今日の話題は2019台北マラソン。12月15日、ハーフマラソンに参加してきましたので、その様子をお伝えします。
なお、エントリーについては下記の記事をご覧ください。
台北マラソンのエントリー|確実に参加するならRUNNETがおすすめ
受付とEXPO会場は圓山の臺北花博爭艷館
台北マラソンのスタートとゴール地点は、台北101がある市政府周辺。でも、受付会場は圓山にある臺北花博爭艷館(台北フラワーEXPO)。
敷地内には、台北花博公園や中山親子館などが併設されているので、週末は家族連れでとても混雑します。
台北マラソン2019、受付最終日の土曜日、この日は花博農民市集というイベントも行われていて、多くの人で賑わっていました。
土曜日正午の受付は30分待ちの行列
私が訪れたのは、土曜日のちょうど正午過ぎ。
EXPO会場全体がとても賑わっていて、受付待ちのランナーたちの行列が出来ていました。全部で13か所ある受付ブースはフル稼働でしたが、私が列に並び始めてから受付が完了するまで30分はかかったかな。
過去に参加したマラソン大会で、これほどまで待ち時間が長かったのは初めて。待っている方はもちろん大変ですが、ピークの終わりが見えない受付業務を繰り返すスタッフはもっと大変。彼らには心から感謝です。
さて、受付完了後はEXPO会場を楽しんでみることに。
まずは各地のマラソンイベントを紹介するコーナーから。
会場全体に点在する専用ブースでは、来月行われるスタンダードチャータード台北マラソンをはじめ、台湾や中国本土、日本など20以上のイベントが紹介されていました。
その中でも、2020年3月に開催される静岡マラソンのブースが、多くの方から注目されていた様子。
台湾でも人気の小丸子(ちびまる子ちゃん)のPOPやぬいぐるみが目を引きます。
私が海外マラソンをおすすめしているように、国外のランナーもぜひ日本のマラソンイベントに参加して欲しいですよね。
マラソンのEXPO会場としては規模が大きいほうで、公式グッズの販売コーナーや多くの講師による説明が行われる舞台、その他にも合計70くらいの出展ブースがありました。
今回のレース、参加の記念品はアディダスの帽子。そのためでしょうか、公式で販売されているTシャツを購入する方の姿も多い印象でした。
Tabioさんのブースでは、台北マラソン限定モデルが販売されていて、こちらも人気。ブルーとピンクのラインナップで、2つ購入すると100元、3つ購入すると150元お得になるキャンペーンも。
そんな私も2017年のホノルルマラソンから、Tabioさんの靴下を愛用中。しっかりとした作りで、レースでは必ず使用しています。
ホノルルマラソンの参加費ってどのくらい?私の費用を公開します
ナンバーカードは種目と男女別に色分けされていて、フルマラソンはブルーとパープル、ハーフマラソンはグリーンとオレンジ。大会当日に手荷物を預けるときなど、視覚的に分かりやすくていいですよね。
キットの中にはシリコン製の水杯も。レース中の給水で、紙コップを使わないエコな取り組み。これからの標準になればいいかな。
2019台北マラソン当日の様子
さて、大会当日の朝。先月走った2019バンコクマラソンでは、深夜2時出走だったので寝不足状態でしたが、今回はいつもの生活とほぼ一緒。
バンコクマラソンにエントリーしよう!2019年大会の様子を詳しくお伝えします
台北マラソンでは、フルマラソンの出走時刻が6時30分、ハーフマラソンの出走時刻が7時となっています。MRTの始発時間も、いつもより40分ほど早めの5時20分頃。これはとてもありがたいですよね。
香港マラソンやクアラルンプールマラソンでも公共交通機関の始発前倒し対応があり、日曜の朝早くからお仕事をされている地下鉄関係者の方々に感謝です。
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海外マラソンはこんなに楽しい!クアラルンプールマラソンの魅力について
私は中世紀念堂から乗車したのですが、淡水信義線で台北101/世貿駅へ行くのではなく、台北駅で板南線に乗り換えて市政府駅へ行く人が大多数でした。
台北マラソンでは出走時間ギリギリまで手荷物を預かってくれますし、大会スタッフによる出走場所の統制も厳格に行われないので、市民ランナーの多くは時間ギリギリでの行動です。
なので地下鉄を下りたら、選手たちの流れに乗ってゆっくり大会会場へ向かいます。
市政府前の大会会場はかなり混雑
地上に出ると、手荷物預かり所の案内板を持ったスタッフがいるので、指示に従います。
時刻は6時33分。ちょうどフルマラソンのスタート時刻を過ぎたところです。
フルマラソンの準エリートランナーたちが駆け抜けて行きます。
彼らの多くはピンクとグリーンのシューズ。ナイキのあのシリーズを愛用しているランナーが何と多いことか。
さて会場周辺。全体的にそれほど広いわけではありませんが、私はアプローチした動線が悪かったためでしょうか、手荷物を預ける場所までかなり時間がかかりました。
ギリギリの時間での行動だったこともあり、Bグループの出走場所に並ぶことができず、Cグループの後方からのスタート。これがあとあと後悔することに。最後まで渋滞から抜け出せないんですよ。
しっかりとタイムを狙っていくランナーは、30分前から並ぶべきです。
出走8分前でも、トイレ待ちの行列が途切れることがありません。
今年は雨が降っていなかったので暖かい朝でしたが、それでも10km地点までトイレが無いので、しっかりと済ませておきたいところです。
ビールやコーヒーへの依存が高い人、要注意です。私のことですが、、、
5分前にギリギリ並んでハーフマラソンスタート
ハーフマラソンは予定通り7時にスタート。
Cブロックの後方からスタートラインまで約5分。コースは決して狭くないのですが、ハーフマラソンの参加者だけでも2万人規模なので、渋滞は必至。
台北101をぐるっと回るかのように、コースを2回左折して180度進路を変え、さらに短い区間で何度も方向転換をします。
國父記念館の南側で仁愛路四段に出て西へ向かって走り始めたら、景福門までしばらくの間、直線が続きます。
景福門からしばらくの区間は、フルマラソンのコースと合流するので、再び渋滞しがち。後方からのスタートの場合、最初の直線で前へ出て行かないと、意図する記録達成が難しくなりそうです。
左手に中世紀念堂、正面に総統府が見え始めたところで、中山南路へ入り北上。
フルマラソンではここから中世紀念堂を周回し、西門の繁華街や北門(台北府城)、総統府など主要なランドマークを通って再び景福門へ戻り、ハーフマラソンのコースに合流します。
この辺りは見どころが多くてきっと楽しいところなのでしょうが、ハーフマラソンではこのコースから外れるのでちょっと残念。
台北マラソンの給食は手厚過ぎて太っちゃうかも!?
台北マラソンは給水だけではなく、給食もかなり手厚く準備されています。
約5kmごとにクラッカーやウェハース、バナナ、ミニトマト、ドライフルーツも。
あまりにも人気過ぎて提供が間に合わず、しかも長い行列が出来ていました。私も並んでみます。ジョガーってレースを楽しみながら完走できればいいんですよね。
タピオカは入っていなかったけれど、甘くてメチャメチャ美味しい!
ということで、マラソン終了後に実際のお店で購入。美味しい!おすすめします。
約10km地点。
基隆河を越えて、圓山大飯店や忠烈祠などのランドマークの側を駆け抜けます。この辺は、松山空港のちょうど北側にあたります。
ちなみに、道路の路側や中央線上には樹脂製の凸部があるので、足元をよく見て走らないと結構な確率でつまずきます。
私は全部で4回もつまずいて、そのたびに転びそうになりました。
そのあとはしばらく殺風景な景色が続き、やがてフルマラソンの選手たちと別れて麥帥二橋を目指します。
フルマラソンは、このあとしばらくの間、基隆河の河川敷を行くコース。シンガポールマラソンの後半同様、正念場となりそうなところ。
2018シンガポールマラソン旅行記|乗り継ぎ24時間以内でフルマラソンに参加できるか?【中編】
麥帥二橋の手前から台北101が見えてきて、いよいよゴールまで残り3kmちょっと。
ここから市街地となり、気持ちが一気に盛り上がるところ。
基隆路の地下道出口では最後の登りもあるので、失速せずに走り抜けたいところ。
右側からフルマラソンの選手たちが合流してくるので、片側の車線だけだとかなり渋滞します。
ハーフマラソンとフルマラソンでは、出走時刻が30分しか変わらないので、サブ3からサブ4未満のランナー達が右側をかすめていきます。ここは彼らに道を譲りましょう。
最後の直線では多くの声援を受けながらゴールへ。
マラソンを通じて、国外の一般市民と繋がれる感動の瞬間。沿道から「加油!」の声。笑顔を貰って自分も笑顔になれる、これがあるから海外マラソンはやめられません。
今回の大会は、朝少しだけ曇が広がる天候でしたが、後半はとってもいい天気に恵まれました。ポカポカ陽気の中でのゴール。
個人的には、ハーフマラソンで2時間45分もかかったのは初めてですが、楽しめればいいんです。
完走するのがやっとという方でも、海外マラソンにチャレンジできるんだってことを、このブログを通じて伝わればいいかな。そこに私のやっていることの意義があると思うんです。
ゴール後は記念品を受け取るのを忘れずに
ゴール後は参加者たちの流れに乗って、メダルと記念タオルを受け取ります。
ところがここでも大渋滞。
手荷物の受け取りは左側になりますが、記念品の受け取りはここからしばらく進んだ右側。スタッフによる案内が特にないので、受け取り損ねないよう、注意が必要です。
ゴール後の給水もセルフ形式なので、ペットボトル飲料が配られることはありません。ゴミも基本的には自分で持ち帰りましょう、っていうスタンスなのかな。最後までキレイな状態が維持されていて、ランナーのモラルが高い印象です。
そう言えば、ムンバイマラソンが終了したときは、いたるところがゴミだらけだったっけ。
【海外マラソン|インド|ムンバイマラソン2019】詳しく解説☆個人エントリーの方法、ビザ取得、受付、出走後の給水やトイレ事情など
動線を考えると、先にお水を飲んでから手荷物を受け取り、戻って記念品を貰って市政府駅からMRTに乗って帰るのがいいかも。
ハーフマラソンの記念品は、パックになったスポーツ飲料、バナナ、箱の中にはパン3つ、ハミガキ、チョコバーとスナックバー、この他に大きなバスタオルと完走メダルでした。
LCC利用の方は帰りのほうが確実に荷物が増えるので要注意。食べ物は搭乗前に消化しなきゃ、ですね。
最後に参加費用について。
- 航空券(往復)・・・22,540円
- エントリー(RUNNETより)・・・10,515円
- 宿泊費(2泊)・・・3,211円
以上、36,266円でした。
その他に、新千歳空港までの交通費や、現地での食事や交通費等を含めても、45,000円未満でしょう。
なお今回は、
- peachのセール期間外で航空券を手配した
- 万一抽選から外れてもいいように、RUNNET経由で申し込みをした
この2点が支出を押上げました。なので、ここから10,000円くらい安く済ませることも可能です。