今年は2月にバンコクへ行って以来、北海道を離れたのは1度きり、しかも出張で訪れた青森県の八戸市(正確には階上町)だけ。
余談だが、今年の八戸市は2月下旬でも雪が全くなかったことから、実は住みやすい街なのかもしれない。
仙台、松本、千葉と並んで、今後の居住先候補として検討したい都市の一つだ。
さて、今回は地球全体が抱える大問題なので仕方がないものの、最近はどうも心の底から湧き上がる旅への衝動が抑えられない。
山に登ったり自転車に乗ったり、それはそれで楽しいものの、海外の街を歩いて得られる刺激はそれとはまた異なるもの。
そこで読者さんを無視して、過去の思い出にふけってみようと思う。
ガス抜きだと思って付き合ってくれる方のみで結構ですので、読み進めてみてください。
しかも勝手にランキングも付けていますが、好きな街の順番でもなんでもありません。
第1位|成田からジェットスターでフィリピンマニラへ
⇨2017年に行ったマニラ。東南アジア諸国では、クアラルンプールとバンコクにしか行ったことがなかった僕にとって、マニラは強い刺激を与えてくれた。正直言って、まったく楽しくなかった。深夜0時過ぎに到着したニノイアキノ空港。空港での夜明かし。市場の一角、雨で水たまりが出きているなかで、両足がない人が物乞いしている。ちなみに、アフリカの最貧国は「絶対的貧困」というのに対し、フィリピンに見られる貧困は「相対的貧困」というのだそうだ。物乞いは韓国も含め、旅先では必ずお目にかかる。日本語でフレンドリーに話してくる人にカレッサ(馬車)に乗せられて、ぼったくられそうになったこと、旅先の僅かなワンシーンから、自分がとにかく恵まれているということを再確認する。自然のなかでの山歩きでは得られない感覚。
第2位|エアアジアを乗り継いでインドネシアジャカルタへ
⇨2017年にはジャカルタにも行った。僕にとって初めての南半球。日本人の中には、東南アジアを一緒くたに見る人が少なくないけれど、実際に行ってみると国によって雰囲気が異なる。ジャカルタで最も印象に残っているのは、人々が親切で優しいことだ。それと中華圏の雰囲気があまりしない。地理的にはシンガポールに近く、マレーシアと同じイスラム圏だが、KLとはやはり違う。日本からちょっと遠いが、インドネシアは観光立国でもあるので、何度か通わないとならないだろう。まずはジャカルタマラソンから。
⇨【ジャカルタ】スカルノハッタ国際空港|ダムリバスの乗り方|トランスジャカルタの乗り方など
この当時は、検索ニーズを満たすためのHOW TO的な記事を書くことが多かったが、最近は自分本位で好き勝手なことを書いています。
第3位|何度行っても飽きないクアラルンプール
⇨クアラルンプールにはもう何度行っただろうか。僅か4年間で、これほど観光目的だけで行ったのはエアアジアXのおかげ以外の何物でもない。何と言っても新千歳から直行便が出ているのだから。でも、旅慣れしている人にとって、この街は刺激が少なく楽しくないと言う。その意味はカイガイリョコウ初級者の僕にも何となく分かる。先進国に近く、都市全体が持つディープでカオスな空気感がこの街にはないからだ。僕にとってはバンコクよりも旅行がしやすく、シンガポールほど都会チックでないところが心地よい。中心街がコンパクトにまとまっていて、タイペイのように分かりやすい。できれば長期滞在してみたい都市の一つだ。んっ?もう2年以上行ってないのか。
⇨クアラルンプール旅行記1|到着日はKLIA2とアロー通りで屋台メシ
第4位|バイク天国かそれとも地獄か、ホーチミンシティもハノイも
⇨2018年にはベトナムのホーチミンシティへも行ってみた。ベトナムほどバイクが多い国は他にないだろう。そして、ASEAN諸国で最もエネルギッシュだと思う。とにかくアツい。職場の人間関係などチマチマしたことで病んでいる人は、こういう場所に行ってみると良い。価値観がゴッソリ変わるはずだ。プノンペンまで直線距離で約200km、バンコクまで約800km。インドシナ半島は狭い範囲に、多様な都市が凝縮されている。ベトナムは見どころが多い。もう少し札幌から行きやすければ、もっともっと行きたい国の一つだ。
⇨【ベトナム旅行記】ホーチミンでスリの被害?それでもおススメしたい!弾丸旅行に最適な街
そう、スマホをスられた(落とした?)のでした。これ以降、昼間っからビールばかり飲むのは止めようということに。(本当か!?)
第5位|アンコール遺跡へのゲートウェイ、シェムリアップ
⇨これも2018年、アンコール遺跡群を見たくてカンボジアのシェムリアップへ。この街はいかにも観光客相手の街づくりで、郊外に中国人向けツアー用のリゾートホテルが多く、中心部は欧米人向けの比較的小規模な宿泊施設が多い印象だった。シェムリアップという街にはそれほど心地良さは感じなかったし、物価も高め。基本的に米ドルが流通し、滞在費もかさむ感じだ。個人的にはアンコール遺跡にもっとディープに浸りたいので、再訪するチャンスがあればぜひ行きたい。ただし、ラオス同様、バンコクやハノイなどを経由するので、近いけど遠い国だ。そして今度は首都プノンペンやシアヌークビルにも行ってみたい。
⇨カンボジア旅行記1|新千歳からバンコクを経由してシェムリアップへ
第5位(タイ)|癒されたいならラオスへ。ルアンパバーン
⇨2019年秋。日本人にはあまりお馴染みではないラオスのルアンパバーン。シェムリアップと並んで、欧米人や中国人には絶大な人気を誇るようだ。僕はせかせかした旅をする傾向にあるが、ここのゆったりした雰囲気は好き。マラソン参加が目的だったとはいえ、1泊2日は短すぎた。のんびりするなら、リゾートではなくてこういった小さな地方都市がいいのかもしれない。基本、この街には外資系のナショナルチェーンは何もないと思ってよい。旅好きにはぜひ訪れてもらいたいおススメの街だ。
⇨ハノイから1泊2日でプーシーの丘とクアンシーの滝と2019ルアンパバーンハーフマラソン
第6位|また行きたい症候群、チェンマイが好き!
⇨そして今年、最もレイティストな旅行先は、タイのチェンマイ。ここもステキな街だ。東京に対する名古屋、ソウルに対する大邱、バンコクに対するチェンマイ、そんな感じだろうか。空港からバスに乗った瞬間にこの街の雰囲気が分った。僅か半日の滞在ですっかり恋してしまった。また行きたい。次回バンコクへ旅する機会があれば、必ずセットで行きたいのがこのチェンマイ。メインは寺院ばかりではないだろう。
⇨バンコク&チェンマイ旅行記|ノックスクートとタイエアアジアで行く2泊4日の旅
ここに訪れたのは、まだ5ヶ月前の出来事なのに、相当昔のような気がするのも不思議な感覚。
第7位|えっ?飲みに行くためだけにバンコクまで行くの?
⇨そしてバンコク。遊べるところも多いし(健全な遊び)ビールも飲めるので、オジサンにはちょうど良い。僕にとって何度でも旅したい居心地が良い都市は、台北、香港、クアラルンプール、そしてバンコクだ。16年秋に初めて訪タイして以来、渡航回数はかなりの数にのぼるが、たいていトランジットなので旅の中身は実のところあまり濃くない。現地には、マラソンを一緒に走る目的が15%、酒盛りをする目的が残り85%くらいのお友だちもでき、さらに日本からわざわざ一緒に行くお友だちもできたので、暇さえあれば行く、僕にとって十勝連峰のような場所だ。アユタヤーやパッタヤーなど近郊の観光地やリゾートへも行っていないので、通い詰めないとならないだろう。
⇨バンコク旅行記|2019バンコクマラソン&良き仲間たちとビール三昧
第8位|また以前のように旅ができる日を願って、香港
⇨香港には5回くらい行っただろうか。シンガポールより断然こっちが好き。最後に行ったのは2019年2月の香港マラソンのとき。この後、香港は荒れ、市民一丸となって闘っているという。さらに今回の武漢肺炎。かつてのように、この街を闊歩できる日が再びやって来るのだろうか。とは言え香港はさ、やっぱり香港だよ。こんなに観光客に魅力的な街なんて、アジアには他にないでしょ?というのが僕の感想。
⇨香港マラソン2019|ついでに深圳と香港の夜景、上海生煎包と旺角街歩き。香港滞在45時間旅行記
第9位|インドって何もかもがスゴい、ムンバイ
⇨2019年1月のムンバイも刺激的だった。ドアのない列車から乗客がはみ出しているが、慣れればどうってことはない。ひとりで列車にも乗れたし、フルマラソンも完走した。クレカでATMキャッシングができなくて宿泊費が払えず、現金1万円がホテルオーナーの知人のまた知人の商売人の言い値でかなり目減りしてインドルピーに化けた。日本人がたったの1万円くらいでセコいことは言わないゾと、負け惜しみをひとり心の中でつぶやいた。そしてこの国の物乞いは凄まじい。一度ロックオンされると、金品を渡す一択と言っても過言ではない。マラソンで貰った飲食物はすべて彼女たちと子供たちの手に渡った。それと、さすがに食事だけはダメだった。食品工場で勤務している立場で、帰国後に何かあったらまずい。結局、マクドナルドとスターバックスのお世話になったのは言うまでもない。
第10位|可もなく不可もなく、シンガポール
⇨シンガポールへは2017年と18年に3回行っただろうか。そのうち1回はエアアジアでKLから乗り継ぎ、もう1回はジョホールバルから陸路で、最後の1回はなんとシンガポール航空だ。もちろん特典航空券だけど、、、今後はマラソン参加以外で行くことはおそらくないだろう。好きな場所はリトルインディアとチャイナタウン、ゲイランなど高層ビル群とはあまり縁のない場所。何だろう、生活臭がして商売っ気があるところを歩くのが好きなのかなぁ。自分でも謎。
⇨2018シンガポール旅行記|乗り継ぎ24時間以内でフルマラソンに参加できるか?【前編】
第11位|広州が好き!深圳が好き!広東省が好きかも
⇨2018年の広州市。交通事故から2か月、やっと何とか歩けるようになったところで、腫れ上がった右足を引きずりながらの旅。最終日は貧血気味になって立ち眩みがし、空港のベンチでぶっ倒れそうになった。しかも欲張って深圳と香港へも。広州市ってあれほどの大都会なのに、日本人旅行者の話題になることはほとんどない印象。上海のようにLCCの直行便が飛んでくれると身近になっていいのにね。毎年12月に広州マラソンが開催されるので、そこを目がけて行ってみたい。
⇨中国広州市旅行記1|ANAの特典航空券で新千歳~成田~広州白雲空港
第12位|ソウルとか釜山とか大邱とか
⇨韓国へは間違いなく10回以上行ってて、たぶん東京へ行った回数より多いと思う。僕は日本国内47都道府県全てに行ったことがあるけれど、住んでいた街(札幌、旭川、函館、千歳、横須賀、御殿場、小平、小山町、久留米)とその近隣都市を除けば、訪問回数ナンバー1はやっぱりソウルだ。ちなみに人一倍愛国者だと自負しているが、嫌韓ではなく親韓派だ。しかしながらソウルも釜山も大邱もそろそろ飽きた。行ってもあまり新鮮味を感じない。ま、リフレッシュにはちょうどいいけれど。
⇨大邱・釜山旅行記|プルコギ・レバ刺し・ジャジャ麺に焼き魚。t'way運休直前の新千歳から行く往復9,538円2泊3日のひとり旅
第13位|実はイチバン好きなのは台北
⇨台北へも6回ほど。peach4回、バニラ0.5回、スクート0.5回、復興航空1回にて。登りたかった雪山もナイトハイクでピークへ達したし、台北マラソン、SC台北マラソンと昨年12月から2か月間で3つとも達成できた。残すは台湾一周の環島、高雄マラソン、エバー航空ハーフマラソン、玉山あたり。地方都市にはまったく行ったことがないので、環島の際に全部見てやろう。どこへ行っても口当たりの良い食事、屋台もあればコンビニもある。ゲストハウスも快適だし、バスも地下鉄もyou bikeも便利、遊ぶところもいっぱいある。台北は僕にとって最も居心地が良い街だ。
⇨【5回目@週末台北で行った場所10選】新千歳からLCCピーチ夜行便で行く台北旅行記
第14位|上海へは暖かくなってから行こう
⇨2017年3月の上海はとにかく寒かった。服装を間違えた!と思ったのは、この上海と、初めて行った11月のソウル、1月の台北だ。札幌に住んでいると、基本的に旅先のほうが暖かいからナメてかかる。しかも上海の最終日は土砂降りの雨。豫園で傘をささずに濡れネズミになっているのは、きっと僕だけだったと思う。だけどこの街もリピ確実。春秋航空の運賃がもう少し安ければ、何度でも行きたいのだけど。旅行先も山歩きも、好きなところには何度も行くし、そうでなければ有名でも行かない主義。中国本土は行きたい街がいっぱいだ。
いちおう、この当時もブログは残していたみたいだ。きっとリライトもしていないと思う。
第15位|どうも好きになれないのがホノルルなんだなぁ
⇨さて、この記事最後の訪問地はどこにしようかと思っているうちに、残ったのがここ。2017年12月のホノルル。そう、憧れのホノルルマラソン参加だ。憧れの国民栄誉賞受賞者、ハーフ地点でQちゃんこと高橋尚子さんとハイタッチ(やや素振り気味、汗)をしてテンションが上がった。でもそれ以外にほとんど思い出がないし、写真も少ない。僕の海外デビューは2011年のホノルルだった。約2週間、アラモアナショッピングセンターの展示ブースで朝から晩までラーメンを作っていた。そう、物産展のお仕事。だから海外で仕事をすることは、たとえ短期間でも旅行とはまったく異なることも理解しているつもり。あまり良い印象はないかも。それから約6年ぶりに訪れたホノルルは、やっぱりつまらなかったナ。でも、記念すべき50回大会では走るかもねー。
⇨ホノルルマラソン参加費ってどのくらい?私の費用を公開します
どうやらブログもこれ1記事しか書いていないようだ。
それにしても、ほとんどがLCCなので、行った場所が偏ってます。
それを是正すべく、今年はモスクワへ行く予定だったけれど、コロナの影響でリセットボタン。
海外旅行が解禁されたら、どこ行こうかなぁ~