jejuolle.org/trail/kor/より引用
僕と同じく山歩きの趣味を持つ母が、たまに熊野古道についての話をする。
よく一緒に山に登る同世代のお友だちとも、登山口へと向かう道中で熊野古道の話題になることがある。
それ以外にも、島嶼や低山のウォーキングツアーの話題や、札幌近郊の濃昼山道についての話も多い。
ちなみに「多い」というのは、彼女たちは70歳を過ぎた老人(※注、自分たちでそう言っているわけで、僕が揶揄しているわけではない。)なので、たまに会っても何度も同じ話を繰り返すのだ。
酷いときは、山へ向かうときの車中と、帰りの車中でも同じ話題を繰り返すこともあるくらい。
「えっ?それ、さっきも話していたんだけど」とツッコみたくなるが、お互いすでに記憶に残っていないみたいだから、まあいいや、、、(汗)
まあ、そのくらい山歩きが好きらしい。
で、そういった話題に、あまり興味がなく聞き流していたのだけど、2015年2月に北根室ランチウェイをチャレンジした(積雪でただの公道歩きになったが、、、)ときに、フットパスに興味を抱いた。
⇨【北根室ランチウェイ】冬期間の雪の状態の悪さに苦しめられ敗退。一般道を繋いでエスケープルートで弟子屈へ
それからというもの、垂直方向に高い場所へ行く「登山」だけではなく、水平方向にどこまでも行く「旅」に傾注してゆく。
近年、海外マラソンに参加し続けているのも、同じような感覚なのだ。
「オルレ」山と渓谷2020年4月号の記事で知って
前置きが長くなったが、今日はオルレの話題。
オルレの存在は自分も知らなかったのだけど、雑誌「山と渓谷 2020年4月号」の中で特集記事に触れた。
韓国で人気の「オルレ」を本場・済州島で体験
というタイトルが付けられた5ページにわたる記事だ。
ここには、”オルレとは里山や山麓の集落をのんびり歩くスタイルのこと”
と書かれており、全26コース総距離にして425kmもあるらしい。
先日、台湾の環島について触れたけれど、それと同じように魅力的だ。
⇨自転車での台湾一周「環島」|やりたいと思ったらすぐに動き出せ!
このブログでは、韓国のハイキングについてもいくつか記事を書いていて、ソウルの北漢山や大邱の八公山、世界遺産の海印寺の裏にある伽倻山、釜山の金井山、大邱のアプサンついても実際に登って書いている。
これらの山々は、ハイキングコースが非常によく整備されていて、安心して歩くことができる。
そういったことから、おそらくこのオルレも気持ちよく歩けるのではないだろうか。
次に登りたいと思っていたのが済州島のハルラ山で、計画を立てていたら今回のコロナ騒ぎになってしまった。
ちなみに済州島には、例年5月に開催される済州国際観光マラソンフェスティバルもあるので、ハルラ山登山とオルレと合わせ、3つのテーマで遊びに行けることになる。
で、オルレについて調べてみると、VISIT JEJUのサイトで、雪を抱いた1月のハルラ山が紹介されていて、雪のクァンチギ海岸を城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)に向かって歩いているシーンが魅力的に映る。
ぜひ、こういうオフシーズンにも静かに訪れてみたいものだ。
熊野古道を歩くのは、まだまだ先かもしれないけれど、オルレは航空券が安く手に入ったときにパッと行くような気がする。
そして、自分も自称「老人」になった頃、オルレの話を延々と繰り返すかもしれない。
イメージは下のYouTube動画にて。