昨日の記事でも少し触れた北海道百名山。
北海道新聞社(道新スポーツ編)の「北海道の百名山」、山と渓谷社の「新版 北海道百名山」とを合わせて全部で118の山が推薦されています。
で、どうでも良いような話ですが、今回の記事では僕が今までどのくらいの山に登ったのかのをちょっと振り返ってみました。
ちなみに今回は、山と渓谷社の「北海道百名山」(旧版)も合わせて見ていきます。
登ったことがない山が意外と多い
まず、登ったことがある山を数えるより、登ったことがない山を数えた方が早いかも。
で、登ったことがない山を列挙していくとですね、まず「北海道の百名山」では19山ありました。
内訳はというと、
横津岳、駒ヶ岳、恵山、尻別岳、有珠山、恵庭岳、定山渓天狗山、崕山、三頭山、ピッシリ山、ウェンシリ岳、ピヤシリ山、ピリカヌプリ、神威岳、札内岳、剣山、武利岳、知床岳
札幌に住んでいながら定山渓天狗山や恵庭岳、尻別岳に登っていないなんて、これは怠慢以外の何物でもないでしょう。
さらに、北見富士、雄阿寒岳、海別岳はそれぞれ積雪期に頂上直下で撤退しているため、これも未踏とするならば全部で22山となります。
いっぽう、北海道の百名山(旧版)では、三頭山、ピヤシリ山、ウェンシリ岳、ピッシリ山、礼文岳、嵐山、武華山、武利岳、剣山、神威岳、富良野西岳、崕山、黄金山、ホロホロ山、尻別岳、恵庭岳、定山渓天狗岳、八剣山、恵山、駒ヶ岳でやはり全部で22山。
さらに新版では、白雲山、佐幌岳が加わり、全部で24山。
3冊の重複分を差し引くと、30山が残っていることになります。
いつものようにビール片手に書いているので、計算が間違っていたらお許しを。
登山口へ至る林道の状況が悪い山、礼文岳のように遠くて行きにくい山、崕山のように特殊な事情を抱えている山、近くて低くて登っていないだけという怠慢の結果の山などを除けば、年間の登山計画に入れておきたい山はわりと絞られてきます。
神威岳、知床岳、ピリカヌプリ、札内岳、武利岳+武華山あたり。
神威岳は2回ほど行って天候が悪くて中止。
基本的に雨の日は無理して登らないスタンス。
知床岳、ピリカヌプリ、札内岳はそれ相応の準備が必要になってきます。
この他に、百名山には入っていなくても、日高山脈にはエサオマントッタベツ岳、ポンヤオロマップ岳、中ノ岳、ソエマツ岳、ルベツネ山、ペンケヌーシ岳、妙敷山、ナメワッカ岳、北日高の神威岳、1823峰などなど数えきれないくらい未踏の山々があるし、支湧別岳、余別岳、凡忠別岳、屏風岳といった著名な山々にも登ったことがありません。
ということで、比較的登りやすい山にはシーズン初めの足慣らしや晩秋に、ちょっと難しそうな山々は年間の計画に組み込んで少しずつ訪れてみたいと思います。
中にはピークハントをあまり良く言わない人もいるけれど、山に登る動機なんて人それぞれだし、長い登山人生において誰しもがどこかのタイミングでピークハントに傾注した時期があったかと思んです。
僕は、天気が良い時に登ることをモットーとしているので、これらの山々には条件の良い日に登って清々しい思い出作りができるようにしたいですね。
山歩きを引退せざるをえない時期に「全部登れてよかったね」となるくらいのペースで、残りの北海道百名山に登っていければいいと思っています。
「この山にはもう一度行きたいな」と思う海別岳。積雪期は尖がった山より、稜が美しいこんな山が好き。夏山で一巡した後、季節を変えて全山踏破を目指す人もいるのだとか。確かに雪山は美しく、雪国には冬専門で山歩きをする人も珍しくない。山屋さんは徐々に雪山に傾注していくのだけど、僕は一般の夏道を使った山歩きも楽しいと思うので、魅力を伝えていきたい。
登頂した時間によっても見える景色は違う。やはり早朝の景色は格別。夕暮れ時も美しいが、日の差し方が朝とは異なるので、朝と夕方の両方を楽しめるのが一番いい。そのためには山中泊が基本になるのでしっかりとした準備も必要になるのがネック。写真は十勝岳から見た下ホロカメットク山方向の稜線。空知と上川の境界でもある。