標高1,230mのオロフレ山は、登山口からの標高差が僅か300m程度しかなく、山頂往復にかかる時間はせいぜい3時間程度。
山歩きの初心者にもお薦めできる山の一つです。
この山はお花の名山で、特にシラネアオイが多いことでも有名。
今日は、どんよりとした曇り空の中、お花見ハイキングを楽しんできました。
オロフレ峠の上空は雲の中
登山口があるオロフレ峠まで全線が舗装道路なのでアクセスしやすく、駐車場も100台くらい停めることができます。
ただ、オロフレ峠は積雪期に通行止めとなるので、ゲートが解放される6月上旬の週末にお花目当てのハイカーが集中します。
そのため、平日で天気が晴れていない日を目がけて登ると、ゆっくりと楽しめるかもしれません。
ですが、今日はあいにくの曇り空。
行政が運営するウェブサイトとしては、なかなか作りこまれているなと関心するサイトに、胆振総合振興局の「登ろういぶりの山 山登りまち巡りガイド」というコーナーがあります。
この1ページだけを読むだけで、十分な情報が得られます。
北海道の夏山に関しては、北海道夏山ガイドを推している私ですが、無料の情報としては前出のページがおすすめなので、一度アクセスしてみてください。
シラネアオイの全盛期はすでに終わり
2020年は暖冬で積雪が少なかったこともあり、雪解けも早かったのでしょう。
6月19日に訪れた際には、シラネアオイの最盛期はすでに終わっていた印象でした。
代わりに、チングルマの最盛期が始まりつつあり、断崖にべったりと群落が張り付いているのが確認できます。
残念ながら、登山道の周囲に咲いている株はごくわずかですが、途中の分岐から上がる山神の岩肌にも咲いています。
実のところ、駐車場の脇(来馬岳側の金属ネットが張られているところ)にも多数のチングルマが自生しているので、ハイカー以外の一般観光客でも見ることができます。
駐車場の脇と言えば、オダマキが集中して咲いています。
真上から写真を撮ると、何の花だか分かりずらいですよね。
可愛らしく咲くスミレ。
よく見慣れた花も山歩きのストーリーの中に登場すると、ついつい見とれてしまいますよね。
さて、今日は朝8時にレンタカーを借り、渋滞する札幌市内を国道453号線で常盤方面へ。
支笏湖から国道276号線で美笛峠を越え、壮瞥方面からオロフレ峠へ向かいました。
札幌市内から一般道でアクセスする場合、この経路が最短距離になるようですが、カーブが連続するので快適ではないですね。
途中にコンビニや給油ポイントがほとんどなく、所要時間も2時間半くらいかかります。
帰りはカルルス温泉側に下りて、登別、白老、苫小牧を経由しました。
国道36号線は交通量が多いものの、道幅が広くて運転も快適。
所要時間もそれほど変わらないので、個人的な意見としてはこちらの経路を推奨します。
まあ予算に問題がなければ、高速道路を使うのがベストですよね。
今朝は藻岩山ですら山頂が見えないくらい雲が低い1日でしたが、幸い雨も降らずゆっくりとしたハイキングを楽しめました。
およそ20年ぶりの再訪で、とっても新鮮な気分。
こんな天気で、しかもお昼前の11時から登り始めたにもかかわらず、10組近いグループとスライドし、この山の人気度が伺えます。
5日前の神居尻山でのハイキングもそうでしたが、ソーシャルディスタンスに配慮して、登山者同士がすれ違う際にも、顔を合わせて話をする場面がほとんどなくなったように感じます。
笑顔で挨拶したり、下山者から天気や登山道の情報を貰ったりするのって、山歩きの楽しみの一つなんですけどね。
さて今週末は、あさって日曜日が晴れそうな感じ。
日曜は今シーズン初めての十勝連峰を歩こうと思います。
土曜の勤務終了後から出かけますので、コモ子ブログは月曜日まで更新できない予定です。ごめんなさい。