この記事では2014年に登った山について、振り返りをします。
自分向けに日記を残すような感じですが、読者さんにも共有。
さっそく2014年のアクションとその内訳について。
総 数 | 山歩き | マラソン | 旅など | |
国 内 | 41 | 37 | 3 | 1 |
まずは簡単なレビューから。
2014年は、ここ数年で最も山歩きをした年でした。
羊蹄山にも2回登ったし、十勝連峰日帰り縦走やカムエク日帰り、幌尻岳+1967峰といった15時間を超える山歩きなどにも挑戦。
転職後に休日をたくさん取得できるようになったことで、自由な時間が手に入れられたことが一番の理由だと思います。
では、さっそくレビューをはじめます。
1.元旦の三角山→大倉山→奥三角山
2014年1月1日。近所の三角山・大倉山・奥三角山。
2014年のこの時期は、まだ飲食店に勤めていたので、ほとんど休日が無いような働き方をしていた。
チェーン店ではないので、元旦は休日を取れた。
ひと月に1回しか休みが無いこともよくあったので、休日があると本当にありがたい。
今思えば、かなり情熱的に仕事をしていたと思う。
せっかくの休みなので、近所の三角山へ。
奥三角山までも行ってみる。
途中で猛吹雪となり、例え低山であっても、天候が悪ければ侮れないことを再確認。
2.転職前休暇の雌阿寒岳
2014年4月8日。
2014年4月から転職が決まり、正確に言うと出向することになり、それまでに約1週間の休暇を頂いた。
これほど長期の休みが貰えるのは3年ぶり。
車中泊をしながら、道東方面へ。このとき乗っていたクルマはマツダのデミオ。
学生の頃から、癒しを求めるときはなぜかいつも道東へ行きたくなる。
初日は雌阿寒岳へ。
4月とは思えないくらいの雪景色が広がっていて、とっても感動。
陸上自衛官だった頃には何度か登った雪山だけど、転職してしばらくの間は夏山ですらお休みしていた。
今回の雌阿寒岳は、単独で登る雪山としてはほとんど初めての経験に近い感じ。
また一つ、新しい扉を開いたような気がした。
3.凍てついた屈斜路湖を眼下に。藻琴山
2014年4月9日、藻琴山。
昨日の雌阿寒岳の興奮が冷めないまま砂湯で車中泊をし、翌日は藻琴山に登る。
この山はスキーの山なので、かなり昔に購入したテレマークスキーで登ってみる。
登りは良かったのだけど、残念ながらシールを付けても下れないくらいスキーをコントロールできず、結局担いで下りてきた。
とほほ、、、
そして、実はこの山行についてブログを書いていないことに気付いた。
4.支笏湖周辺の名峰「漁岳」
2014年4月11日、漁岳。
支笏湖周辺で画になるのは恵庭岳であり、樽前岳であり、風不死岳であることは否定しない。
でも登って楽しいのは間違いなくイザリだ。
札幌に帰って中1日を挟み、最初に登ったのは漁岳。
この山は今でも印象深く、再訪したいと思いながら出来ていない山。
これを書いている2020年は、コロナウィルスの影響で事実上海外旅行ができない状況にあるので、美笛INで、フレ岳から札幌岳OUTをしてみようかと思っているところ。
5.休暇最後は百松沢山
2014年4月12日、百松沢山。
好天が続いているため、昨日の漁岳に続いて登りに来た。
豊平川から眺める双耳峰が尖ってカッコいい、いつかは登ってみたいと思っていた。
地形が意外と複雑で、トレースが無ければ登れなかったと思う。
当時はそのくらい経験が足りなかったわけ。
この後も、2015年5月、2019年3月に登りに来ているけれど、初めて登ったこの時が一番印象深い。
石狩湾を挟んで増毛山地まで見えるし、札幌市内の眺めも良い。
200万都市の札幌人で、この山の頂を踏んだことがある人は、きっと1%にも満たないのではないかと思う。
ちょっと惜しい気持ちがするのは自分だけだろうか?
6.徳舜瞥山
4月19日、徳舜瞥山。
本格的に山歩きを始める前に、登ったことがある山がいくつかある。
富士山、羊蹄山、樽前山、手稲山、そしてこの徳舜瞥山だ。
と言うことで、当然ながら積雪期に登るのも初めて。
北海道雪山ガイドを参考に登ってみることにした。
ポカポカ陽気でツボ足で登ることができ、羊蹄山やニセコ連山など遠くの山並みまでバッチリ眺められた。
この山の無雪期にはほとんど興味がないけれど、積雪期にもう一度登って、縦走先のホロホロ山から振り返ってみたい。
そう、支笏湖と洞爺湖を同時に見ることができるのは、貴重な経験かも。
7.幌天狗
4月26日。幌天狗。
幌天狗は群別岳の手前にある増毛山地の名峰。
序盤から林道でクルマがスタックして、身動きできなくなるアクシデントに見舞われたけれど、他のパーティの方々に助けられて事なきを得た。
チームしんちゃんずで登った雪山の中では、印象深い山の一つで、珍しくしんちゃんと母との3ショットも残っている。
わざわざ群別岳まで縦走しなくても、この山に登るだけでもお腹いっぱい。
浜益御殿や雄冬山に登るなら、僕はこの山に登ることをお薦めしたいと思う。
また行きたい山の一つだ。
8.大好きな羊蹄山喜茂別コース
6月1日。羊蹄山喜茂別コース。
羊蹄山は1年に1度くらいのペースで登っていて、2014年は2回も登っている。
その中でも喜茂別コースは人が少なくて、ほとんど一直線で登るので、好きなコース。
6月1日ということでまだまだ残雪が多く、雪が腐る日中でもアイゼンを装着しないと危ないと思う。
当時は危機意識が薄かったため、トレランシューズで登ったけれど、滑落したら止まらないので今では怖くてできないだろう。
9.発寒川
6月8日、発寒川。近所の裏庭なので思い付きでやって来た。
当たり前だけど、雪解け水が冷たくて少し遊んで帰宅。
10.手稲山
6月16日。今週も近所の裏山、手稲山。
4月に転職したのをきっかけに、毎週日曜日+平日1日、しっかりと休日があるので山遊びが増えた。
手稲山には 何度も来ていて、最近は冬に来ることが多くなった。
いつも途中で飽きてしまい、引き返して下山することも多いけれど、今回は山頂を踏んだ。
この山に登って感動したことが一度もないだけに、何か策がないものか考えた結果、ある案が浮かんだ。
6月下旬に終電・最終バスで平和の滝へ行き、ナイトハイクを敢行、ご来光を眺めて下山、始発で帰宅するというもの。
こういうアイデアは、面白そうだと思ったときに、すぐにやったほうが良い。
11.芦別岳
6月22日、芦別岳新道コース。
前日に出発して山部自然公園でキャンプ。
テントを残置したまま、早朝出発で一番乗り、この山はやっぱり早朝が気持ちいい。
芦別岳に登るのは2回目。
最初は旧道~新道をやったけれど、2014年の今回、2018年も新道往復。
本当に大好きな山。
いつか10月中旬に登ってみたい。
【芦別岳|日本二百名山】山部自然公園から半面山を越えて山頂へ、新道コースを往復しよう!
12.十勝連峰日帰り縦走
6月28日、十勝連峰日帰り縦走。
十勝岳温泉IN⇨富良野岳⇨十勝岳⇨美瑛岳⇨オプタテシケ山⇨美瑛富士⇨吹上温泉⇨十勝岳温泉OUT
朝3時40分出発で19時30分到着の16時間コース。
動機は何だったか忘れたけれど、単純に面白そうだと思ったからやっただけだろう。
ずっとガスの中で小雨にも打たれたものの、完全燃焼系で充実した山歩きだった。
この後、2015年にも十勝連峰をやっているけれど、そろそろ3回目をやらねばなるまい。
【十勝連峰】日帰り縦走するにはどこを起点にする?|富良野岳から十勝岳、オプタテシケ山までを繋いでみよう
13.塩谷丸山
7月3日、塩谷丸山。
塩谷丸山は大好きな山。
僕にとって、近所の山で気軽に行きたい選択肢となるのは、いつも塩谷丸山か羊蹄山喜茂別コースだ。
塩谷丸山に関して自分が書くブログ記事は、いつも中途半端で中身が薄い。
でもいつかそれらの集大成を作って、この山の魅力を共有したいと考えている。
14.幌尻岳と1967峰
7月6日。北戸蔦別岳・戸蔦別岳・幌尻岳・1967峰。
山の師匠、しょうたろさんと久しぶりにパーティーを組んで、イドンナップ岳に登る予定だった。
ところが、師匠の膝が故障してしまい、順延となってしまったため、自分が行きたい山に振り替え。
ちなみにイドンナップ岳は、この2年後の2017年5月31日に2人の思いが結実した。
マダニ、花粉、藪漕ぎでもう二度と行きたくない!?日高の名峰イドンナップ岳から幌尻岳を眺める日帰り登山
この山行は、日帰りで幌尻岳をやっただけではなく、1967峰にも登ったことで、一皮剥けるきっかけになったように思う。
人は大きな挫折や失敗と、小さな成功体験の積み重ねによって、成長していくと思う。
この山行は、その小さな成功体験として自分の内面に刻まれている。
幌尻岳|日本百名山へチロロ林道から北戸蔦別岳を越えて日帰り。さらに1967峰にも寄ってみた
なお、リンクの記事は2020年の春にリライトしたもの。
15.ピンネシリ
7月13日。ピンネシリ。
幌尻岳に登って1週間後、次は天人峡からトムラウシ山をやろうと思っていた。
前夜から天人峡で車中泊。
しかし早朝3時は雨がしとしと降っていた。
山は天気が悪ければ行かない、という基本的な行動指針があるので、きっぱりやめた。
この行動指針は、安全に配慮したものではない。
単純に面白くないからだ。
逆に楽しいと感じれば、リスキーでも出発することもある。
要するに、楽しいか楽しくないかが本質なのだと思う。
転身して樺戸の未踏峰、ピンネシリへ。
そこそこの歩行距離があって、上部は爽やかキマるので、案外楽しめる。
再訪はしていないが、ピンネシリと砥石山は、トレーニングのフィールドとしていい感じだと思っている。
【ピンネシリ】樺戸の最高峰はハイキングに最適。お弁当持参で出かけよう
16.都心部早朝ラン
7月20日。札幌都心部早朝ラン&奥三角山。
1か月後、北海道マラソンの参加を控えているので、たまには走ろうと思った。
日の出前に手稲富丘の自宅を出発。
スクーターをJRの高架下にデポし、札幌駅⇨大通⇨すすきの⇨中島公園という感じでジョギング。
場所を変えて、三角山⇨奥三角山。
旅ランって、自分が住んでいる街でも楽しめるんだ、ということを発見したのであった。
17.定山渓朝日岳
7月24日。定山渓朝日岳。
定山渓の裏山、朝日岳。
わざわざ真夏に赴いて登るような山ではないのだが、実は今回で2回目。
1回目は10年くらい前、北郷で半同棲生活をしていた頃に、夕日岳とセットで登った記憶がある。
2回目に登った1年後に夫婦別れをしたので、僕にとっては人生の大切な一コマを思い出させる山なのだ。
3回目に訪れるときは、そんな一時代を振り返りたくなるような出来事が起きたときに訪れようと思う。
山はいつも変わらず、そこにある。
10年とか20年の時を経て山頂へ再訪したとき、当時のドラマや感じたことが次々と思い出される。
そんなタイムカプセルのような要素を持っているのが、再訪の魅力なのだと思う。
18.三角山から花火大会
7月25日。三角山。
今日は夏の風物詩、豊平川花火大会が行われる。
勤務終了後、三角山に登り、そこから眺めてやろうという魂胆だ。
ヘッドライトを点けて、真っ暗な山道を行くが、意外にも山頂には多くの人が集まっていた。
結果は、遠い花火大会となってしまった。
今度は円山から見ることにしよう、と誓ったにもかかわらず、未だに実現していない。
19.富丘丸山・荒井山・円山
7月27日。富丘丸山、荒井山、円山。
この時期の僕は、札幌50峰を制しようと考えていたらしく、ちょくちょくこういう山歩きをしていたようだ。
単純に遊ぶお金がなくて、近場で済ませることを考えていたのかもしれない。
富丘丸山は、住宅街から入って行くので行き方は分かりずらいが、しっかりとした山頂標識があった。
こういうところに来るのは、引退後にヒマを持て余しているハイカーか、札幌50峰の存在を知っている山屋の暇つぶしくらいだろう。
まあ、自分もそんなところで同類だということ。
20.積丹岳
7月31日。積丹岳。
積丹岳も何度か登っている。
たぶん3回目か4回目だと思うが、いつも天気が悪くて、まるで思い出らしいものが見つからない。
いつかは冬の余別岳やポンネアンチシへも登ってみたいし、早朝・夕暮れ時の体験したいと思っている。
これを書いているのは2020年3月なのだけど、こうしてレビューをすることで、やりたいことが見つかるのは素晴らしい。
昔から旅は3度楽しめると言われるが、ワクワクが強いのは出かける前、衝動を抑えて楽しみを噛みしめられるのは行った後だと思う。
僕は小学校の社会科見学に行った後、先生に言われる前に友人の泰くんの家で黙々とまとめを書いた。
思えば、当時から旅に魅了されていたのかもしれない。
さて、どうやら積丹岳のブログも書いていないらしい。
やはり今年あたり再訪して、記事を書かねばならないようだ。
21.カムイエクウチカウシ山
8月3日。カムエクウチカウシ山・1903峰。
北海道の夏山登山者にとって、最後に行きつくところと言えば、カムエクと1839峰ということに異論はないだろう。
1839峰やペテガリには20代後半に登っているので、カムエク、神威岳、イドンナップ岳、エサオマン、札内岳、そして1823峰が50歳までに行きたい山々だ。
その中でも、やはりカムエクは最初に登ってみたい。
しかも日帰りもできそうだとあって、ピラミッド峰、1917峰、1903峰もセットでやっつけようと試みた。
しかし、無惨に敗退。
1917峰とピラミッド峰には登れなかったわけだ。
そこにはまだまだ弱い自分がいたのだけど、いまこうして振り返ってみると、必ず達成しようという執念が欠如していたように思う。
自分は多くの場合において、他人より精神的に強い方だと自負しているが、限界の手前でブレーキをかけ始めるタイミングは早いと思う。
自分がそう思っているのだから間違いない。
革新的でありそうで、実は保守的なのだ。
だから、今でも頭一つ飛び抜けることができていないのだと思う。
いま、変わるタイミングなのだ。
【カムイエクウチカウシ山|日本二百名山】札内川ヒュッテから日帰り|さらに1903峰まで足を延ばしてみた
この記事は2020年になってリライトした。
1917峰とピラミッド峰も含めて日帰りできたら、改めて記事を書こうと思う。
22.張碓峠
8月10日。張碓峠ラン。
いよいよ北海道マラソンまで残すところ3週間。
平日のランだけではなく、休日も山をやめて走ることにした。
当時住んでいた手稲富丘から張碓峠まで約15km。
往復30kmだ。
「何で走るんですか?」とか「走って苦しくないんですか?」などとたまに訊かれるけれど、「山に登るための体力づくり」くらいでしか答えることができず、自分でも楽しいのかどうか分からない。
でも、これを書いている2020年3月現在、海外マラソンに14レース参加していて、すっかり魅了されている。
しかるに、世界中の多くのランナーと一緒になれることが楽しいのかもしれない。
それと海外マラソンを走っていつも感じることは、人種や性別を問わず走ればみんな辛いし、完走すれば喜びを感じるということだ。
そういうドラマを身近で感じられるスポーツが、マラソンや登山なのだと思う。
23.暑寒別岳(箸別コース)
8月17日。暑寒別岳(箸別コース)。
実はこの当時、暑寒別岳には一度も登ったことがなかった。
南暑寒岳にはすでに2回登っていたように思うが、肝心な暑寒別岳には無雪期ですら登っていない。
母を連れて箸別コースへ入るが、早々に大量のブヨに刺されて足はボコボコだ。
全体的に傾斜が緩くて歩きやすいコースだけど、距離はそこそこ長いので、1人で行くべきだったかも。
24.北海道マラソン
8月31日。2014北海道マラソン。
フルマラソン参加は、2013年の千歳JAL国際マラソンに出場以来。
北海道マラソンは初めてだ。
これを機に、毎年フルマラソン以上には参加するようになって、2015年も北海道マラソン、2016年はサロマウルトラ、2017年はソウルとホノルル、2018年はソウル、クアラルンプール、シンガポール、2019年はムンバイ、香港、ソウル、2020年はSC台北と続いてきた。
次に北海道マラソンに出場することは、、、おそらくないと思う。
そして、未だに4時間の壁を乗り越えられない。
25.斜里岳
9月6日。斜里岳。
3連休をいただいて、道東方面に遠征に来た。
まずは未踏の斜里岳を三井コースから。
実は3年くらい前に一度来ているけれど、雨の日に午後から登ろうとして、清岳荘の方に叱られた記憶がある。
その時は結局登っていない。
いっぽう、今回の三井コースは静かで好きな道だ。
なぜ、清岳荘を起点にしてメジャーなルートで足元を濡らしながら登る必要があるというのだ?
この道を利用する人が少ないのか謎。
人の行く裏に道あり花の山とは投資の名言だが、まさにこれは斜里岳のことだと思う。
【斜里岳|日本百名山】三井コースからの登山は静かで渡渉箇所もなく、時間も短い穴場コースだった
26.羅臼平
9月7日。羅臼平。
前日、斜里岳を下りてウトロへ移動し、翌日は知床連山をやろうとしていた。
残念ながら羅臼平まで行って、ガスガスなので中止。
羅臼岳にすら登らず、10時前にはすでに下山を完了していた。
こういうときはたいてい一番乗り。
下山時にスライドする人達から「もう行ってきたの?」って訊かれるのだけど、面倒なので経緯には触れず、「ええ、お気を付けて♪」と送り出すことにする。
ウトロでは大量のエゾシカだけではなく、ヒグマを見かけることがある。
知床半島がヒグマの生息域として密度が高いとはよく聞くけれど、そもそも多かったのだろうか?
単純に人間に端っこへ追い込んでしまった気がしてならない。
27.南ペトウトル山
9月8日。南ペトウトル山。
3連休の最終日は、実は雄阿寒岳を狙っていた。
でも天気が悪いのが分かっていたので、札幌に帰る途中で登れそうな山を選んだら、ここになった。
糠平で車中泊をして、翌朝サクッと登る。
ここも残念ながら小雨交じりだった。
晴れたのは斜里岳のみで、何とも不完全燃焼の3連休。
9月の第1週から第2週は台風などの影響で、北海道もぐずつくことが多いのだ。
女心と秋の空とは、よく言ったものだ。
ちなみに男心と春の空も言い得て妙だと思うのだが。
なぜなら自分がそうだから。
28.旭岳と裾合平
9月14日。表大雪旭岳。
チームしんちゃんずで紅葉を楽しみにやって来た。
朝いちばん、5時台に到着したときは、ロープウェイ前の駐車場はすでに満車ムード。
ところが誘導員の方の計らいで、1台分入れてもらうことができた。
車内に高齢者がいたのを見て、気を配っていただいたようす。何ともラッキーだ。
旭岳の山頂までは晴れていい感じだったけれど、裾合平はガスがかかりはじめて微妙な雰囲気。
やはり登山は早立ちがマストだ。
【大雪山旭岳|日本百名山】姿見から山頂と裾合平を周回して、紅葉の中岳温泉を楽しもう
29.チロロ岳
9月21日。チロロ岳。
今週もチームしんちゃんず。北日高の名峰チロロ岳だ。
この日も天気が良くて、沢も穏やか。
沢あり、尾根あり、再び沢あり、最後に稜線歩き。
このルートを開拓した先人は、 かなりいいセンスをしていると思う。
なかなかハードな山歩きだったけれど、充実度が高いチロロ。
紅葉も素晴らしく、またいつか訪れたいそんな山の一つだ。
【チロロ岳】日高山脈の沢の入門編に最適!北日高の秀峰は、沢、尾根、ハイマツ、稜線歩きで眺めも格別
30.楽古岳
10月1日。楽古岳。
今週もチームしんちゃんず。
はるばる楽古岳までやって来た。
実は、3日前に自分一人で神威岳に登ろうと登山口まで行ってみたが、雨で中止。
神威岳さんとはなかなか良縁になれないようだ。
往復400kmの無駄足となった。
それにしてもこの頻度で山に出かけるのは、かなりバイタリティが溢れていたらしい。
いや、年間15回も海外旅行に行くのも大して変わらないか?
さて楽古岳は紅葉最盛期。
スカっ晴れとはいかないにせよ、一番いい瞬間に来られたと思う。
2014年の日高はこれでクロージング。
16年の風水害によって、ほとんどの山に行けなくなったことを考えると、行けるときに行っておいて本当に良かったと思う。
【楽古岳】アポイとピセナイに登ったら次のステップはここがおススメ。紅葉の時期に沢と尾根を楽しんで
31.札幌マラソン
10月5日。札幌マラソン。
札幌のランナーならきっと多いであろう、北海道マラソン+札幌マラソンのパターン。
私見を述べるなら、道マラは単調でつまらないが、札幌マラソンはおもしろい。
だから、14年、15年、16年と立て続けに出場した。
17年からは海外マラソン主体になったので、それ以降参加していないけれど、特に何も無ければ何度でも参加したい大会だ。
道外の方にも、ぜひおすすめしたい。
札幌の旧市街と中心街、豊平川沿いを走れるし、参加費も安くて前日受付も不要。
道マラのように真夏でないのもいいところ。
ちなみにハーフマラソンはロングTシャツ、10kmは普通のTシャツが参加賞、そいつらは今でも着て走っている。
あっ、札幌の旧市街って言ったけれど、平岸や中の島、真駒内辺りは比較的古い街並み。
都市開発って中心街から、まずは日当たりが良い南西に向かって発展するのが普通なのだそう。
だから札幌は市電や地下鉄南北線沿線が発展していったんだね。
僕が子供の頃は、東豊線なんてなかったし、東西線も琴似ー白石まで。南北線も北24条までだったんだから。
32.イワオヌプリ
10月8日。イワオヌプリ。
徳舜瞥か羊蹄山にでも登ろうとして出発したものの、朝からあいにくの小雨模様。
喜茂別で悩みながら、ニセコへ転身したら、イワオヌプリが晴れていた。
この山、実は未踏だった。
とっても風が強く、寒い山頂だったけれど、山の家のお風呂が最高に気持ちが良くて贅沢な休日となった。
【イワオヌプリ】荒々しい山肌とは裏腹に、初心者向けの易しい登山|眺めも温泉も素晴らしいお手軽なニセコの山なんです
33.ニセイカウシュッペ山
10月12日。ニセイカウシュッペ山。
イワオヌプリの4日後。
再び母を連れて、北大雪のニセイカウシュッペ山へ行ってきた。
この山には過去2回登ろうとして、どちらも雨で計画中止を余儀なくされている。
3回目のリベンジ。
男子たるもの、狙った獲物は必ず捕らなければならぬ。
男の本懐、これは美学なのだ。
前日は悪天候だったようだが、一転して快晴。
純白の雪が山肌をお化粧し、私たちの心を釘付けにした。
途中で見上げた大槍に小槍、山頂直下で眺めたアンギラスが今でも忘れられない。
【ニセイカウシュッペ山|日本三百名山】10月中旬、初冠雪の山頂と大槍、小槍、アンギラス
34.ニペソツ山
10月19日。ニペソツ山。
チームしんちゃんずで白ニペを拝んできた。
当初は山頂まで行く予定だったけれど、この日の入山者の9割は白ニペを拝んで帰って行ったようだ。
この後、2016年の大規模災害によって16ノ沢林道が壊滅的な打撃を受け、このルートで登る人はほとんどいなくなった。
岩間温泉は見る影もなく無惨な姿になり、今となってはこのタイミングで行っておいて本当に良かったと思う。
【ニペソツ山|日本二百名山】白いニペソツに会うためには?10月上旬、旭岳の初冠雪の時期を目がけて登ろう
34.羊蹄山(真狩コース)
10月23日。羊蹄山真狩コース。
6月に続いて2回目の羊蹄山を母と二人で。
真狩コースは20代の頃に1度登っただけで、それ以来だ。
当時まだDT200Rというオフロードバイクに乗っていたので、26歳くらいだったように思う。
4日前、真っ白なニペソツ山に登ってきたので、完全冬装備で出かけたが、これが裏目に出て暑いのなんのって、、、
雪なんかまったくなかったけれど、父釜の底に降りてみたら水が凍っていた。
いつもの喜茂別コースや京極コースから山頂へ登った場合、ダイレクトに父釜へ下りるのは困難だけど、真狩コースは分岐点から下りやすい。
ただ、このコースは独立峰を直線的に登るという美学が欠如しているので、あまり好きではない。
【羊蹄山|真狩コース】火口壁から父釜に下りる、10月シーズンオフの静かな山旅
35.岩内岳
11月6日。岩内岳。
自分にとって、ニセコ連山で一番好きな山は目国内岳、次いで好きな山は訊かれたらこの岩内岳だ。
どちらもニセコの中では北側に位置し、山名に感じが充てられている。
特に、町名がそのまま付いているのは、ニセコの中ではこの山だけだと思う。
白樺山と並んでマイナーではあるけれど、初心者向けで登りやすい夏道が付いているのが嬉しい。
札幌からちょっとドライブのついでに軽めに登る、なんてニーズにぴったり。
親子で山に登って海も眺められ、帰りは小樽や余市でご飯を食べ、仁木でフルーツを購入して帰るなんて、最高にいいじゃないか。
登山というと本格的な印象を与えるが、山歩きとかハイキングと言えば敷居が低くなる。
週末は子連れで岩内岳へハイキング。
なんて健全で健やかなレジャーなのだろう。
まあ、僕たちは高齢者2人と40代のオッサン1人なんだけど、、、
36.札幌岳
11月9日。札幌岳。
文化の日を過ぎてからの夏山登山。
札幌岳は近くて登りやすいので好きな山のひとつ。
最低でも3回は来ているけれど、未だに晴れたためしがない。
空沼岳、無意根山、恵庭岳、手稲山、定山渓天狗岳など、近郊の山のなかでは一番好き。
やっぱり11月にもなると、上部にはそこそこの雪があり、長靴で来て正解だった。
とは言え、2015年の天塩岳で泣いて以来、長靴登山はすっかり封印。
そうそう、この札幌岳の山行もブログを書いていないみたい。
37.十勝幌尻岳
11月23日。十勝幌尻岳。
この時期にカチポロに登るなんて、今なら考えられないというか、慎重に成らざるを得ないが、この時はそう思わなかったようだ。
とっても晴れて穏やかな日で、先行者がひとり。
自分は途中で追いついてラッセルを変わろうと考えていたのだけど、誤って岩雪崩のほうに進路を取ってしまい、結局お目にかかれたのは山頂だった。
先行者の方は、道北ヤブ山日記というブログを書いているoginoさんという有名な方で、面識はないけれどブログは何度か読ませていただいていた。
コミュニケーション能力が低い私なので、せっかくの出会いを無駄にしてしまったけれど、ある意味では異端な方と同じ日に同じ行動をしていたということが嬉しい。
【十勝幌尻岳】日高山脈最高の展望台で真っ白な山並みを楽しむためには11月がおすすめ
38.上富良野岳
11月27日。上富良野岳。
今思えば、この山行も無謀だったと思う。
しかも母を連れて、十勝岳温泉からスノーシューだ。
彼女は山頂直下で断念したが、それでもこの時期に標高1900mくらいまで登ったのだからあっぱれ。
本当は富良野岳に登る予定だったのだけど、誤って上富良野岳。
特に何もなかったのだけど、生きて帰れて良かったと思う。
今なら全体やらないだろう。
【上富良野岳】11月の積雪期に十勝岳温泉から夏道を登ったら大変なのか?
39.チトカニウシ山
11月30日。チトカニウシ山。
上富良野岳のさらに3日後、再び母を連れて北大雪のチトカニウシ山へやってきた。
ヤマレコの記録を見ても、2020年3月までにこの時期に登った人は、自分以外には2016年に1人だけ。
しかも、そのときは積雪は十分にあったようだ。
今回自分達が登った時は、藪が酷すぎて何度も心が折れそうになった。
山頂直下も踏み抜きが酷く、これほど辛い山歩きはそうめったにないと感じた。
1人で登っていたら、早々に敗退していたことだろう。
【チトカニウシ山|北海道の百名山】藪漕ぎ、踏み抜きで登った11月の山頂は360度のパノラマが素晴らしい
40.南ペトウトル山
12月21日。南ペトウトル山。
連休を取って母と帯広方面へ。
9月にも登った南ペトウトル山に登ってみた。
夏なら1時間もかからないような山だけど、この日はラッセルが酷すぎて、山頂まで4時間以上もかかった。
1人で登りに来ていた方と、何度かラッセルを交代しながら進んだけれど、彼は途中で下りてしまった。
普通の感性を持っていると思う。
最後は足が攣るほどシビれるラッセルだったが、何とか登頂。
先月のチトカニウシ山より、ハードだった、、、
【南ペトウトル山】比較的マイナーな山に無雪期と雪山の2回登ってみたけれど、、、
41.白雲山
12月22日。白雲山。
そして、最後は白雲山。
前日の南ペトウトル山に続いて、帯広からやって来た。
この山もラッセルが酷すぎて、何度か足が攣りそうになったけれど、上部の吊り尾根付近まで行くことができた。
山頂直下に岩場の登りが危険だったので敗退となったものの、満足感は十分にあった。
結局、2014年はかなりの山行を楽しめて、山歩き人生の第2ステージを歩み始めた感じ。
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