店を探すという有り様。メニューは3種類しかないけれど、カルグッス4回、ビビングッス1回、マンドゥは未だに食べたことがない。

 

一緒に付いてくるキムチが辛くていつも胃が痛くなる。全部食べるとおかわりを継ぎ足しに来るので、断固拒否する私。牛角のキムチの方がずっとうまい。

 

そうれにしても平日の昼だから?まあ、人通りが少ない。

 

三角地の戦争記念館は、多くの人に訪れて貰いたい

戦争記念館

 

私は20代から30代にかけて陸上自衛隊に9年間在籍していたので、こういう施設には生涯ずっと興味があり続けます。単なるミリタリーオタクな視点も持っているし、右側の視点も。それでいて、ある程度軍事の専門的な見地からも見ることが出来ます。

 

今回は再訪。ここは入館無料で見学でき、しかも街の中心部に位置しているので、雨が降って予定していた場所へ行けない時には、程よい時間つぶしになります。

 

戦争記念館

 

3階層に分かれた大きな屋内展示スペースでは、資料や映像を通じて、朝鮮半島の歴史を時系列で知ることが出来ます。

 

北朝鮮のミサイル問題、拉致の問題は盛んにマスメディアで報じられていますが、一方で、そもそも隣の国がなぜ分断したのか、第2次大戦終結後、朝鮮半島で戦争が起きたことすら知らない人もいるでしょう。そんな人が概要を学ぶ機会になります。若い世代だけではなく、私のような第二次ベビーブーマーより上の世代も。韓国ドラマばかり見ている場合ではありません。

 

戦争記念館

 

韓国は本当に日本を嫌っているの?だとしたら、理由を考えたことがあるでしょうか?観光だけでは現地の人たちとは交流できないもの。こういう展示を通じて、何かヒントが得られるかも。

 

それと、どんな人が見学しているのか観察してみるのも面白いかも。兵役に就いている若い軍人とそのガールフレンド、在韓米軍と思われる軍人とその家族、欧米の老夫婦や東南アジアの若い富裕層、社会科教育の一環と思われる子供たちなど。

 

K1戦車

 

屋外にはすでに退役した大型の装備品を中心に展示されています。子供連れなら、記念館の中に入らなくても、屋外で楽しめるでしょう。

 

南大門市場で豚足を食べてみる

南大門

 

メトロ4号線、ソウル駅明洞の間にある会賢南大門市場があるところです。ここも毎回のようにブラっと訪れるのですが、今回は単純に豚足が食べたくて立ち寄りました。

 

豚足のお店は明洞の屋台では見かけません。南大門市場では何店か軒を連ねていますので、適当なお店でアジュンマに注文してみることに。

 

豚足

 

見た目は美味しそうなんですが、実際は味も食感もイマイチかな~。加熱直後のとろける感じがないからでしょうか。煮豚だって加熱調理した直後と、冷やしてスライスした後では全く異なりますからね。ここは、次回店内でお酒を飲みながら食べてみることにしましょう。

 

東大門焼き魚横丁の焼き魚が美味そう!

鐘路シンジン市場

 

ソウルマラソンでは清渓川沿いに毎回走るのですが、そのときに東大門市場を通過します。ちょっと気になっていたので、立ち寄ってみることに。

 

事前の情報が何も無いままブラブラしていると、食の勘が働いて足が向かったところにやっぱり市場が。ここ、鐘路シンジン市場というのだそう。更に何やら気になって入った路地が、タッカンマリ横丁焼き魚横丁

 

焼き魚横丁

 

めちゃめちゃいい匂いがするじゃないですか。気軽にブラっと入って魚をつまんで一杯やるには最高!日本では一人で居酒屋に行く習慣はないけれど(自宅では毎日居酒屋モード)、海外では常に飲んでいる感じ。

 

でも、ホーチミンで酔ってスマホを無くしてから、ちょっと自粛気味だったりして。今日みたいに徹夜に近い状態で行動し続けたときは危ないし。

 

シロアムサウナに行ってひとっ風呂浴びてから飲むことにしよう。

 

東大門登山用品通り

 

ちなみに鐘路シンジン市場を挟んで、タッカンマリ横丁の反対側にあるのが東大門登山用品通り。最寄りの駅は地下鉄1号線鐘路5街

 

ここには翌日にちょっとだけ寄ってみました。韓国ブランドのウェアを1着買いたかったけれど、カラーがイマイチ。男性は寒色系、女性は暖色系とハッキリ分かれている印象で、暖色系が好みの私としては、欲しいものがほとんどなかった感じ。

 

ソウルの定宿シロアムサウナ

シロアムサウナ

 

ソウルではいろいろなチムジルバンを利用して、今後もブログで紹介して行こうと思っています。でも、今回は1泊だけで疲れていることもあって、勝手知ったるシロアムサウナへ。詳しくは下記のエントリーから。

 

シロアムサウナ|ソウル駅至近で仮眠もできる格安チムジルバンの使い方

 

韓国ではJCBカードが使えるので、今回のお支払いもLINE Payカードで。料金は17,000ウォンですが、デビットカードだと1,719円だったので、ちょっとだけレートが悪いみたい。でもPayトク期間中だし、ポイントも付きますからね。

 

シロアムサウナ

 

番台のおっちゃんに「また来たで~、ブログでしっかり紹介してますねん」的な感じで常連客を装ってみるものの、いつも渡されるロッカーキーの番号が番台の近くなので、日本人だと見抜かれているのかも。

 

ロッカーでスッポンポンになって、地下の風呂へ。熱い風呂が好きなので42℃のヨモギ風呂に長い時間入っていたら、めまいがして水風呂の3歩手前で卒倒しそうに。かろうじてセーフ。

 

ここの水風呂は22℃と温め。3分くらいは平気で入っていられて、結構気持ちがいい。

 

汗蒸幕

 

脱衣所でビールを飲んで、翌朝5時まで仮眠室で爆睡。出発前に汗蒸幕に。シロアムサウナは4回目だけど、汗蒸幕は初めて利用。

 

何だこりゃ。足や背中につぶつぶした石が刺激して、めちゃめちゃ気持ちいい!

 

これは今まで体験しなかったのが勿体無かったかも。

 

北漢山へ再び。

北漢山

 

翌日は快晴!ソウル駅のコインロッカーに不要な荷物を押し込めて、まだ新しいライトレールのUI牛耳新設北漢山に登ります。ソウルの地下鉄は、どの駅にもコインロッカーがあるので便利。宿がなくても、荷物をデポして1日中観光することができます。

 

ライトレール終着の北漢山牛耳駅の2番出口を出ると、青い空とインスボン白雲台がくっきりと見えてテンションが上がります。こちらからのルートは初めて。

 

北漢山牛耳

 

桜は終わりかけだったけれど、朝鮮半島の自然も美しいという発見があったのが今回の収穫。日韓関係が最悪の状況ですが、旅人はマスメディアからの偏った情報に影響されることなく、自分の目で見たありのままの姿を想い出に残したい。

 

ちなみに2015年からテレビを持たない生活をしている私。新聞も読まないので、生活の情報源は基本的にインターネットから。

 

このルートのレビューは、後日別のエントリーで詳細を書くことにします。

 

CU

 

下山後はバスに乗る前にCUの軒先で美味しいビール。新参のKloudは私好み。プリングルスの緑缶も大好物。はい、これで今日の昼食はおしまい。

 

松島新都市の夜景が見たくて

松島新都市

 

松島新都市は、ソウルを訪れる人にはA級のスポットではないけれど、映像はインスタなどで有名かと思います。

 

ガイドブックではあまりお目にかからないけれど、SNSやブログでは紹介されているスポットって案外あるもの。

 

松島新都市

 

松島新都市仁川市にあるので、ソウル駅からだと移動に約1時間30分ほどかかります。したがって夜に出かけて夜景を見て、再びソウルに戻るのは大変。空港からダイレクトに行くか、帰りに立ち寄るかというパターンが理想。今回はピーチの出発が夜中なので、帰り際に立ち寄ることに。

 

アクセスは空港鉄道桂陽駅まで行き、ここで仁川メトロ1号線に乗り換えてセントラルパーク駅へ。下車後は駅の3番出口を出るとすぐです。

 

 

松島新都市

 

注意点は寒いこと。基本的に6月から9月くらいまでは夜でも大丈夫でしょうが、それ以外の季節はしっかりとした防寒対策をしないと、長い時間楽しむことはできないかも。

 

 

深夜便のショートトリップは正直言って辛い

仁川国際空港

 

22時過ぎに仁川国際空港へ到着。ピーチの新千歳行きフライトは2時40分出発予定。0時10分までカウンターが開かないので、それまでCUの前のベンチで仮眠。

 

カウンターが開いたら出国手続きを済ませて、プライオリティパススカイハブラウンジへ。この時間に空いているのは第1ターミナル11番ゲートの4階フロアのところだけみたい。

 

スカイハブラウンジ

 

セルフでビビンパを作ったり、プルコギを食べることもできたりするスカイハブラウンジですが、残念ながらブッフェには何もなく、ポテトサラダとカップラーメン、紙コップでビールを飲んでお終い。インチョンではいつもの楽しみだけにちょっと残念。

 

ピーチ

 

札幌行きのフライトは、就航後まだ3日目ということもあってガラガラ。自分はこれからもたくさん乗る予定なので、デイリーで飛び続けてくれるように応援したい。

 

日韓路線は3時間未満のフライトなので、正直なところ深夜便はまとまった睡眠が取れなくて辛い。到着後にいろいろな問題点があるのだけれど、0泊2日の日帰り旅行が可能になったのは、ピーチと新千歳空港の功績が大きいと思う。この辺は、別の記事で紹介済みなのでご覧いただければと思う。

 

【ピーチ初便】札幌(新千歳)-ソウル(仁川)線|こんな人にはやや不向き?いろいろな課題を教えます

 

ピーチ

 

モルゲンロートの樽前山とバックの羊蹄山、道央圏のほとんどの山々を見渡せたのは嬉しかった。苫小牧や千歳の街も雲海の下。なかなか見られる景色ではないですよ。