職場での雑談、特別定額給付金の使い道について話題になった。
僕は「一時金としてパッと使うべきだ」と主張、その理由は2つある。
- 景気対策の側面
- 思い切って使えば、最大級の幸福度が得られる
まず一つ目は、よく言われるように経済を回すとか市場にお金を循環する、ちょっと難しい言葉で言えば景気刺激策なんていうやつだ。
とにかくお金なんて使ってナンボだし、政府が使ってくださいって「給付」してくれるのだから、貯め込んだり投資に回したりするのはちょっと違うと思っている。
それと、あまり言及されることはないが、消費をすれば消費税として8%とか10%とかが、さらに法人税としても国に帰っていくわけだよね?
日本の危機的な財政を考えると、最終的に国へ戻る分が少しでも多い方が良いと思う。
少なくとも今回の特別定額給付金に関しての話だけどね。
それと、パッと使うべき理由のもう一つは、最大級の幸福感が得られるということ。
多くの一般庶民にとって、日常的に10万円という金額を一気に使える余力はないはず。
もちろん、僕だってそう。
あなたに10万円ポーンと渡して、「好きに使いなさい」なんて言ってくれる人なんかいる?
これはチャンスだよ、きっと。
こういう時に欲しかったものを買うとか、やってみたかった体験をするとかして、幸せを感じることができるのは素直に感謝しないと。
もちろん、今回のコロナ騒動で突然の生活困窮に直面している世帯にとっては、まずは現実の課題解決に充てるべきだし、そうするでしょう。
当面の資金、本来はそれが目的なんだから。
でも、今回はそうでない人にも一律で給付されるわけだから、貰った人はとにかく使わないと。
それもチマチマ使うんじゃ幸福感は最大化しにくい。
一気に使うの。
使っちゃった後に後悔?いや、しないって。
いずれにせよ、その人が今置かれている環境というかステージによって、どんなお金の使い方をするのが最もいいのかは、人それぞれ異なるはず。
だから、直近の生活費や学費にせよ、借金の返済にせよ、あるいは好きなものを買うにせよ、困っている知人や家族、団体に寄付するにせよ、その人が最も幸せ感を得られる使い方をするのが望ましいと思う。
昨日のブログで紹介した、kemioさんの「ウチら棺桶まで永遠のランウェイ」の中でも触れられていたが、こういう小さな幸福感を貯めていくと最終的に大きな幸福感になっていく。
日常の小さな幸福を1回1回クロージングして積み重ねていくことで、私の人生本当にハッピーだったとなるのだ。
これは僕もここ数年の山登りや海外旅行を通じて感じていること。
僕には貯金なんてほとんどなくて、ある意味では綱渡りでリスキーだけど、とにかく47年の人生の中で今が一番ハッピーだと感じてる。
いつ死んでも「ああ、ぼくの人生幸せだった」って感じられるもの。
人生をかけて最後に1つの大きな幸せを掴むために、毎日を小さくなって過ごしていくのってちょっと違うと思し、とってもシンドイこと。
毎日の幸福感が大きな幸せに繋がる、よく言われる小さな成功体験の積み重ねが自信に繋がるのと同じ感じ。
結局のところ、人生はどんなことでも継続が一番大事ってことなのかも。
今回の特別定額給付金10万円は、そんな幸福を得られる機会。
自分にとって、最も生きた使い方をしようじゃないか。