空沼岳(万計沼・真簾沼)登山がお手軽|登山口までバスでアクセス可能でとっても楽チン

空沼岳山頂

 

こんにちは!コモ子@やまたび北海道(@ComocoHk)です。

 

今日は札幌市にある空沼岳の話題。

 

いつもはクルマに乗って出かける人が多いと思いますが、空沼岳の登山口へはバス1本で行けるんです。

 

バスの始発は地下鉄南北線「真駒内」駅から。しかも僅か29分で到着なんですよ。

 

この記事ではバスを利用して登山口へ行く方法と、空沼岳登山の良いところを簡単に説明していきます。

 

空沼登山口行きは、地下鉄南北線真駒内駅のりば2番から

地下鉄真駒内駅

 

バスに乗るには、地下鉄南北線「真駒内」駅の2番のりばから。

 

「真101 空沼二股・空沼登山口」行きに乗って終点で下りれば登山口がすぐ近くです。

 

ただし、すべてのバスが登山口まで行くわけではありません。しかも季節運行で曜日も限られるので、夏山登山シーズン限定ということになります。

 

多くのバスは、一つ手前の空沼二股停留所が終点となっているものの、登山口まではせいぜい30分程度しか歩かないので、たいしたことはありません。

 

詳しくは北海道中央バスのウェブサイトでご確認ください。

 

2019年のダイヤはこちら

 

2番のりばの場所は駅を背にして左側。かなり奥のほうにあります。

 

手前にはバス専用の待合室があり、ベンチと自販機、トイレもありますよ。駅構内はコンビニもあるので、出発前の買い物にも便利。

 

 

空沼岳のココが良い

 

ここで、空沼岳に登ったことがないという方に向けて、まずは良いところを挙げていきます。

 

あくまでも私の意見なので、参考まで。

 

1.万計沼と真簾沼が楽しい

万計沼

 

空沼岳は市民に昔から親しまれているハイキングコースです。中腹には万計沼と真簾沼があり、畔でゆっくり過ごすような楽しみ方もあるでしょう。

 

万計沼はコースの中間くらいにあり、登山道沿いに流れる万計沢の源。

 

ここには万計山荘があり、静かで心地良いので一休みをするのに最適です。周囲が森で囲まれているので、ガスがかかるとちょっと暗くなります。

 

真簾沼

 

いっぽう、真簾沼は木々が畔まで迫っていないので明るく感じるでしょう。

 

万計沼で長時間の休憩をしてしまうと、ここまでの距離が短いために素通りしてしまうかもしれませんが、その場合は帰りに寄ってみましょう。

 

山頂まで行かなくても、ここを目的地にしても良いくらい爽やかですよ。

 

2.急登がほとんどなく、全体的に緩やか

 

空沼岳の登山道は全体的に傾斜が緩やかです。真簾沼を過ぎた直後など、一部に急登があるものの、息切れしながら登るようなきつい場所はほとんどありません。

 

バス停を出発して登山口を過ぎ、川を渡る直前までの区間は林道が主体。歩きやすく、カラダを温めながらのウォーミングアップに最適です。

 

そこから万計沼までは徐々に高度を上げていくイメージ。

 

3.道迷いの心配がほとんどない

空沼岳登山道

 

山歩きの経験が少ない人が単独で山に入るとき、道迷いの心配をされるかもしれません。

 

でも大丈夫。空沼岳の登山道は山頂まで一本道で、稜線上の縦走路意外に分岐点がありません。また、比較的入山者が多いので、人が少なくて不安になるようなこともないでしょう。

 

ただし、まだ雪が残る5月のゴールデンウィーク頃あたりまでは要注意。万計沼からしばらく平坦な地形が続くため、それなりの経験が必要です。

 

4.山頂からの眺めが良い

空沼岳

 

山頂からの眺めは頑張ったご褒美。市街地から見上げると分かる通り、空沼岳は山々の中間に位置しているため、札幌岳へ続く稜線、支笏湖方面へと続く稜線を眺めることが出来ます。

 

遠くには恵庭岳、天気が良ければ羊蹄山まで見渡すこともできます。

 

札幌岳から見た景色は下記の記事にて。

札幌岳(冷水コース)|雲海に浮かぶ羊蹄山や恵庭岳、ニセコアンヌプリの景色

 

バスの始発で出発した場合、山頂到着は午前11時を過ぎているかと思います。夏だと日中の気温が上がって景色が霞んで見えるかもしれません。そこで、9月に入って朝晩が冷えむ時期がおすすめです。

 

空沼岳のココがちょっとマイナスポイント

 

でもすべてが良いところばかりではありません。ちょっとここはイヤだな、と思う点もありますので、こちらもご紹介します。

 

1.渡渉があり、泥んこになるかも

空沼岳登山道

 

山歩きを始めたばかりの人にとって、川の渡渉ってちょっと不安ですよね。

 

登山口から万計沼までの区間は、沢沿いに道が付けられています。そのため、数か所で川を渡る場面があります。入山ポストがある登山口を過ぎてすぐの渡渉点が最も川幅が広いところ。でもそれ以外は数歩歩けば大丈夫なくらいです。

 

ただし、しばらく雨が続いた後などは水の勢いが激しいので、ちょっと心配になるかも。ストックでバランスを取りながら慎重に通過しましょう。

 

 

 

 

それと泥んこになる可能性について。

 

特に万計沼からしばらくの間は平坦な地形が続き、ここは水はけがあまりよくありません。

 

そのため土が乾燥していることがあまりなく、どうしても靴を汚してしまいがち。「せっかくここまで気を使って歩いてきたのに、汚れてしまった」という人も少なくないかと思います。

 

でも、下山後に川の流れで泥の汚れを落とすことができるので、気にしないで歩いたほうがいいですよ。ズボンを汚したくない人は、スパッツを付ければかなり効果的。

 

夏場にスパッツを付けると暑いのが難点ですけど、ストックとスパッツがあれば渡渉や泥汚れの心配が少なくなりますよ。

 

2.歩く距離が長め

 

傾斜が緩やかで歩きやすいというメリットは、逆の言い方をすれば距離が長くなるということ。片道の距離はおよそ8km。

 

空沼岳には中間に万計沼や真簾沼もあるので、必ずしも山頂まで行かなくても満足できるはず。体力や体調と相談して途中で引き返すのことも選択肢に入れておけば、楽しく歩けると思います。 

 

以上、バスで空沼岳に行く方法と、空沼岳登山のポイントを簡単に説明してみました。

 

週末にドニチカきっぷを利用すれば、エコで気軽にハイキングを楽しめますので、みなさんも空沼岳を訪れてみませんか?

 

空沼岳の詳細は北海道夏山ガイド①道央の山々でご確認ください。