深田久弥が選んだ日本百名山。
正直な気持ち、それほど興味があるわけではないのだけど、日本全国からたったの100峰を選んだだけあって、確かにその多くは登ってみたい山々だ。
僕は北海道を拠点に活動しているので、北アルプスの山々には今までほとんど登ったことがない。
いつかは登りたいと思いながらも、梅雨明け後の混雑を想像すると、どうしても敬遠しがち。
お盆時期と重なると北海道往復の航空券は帰省と重なって割高だし、それを過ぎれば今度は台風シーズンが到来だ。
そんなこんなで、なかなか遠征に行けず、気付けば47歳だ。
登ったことがある山も、一昨年の笠ヶ岳、それとかれこれ18年くらい前に折立から周回した黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳くらい。
しかも当時、太郎平小屋でビールを500円で購入して飲みながら歩き、陽が沈む直前の黒部五郎岳は酔っていてあまり記憶に残っていない。
三俣蓮華岳は陽が沈む直前から本降りになって、雨の中でのテント設営、翌朝の鷲羽岳は暴風の中での登頂。
その後も雲の平辺りで下痢に苦しみ、2泊目はどこで寝たのかも覚えていない。
人間は苦しかったことはすぐに忘れられるものだ。
なので、自分にとって、まともに登ったのは笠ヶ岳のみ。
そして、今でも北アルプスの山名や位置関係がよく分かっていない。
後立山連峰がハートに突き刺さる
2020年は特殊な状況下なので、小屋泊りのロングコースは混雑しないと思うし、ガイドツアーも業界が示す指針に同調して、めっきり減るだろう。
僕は人と異なる道を歩くのを好むし、変化も喜んで受け入れる。
だから今回のコロナ騒動は、この切り口だけで見ればチャンスにしか思えない。
しかも予定していた海外旅行は全部キャンセルで、時間だけは満タンだ。
条件はすべて整っている。
で、僕が北アルプスで真っ先に行きたい山があり、それが後立山連峰の五竜岳と鹿島槍ヶ岳。
理由?そんなものはない。
以前にもこの2つの山は僕のハートにキュンときて、今回もビビッときた。
恋愛と一緒、山なんてその姿にカタチに直感的に惹かれるのだ。
もっとも、彼女にビビッときて9ヶ月でスピード結婚をしたが、結果は破れてしまったのだが、、、
雑誌「ワンダーフォーゲル2020年4月号」の特集「テーマで知る。レベルで選ぶ。日本百名山案内」をFire HD 8 タブレットでスワイプしていると、槍ヶ岳や奥穂高岳、剱岳や立山より魅力を感じて立ち止まってしまうのが、五竜岳と鹿島槍ヶ岳。
僕は、やっぱり人とはちょっと変わっているらしい。
で、今年の夏は、すべての休日を山で遊ぼうと心に決め、今からいろいろと策を練るのであった。
ブログやSNSで発信していると、山に行きたくても行けない人が意外と多いことに気付く。
そんな方々に僕の行動がどのように映るのかは分からないし、受け止め方も人それぞれだと思うのだけど、何らかのポジティブな影響を与えることができれば、僕は幸せ。
書き手冥利に尽きる。
多くの人がハッピーだと感じられるように、これからも僕が感じたハッピーをブログやSNSで発信していきたい。