先日のブログで「今月中に表大雪の主要な山々を、ワンデイで全山歩きたいと思っている」というようなことを書きました。
当初の計画では、天人峡温泉を起点にして、高根ヶ原を歩き、最終的に旭岳温泉へ下山するルートで、トムラウシ山や愛別岳にも足を延ばします。
しかし、今の自分の体力レベルでは高根ヶ原以南の山々、忠別岳・五色岳・化雲岳・トムラウシ山まで含めると、ワンデイではかなり厳しそう。
そこで、南の限界を緑岳とするコースを作り、これを「小周りコース」として計画してみます。
旭岳温泉を起点に御鉢平とその周辺で歩く
小回りコースは、旭岳温泉を起点とします。
ヤマレコの山行計画を利用して試算すると、距離46.9km、時間は24時間8分。
75%くらいのペースで歩き通せれば、実質の所要時間は18時間程度となることが予想されます。
7月後半で、ヘッドライトを装着せずに山中を行動できる時間を、4時半~18時半と仮定した場合、およそ14時間の行動時間となるため、間違いなく前後合わせて4時間くらいの夜間行動が必要になりそう。
そのため、いくつかの要素を考慮してIN・OUTの場所を決める必要があり、結論として旭岳温泉をチョイス。
- 夜間に未舗装路を運転しなくても良い
- ロープウェイとリフトは営業時間外で使えない
- 早朝・深夜でも道迷いなく、安心して行動できるルート
- 緑岳や白雲岳避難小屋付近はヒグマとの遭遇を懸念して、日中に通過する
繰り返しになるけれど、これらを考慮した結果として、通いなれた旭岳温泉がもっともやり易そう。
また、札幌からの移動に関しても、もっとも楽チン。
ちょっと残念なのは、このルートでは裾合平や中岳温泉を通過しないところかな。
長時間の山歩きは、時間計画が大切
僕は綿密に計画を立てて行動するタイプではなくて、天候次第で他の山に変更したり、調子が良くてさらに奥へ足を延ばしたりすることもあります。
ただこういった長距離の山歩きは、自分自身が距離が長くなればなるほど、良くも悪くも誤差が大きくなっていくので、計画段階での基準が必要。
遅ければ、計画を短く切り上げる必要もあるのです。
このコースでは、旭岳、北海岳、白雲岳、緑岳、赤岳、黒岳、桂月岳、北鎮岳、愛別岳、比布岳といった著名なピークを踏みますが、毎年のように何度も通っているので、実際のところ面白いのかな~?って疑問も。
どうも新鮮味がなくて、モチベーションが上がりません。
著名なピークは踏まない中周りコース
そこで、やはり天人峡温泉を起点に、途中通過点の化雲岳、忠別岳、北海岳にしか登らないで旭岳温泉へ下山するルートを組んでみます。
ピークはほとんど踏まないけれど、このルートはお花が多いのできっと楽しいと思うし、天人峡を深夜1時くらいに出発すれば、高根ヶ原通過も午前中なのでガスに巻かれる心配もなさそう。
最後に旭岳温泉から天人峡温泉までの連絡コースが残るのがイヤだけど、、、
小周りコースを歩くか、この中周りコースを歩くかまだ迷っていますが、高根ヶ原はガスの中一度しか歩いたことがないので、両脇に雲海を見ながら歩くのはとっても楽しそう。
縦走は旅みたいなもの、計画を立てている段階が楽しいのかもしれませんね。