2020年もあっという間に半年が過ぎてしまったので、半年分のレビューをしてみたいと思います。
僕は写真を撮ったり、ブログを書いたりして、いつも記録を残しておくのですが、これにはいくつかの理由があります。
- 自分の軌跡を振り返って、次の目標を確認すること
- 出会った人や、その時感じたことを忘れないようにすること(実際、僕は忘れやすくて、恩義に対してきっと礼を欠いた行動を繰り返してきたと思う)
- 小さな成功体験の積み上げを確認する
- 楽しかったことを思い出し、ひとりでニヤニヤする、、、
ちなみに、Facebookやインスタ、ヤマレコや無料ブログでも、自分の記録は残せるのですが、これらは運営側の都合でいつ飛ばされるかわからないので、このブログは年間1万数千円のコストをかけて運営しています。
そのコストを負担してでも、記録を残しておくメリットがあると感じるくらい、僕はブログ好き。
では、さっそく半年間の山歩きと旅行について、振り返っていきます。
1月3日 正月のアポイ岳
正月3連休の最終日、チームしんちゃんずを強引に誘って出かけてきた。
前夜は、同世代の従兄弟会を(お酒なしで)開いて24時過ぎに帰宅し、僅か1時間の睡眠だけで2時半に出発。
アポイ岳は初心者向けの易しい山だけど、札幌から行くには何と言っても遠い。
山歩きをしている時間より、移動時間の方が長いくらいだ。
夜間の長距離にわたる運転は、高齢者にとって厳しいという話をよく耳にする。
現役引退後の方々が遠出をして山に登るために、移動日と登山日を分けるという理由が頷ける。
さて正月のアポイ岳は、風がそこそこあったものの、山頂に近付くと天気が回復してきて晴れ。
7時過ぎ登山開始、時間帯のチョイスが上手くいった格好だ。
雪がほとんどない札幌市内とは異なり、アポイ岳には思っていたよりも雪が多かったが、全員がピークに至ることができた。
思っていたよりも雪が深かったので、8合目くらいで引き返してもいいと思ったものの、最年長のしんちゃんが「山頂まで行ってもいい?」って言うので、行くことにした。
彼女のように米寿を過ぎても、僕は山頂を目指すだけの気力は残っているだろうか?
コロナ禍の影響で、彼女たちに迷惑をかけられないので、このあとはしばらく一緒に出掛ける機会がなくなったけれど、ひとまず2020年の年初にご一緒できたのは何よりだ。
1月19日 スタンダードチャータード台北マラソン
先月開催された台北マラソンに続き、スタンダードチャータード台北マラソンへ参加するためだ。
念のため説明すると、12月に行われるのが一般的によく知られている台北マラソン。
1月に行われているのは、香港やシンガポール、クアラルンプールなどで行われている、スタンダードチャータード銀行がメインスポンサーの台北マラソンだ。
僕にとっては18年のKL、シンガポール、19年の香港に続く4レース目。
スタンダードチャータードマラソンは、過去にはムンバイやバンコクなどもあったが、今は冠スポンサーが変わったようだ。
今残っているのは、ドバイ、ナイロビ、ジャージー島、フォークランド諸島を合わせて8レースだ。
今回の参加はフルマラソン。
2019年3月のソウルマラソン以来のフルマラソン参加。
結論を言うと、タイムは4時間30分ちょっと。
それでも今の自分の実力や練習量にしては、かなりイイ線までいったと思う。
前日は富覇王猪脚でとろける様なうま~いお肉を頂き、台北をいっぱい楽しめた。
11月から3か月連続で台北へ行ったけれど、このあとはコロナ禍の影響でしばらくお休み。
台湾には、もう少しじっくりと腰を据えて、マンスリー単位で暮らしてみたい。
山にもたくさん登りたいし、マラソンが盛んな台湾には50大会を超えるマラソン大会もあるので、それらにも出てみたい。
自転車で一周する「環島」ももちろんだ。
いやー、やってみたいことが本当に山ほどあるぅ~!
みんな、もっと自分を生きよう!
周囲に忖度している暇など1秒たりともありませんよー
⇨大会参加レビュー|スタンダードチャータード台北マラソン2020
2月2日 雌阿寒岳
札幌に住んでいると、冬にスカッと晴れることがないので、どうしても山歩きから足が遠のいてしまう。
そのくらい、自分は天気が良いことがモチベーションに繋がるのだ。
だたちょっと視野を広げれば、道東はたいてい晴れているので、厳冬期でも登れる雌阿寒岳へ行くことに決めた。
最近は自宅を深夜出発で早朝から登るパターンが定着しつつあり、この日も6時には登山口にいた。
予想通り、スノーシュー不要、担いだままで山頂へ登頂し、孤独な世界に大満足。
基本、ひとりが好きだ。
もはやビョーキかも。
雲海から突き出る雄阿寒岳の山頂、真っ白な阿寒富士など、本当にいい眺め。
来年こそは雄阿寒岳にも登ろうと決意し、札幌までの長い道のりを一般道で帰るのだった。
ああ、充実感と幸福感でいっぱいだね。
雌阿寒岳の雪景色|この世で最も美しい☆雪と氷が作る真っ白な世界
2月16日 タイ、シークランとビール会とチェンマイ
2月15日~18日、バンコク、チェンマイ。
ノックスクートのセールで18,700円で購入した、新千歳ーバンコク往復でタイシークランに参加してきた。
残念ながらノックスクートは、今回のコロナの影響で、事業を清算することになったらしい。
また、タイへの旅行が一歩遠のいた。
当初、国内線でプーケットとチェンマイに行く予定だったけれど、タイシークランの参加とチェンマイ日帰りに変更。
シークラン(ハーフ)はかなり真面目に走って、何とか2時間を切れた感じ。
東南アジアのマラソン大会は、北海道民にとって本当に苦しい、、、汗
ところで、今まで参加した海外マラソンで、特に楽しいと思った共通点は2つ。
- ハーフマラソン
- ローカルで比較的小規模な大会
この2点。
具体的には、
- ルアンパバーンハーフマラソン(ラオス)
- タイシークラン(タイ)
- 釜山海マラソン(韓国)
この3つが純粋に楽しめた。
どれも参加してからまだ1年も経っていない。
北海道マラソンより札幌マラソンのほうが楽しいと感じられる人なら、この感覚はきっと分かってもらえるだろう。
マラソン参加後は、現地在住のOさんと合流して、終日飲み会を楽しませてもらった。
またもご馳走になりっぱなしだけど、厚意は素直にありがたく受け取ったほうが良いと思っている⇨図々しいだけ、、、
翌日は、ほぼ二日酔いのままチェンマイへ移動し、ドイステープ寺院やモン族の村、それと旧市街の主要な寺院巡りを矢継ぎ早に観光。
自分の旅は1度行って終わりではないので、こうした下見旅行で概要を把握し、次が本番旅行というスタイル。
コロナ禍がひと段落したら、チェンマイには何度も行くだろう。
⇨悩ましい!ドイステープ寺院への行き方|せっかくのチェンマイ、モン族の村やプーピン離宮へも行ってみないか
⇨第26回タイシークラン2020|大会の様子とエントリーについて
⇨バンコク&チェンマイ旅行記|ノックスクートとエアアジアで行く2泊4日
3月29日 南日高トヨニ岳
3月29日、トヨニ岳南峰。
悪い癖で、厳冬期に入ると山歩きやトレーニングをサボってしまう。
お陰で、コロナ前にすでに5kgくらい太った、、、汗
で、残雪期に突入。
野塚岳に登ろうか、トヨニ岳に登ろうかと悩んでいるうちに、トヨニ岳に登っていた。
「理由(わけ)のわからないことで悩んでいるうちに、老いぼれてしまうから~♪」
森進一の名曲「襟裳岬」だが、本当にそんなことを感じている。
悩んでいる暇があったら、さっさとやれだ。
この日のコンディションは最高で、無風で曇り空、雪質もツボ足には最高だ。
今回はトヨニ岳南峰だけの往復だったけれど、トヨニ岳北峰はもちろん、ピリカヌプリ日帰りも可能だっただろう。
来シーズン以降、チャンスが来たらやろう。
やれると思ったことは、必ず実現できる。
そして「襟裳岬」。
老いぼれる前にすべてやろう。
4月12日 増毛山地の好きな山、幌天狗
4月12日は、増毛山地の幌天狗。
今年は暖冬なので、残雪期登山も今が佳境という感じだ。
これもブログのご縁で実現したこと、ブログを書いて発信し続けてきて、本当に良かったと感じている。
話は戻して幌天狗。
コロナ禍によって、海外旅行がすべて取り止めとなった裏返しで、山に行く機会が増えたというわけだ。
しかも、この日は全道晴れマーク。
かくして、どこの山に登ろうと悩んだ結果、ここ幌天狗に決めたのだった。
数年前から残雪期の手塩岳とか積丹岳や余別岳に登りたいとずっと思っていたけれど、今年は増毛山地が呼んでいるような感じがしたのだ。
幌天狗では出発早々の早朝3時、暗闇の中での藪漕ぎが酷くて、何度か心が折れそうになった。
けれども、結果として大満足な結果を得られた。
このように登山時には、心が折れそうになる瞬間が何度か訪れるわけだが、これを乗り越えて最高の結果が得られた時、成功体験の経験値が一つ、また一つと増え、最終的に大きな自分を手に入れているように思う。
これは体験した者にしかきっと分からないだろう。
団体競技で一致団結し、勝利を勝ち取ったあの喜びは、自分も陸上自衛隊にいたので理解しているつもりだ。
特に途中経過、プロセスにおいて得られることが非常に大きい。
だが、単独で何かを成し遂げるというのとは、何かが異なると考えている。
得られるものがそもそも違うのだろう。
そんな飛躍した話題を書こうと思うのも、登山を通じて得られたことが大きいからに違いない。
4月17日 奥徳富岳・群別岳
4月17日、奥徳富岳⇨群別岳。
5日前に登った幌天狗からの眺めが忘れられず、平日休みを利用して登ってきた。
コロナの影響で残業削減、早退推奨の動きが加速したこともあり、17時にはレンタカーを借りてすぐに就寝。
しっかりと睡眠を取って、札幌出発は24時だ。
2時47分に林道の駐車ポイントを真っ暗ななか出発し、ヒグマに怯えながら歩兵の本領を唄って鼓舞し、そして夜が明ける。
奥徳富岳まで4時間、天気は最高、群別の眺めも最高だ。
歴史的な原油安の影響もあって、ガソリン代もリッター110円前後なので、浜益往復でも懐にとても優しい。
ニコニコレンタカー3,850円+ガソリン代1,098円、僅か5,000円でこれだけの経験ができるなんて、お金なんてなくても十分に楽しめるいい時代じゃないか。
6月7日 北広島自転車往復8回
4月後半からの緊急事態宣言と、登山自粛が推奨される空気もあり、4月下旬から近所をランとバイクでトレーニングすることで気を紛らわせてきた。
6月に入って緊急事態宣言は解除されたものの、この時期はHUAWEI Band 4 Proを購入してログを取ることが面白く、週に2回ハーフマラソンと自転車で北広島を往復するだけで十分に満足感が得られた。
たまたま2連休となったので、自転車で旭川を往復しようと試みるが、何かトラブルがあったら対処できないので、通いなれた北広島のエルフィンロードを朝から何度も往復することに。
目的は脂肪燃焼、、、汗
で、朝8時前から走り始め、2時間に1回の間隔で大休止を挟み、夕方8往復目を数えたときにディレーラーのトラブルで走行不能に(泣)
6月14日 神居尻山
およそ2か月間にわたるステイホーム期間を経て、久しぶりの山歩きだ。
僕は食品業界にいるので、ステイホーム期間中も通常通り出社。
早朝ランニングや夕方のサイクリングで、密にならないようにトレーニングもしていた。
海外旅行や山歩きが出来なくても、せいぜい2か月間の話、大したことではない。
ただ、同じ趣味を持つ母と山へ出かけるのは、正月のアポイ岳以来、リカさんとは17年ぶりくらいのご無沙汰。
6月は日照時間が長く、北海道は日本の中でも特に長くなるので、天気が良い日はガツガツした山歩きもいいだろう。
でも曇り空のときであれば、せっかくの花のシーズンを楽しむほうがベターかも。
梅雨空の時は、それほど強い雨にならないし、風も強くならないことが多いので、しっとりとお花見ハイキングもいいと思う。
6月18日 オロフレ山
コロナ明け(中休み?)で、とにかく活動できる時間があれば、少々天気が悪くても山へ行く。
オロフレ山や昆布岳は、20代の頃に登って以来のご無沙汰なので、こういう機会がもってこいだ。
自分が登りたいし、平日休みを有意義に使いたいし、親孝行登山もしておきたいしで、全部まとめてやってしまおう、そんな感じ。
11時からの登山、あいにくの曇り空だけど、雨にも当たらずたくさんのお花を楽しめて満足。
帰りに登別温泉に立ち寄れなかったことだけが心残り。
次は新幹線が開通する前に、昆布岳に登ろう。
6月21日 十勝連峰ワンデイ縦走3回目
5年ぶりに十勝連峰全山縦走をワンデイでやってみた。
予想以上に雪が残り、予想よりはるかに少ないお花にがっかり。
でも予想外の好天に恵まれ、富良野岳からオプタテシケ山まで、ずっと雲海の上を歩ける清々しさ。
かくして、日焼けが著しく、6月下旬にすでに真っ黒な顔をしているのであった。
山の方はと言えば、さすがに折り返し以降はずっと雲の中だったけれど、約17時間に及ぶ往復行程に大満足。
次は50歳になる3年後あたりに、またやろうかなって思っている。
日高山脈の山並みは確かに美しいけれど、僕は大雪山系に魅了され続けている。
上半期は僅かに8回しか山歩きをしていないので、今年の下半期はガシガシ攻めようと思っています。
まずは7月3日の雨竜沼湿原からスタートです。