日常的に走る習慣がある人ならきっと読んだことがあるであろう、ベストセラーがある。
BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”
ストーリーが行ったり来たりするのでちょっと読みづらく、しかも長い。
この本の中では、ランナーが足の痛みや故障に悩まされる原因の一つはシューズであると言及されている。
その理由を一言で表現するならば、シューズが人間本来の持つ足の機能を阻害しているということ。
シューズが足の底を過剰に防護していることで、裸足ならできないはず踵からの着地を助長し、人間本来が走るときのフォームが乱れているというのだ。
裸足で走る、ベアフットランニング
この本を読んだことがある人なら、裸足で走る「ベアフットランニング」を試してみたいときっと思うはずだ。
調べてみると、日本ベアフット・ランニング協会という組織もあって、イベント開催などベアフットランの普及に一役買っているようだ。
でも、ふだん街中を走っているとき、裸足やベアフットシューズでトレーニングしている人は見ないし、大会でも裸足で走る人を見るのは極めて稀だと思う。
そのくらい、マイノリティグループなのかもしれない。
興味を持ったらさっそくやってみる
以前からベアフットランニングの存在は知っていた。
でもこの本を読むまでは、なぜそういうスタイルがあるのかまでは知らなかった。
そこでさっそく試してみたいと思い、数日前にAmazonでベアフットランニング用のシューズを注文。
ちなみに昨夕、配達予定時刻を過ぎても届かないので、念のため玄関を開けてみると「置き配」となっていた。
時間も遅くなったのでその日のうちに試すことをやめ、今朝5時頃から散歩がてら近所の公園でウォーキングと軽いジョグをしてみることに。
思っていたよりも履き心地はよく、気持ちが良い
「道具にはケチらず投資しろ」などとよく言われるものの、今回はまずは試してみたいという思いから、実売価格3,000円程度のシューズを購入。
[SAGUARO] ベアフット ランニングシューズ ポータブル フィットネスシューズ
ちょうどタイムセール中で、いつもより500円くらい安い2,788円。
本当に欲しかったのはやはりビブラムファイブフィンガーズシリーズ。
でもお試しで購入するにはちょっと予算外。
購入した廉価のものは、カラーもサイズも豊富で選択肢は広い。
Amazonでアシックスやサロモンのシューズを購入すると、メーカーのダンボールに梱包されたまま納品されるけれど、このシューズはビニール系にプチプチと平ダンボール1枚がセットになっただけの状態で送られてきた。
そのくらい薄いし軽い。
製品のイメージ的にはクロックスなんかに近いポジション。
レビューにもたくさん書かれているように、ジムでのトレーニングや出張時に携行するランニングシューズとしては最適だと思う。
車を運転する時や飛行機での移動時も快適そうなので、今週末の中部行きのときにさっそく履いて行こうと思う。
自分が想像していたよりもずっと質感があるものの、足の裏に地面の感覚がしっかりと伝わってくる。
だけど、石ころを踏んだくらいでは痛いと感じることはない。
公園の中の芝生や土のグラウンドでは快適そのもの。
単純に気持ちが良く、今まであまりしたことがないウォーキングも楽しいと感じた。
木の根っこに土踏まずの部分を当ててみると、このシューズの特徴が分かりやすいと思う。
想像以上に歩きやすく、しかも走りやすい。
玄関を出たときには感じなかったアスファルトの硬さについては、芝生の上や土のグラウンドを走った後だと、やはり硬いと感じるようになった。
いろんな人がブログ等で書いているように、いきなりこれで長距離を走り込むのは無理がありそう。
僕は会社まで片道1km程度のランで使うようにして徐々に慣らし、将来的には雪道で使ってみたいと思う。
ちなみにサイズ感についてはいろんな意見があり、「結局はどれが正しいんだ?」と迷うかもしれない。
僕の意見は、いつも購入するシューズと一緒のサイズくらいで良いと思う。
冬に使う時は足が冷たいので、靴下の重ね履きを想定してワンサイズ大きいものを再購入する予定。
「えっ?コモ子さん、これで雪の上を走るの?」って思われるかもしれないけれど、雪上の方が柔らかそうだし、何だか転ばない気がする。
なお、走っている時にはあまり感じないのだけど、実際には日頃のフォームとかなり変わっているみたい。
僕はたった1kmの通勤ランで、さっそく軽めの腰痛を引き起こした。
多くの人が言及しているように、週2回くらいのウォーキングや軽めのジョグを公園なので半年くらい継続し、じわじわと慣れていくのが良さそうだ。
今日もひとつ、新しい経験ができて幸せ。
まずはベストセラー本を読んでみてほしいです。
⇨BORN TO RUN 走るために生まれた ―ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族”
本文中の”脚は常に戦いを求めている”という一節が好き。
いやいや、本は後回しでとにかく試したいという方はさっそくどうぞ。
⇨[SAGUARO] ベアフット ランニングシューズ ポータブル フィットネスシューズ
もし購入して自分に合わなくても、サンダル感覚で内履きとしても使えますのでご安心を。