登山後の後片付けって本当に面倒くさいですよね。
おそらく皆さんも同じことを思うでしょうが、
- 帰宅後はすぐにでも休みたいのに、汚れたものをそのまま放置できないよ~
- 途中で温泉に入ってサッパリしたのに、家に帰ってから汚れた道具に触れたくないよ~
で、これらの手間を少しでも減らすために、帰宅までにやっておきたいことをまとめてみました。
これだけやっておけば、帰宅後は洗濯機を動かしながらSNSにアップして、洗濯物を干したらすぐに布団に直行できます。
家族から登山に対して理解が得られない家庭であれば、野外の汚れを自宅に持ち込まないという配慮にもなります。
ランドリーネットかカゴを持って行く
まずはランドリーネット。
登山中に着用していた衣類をネットの中に入れ、帰宅後はそのまま洗濯機に直行。
トレラン用のザックやウェストポーチなどもまとめて洗っちゃいますが、雨具やザック、衣類などカテゴリごとに分けて洗うのであれば、帰宅前にその仕分けもしておきます。
これだけで帰宅してから衣類に触れなくてもOK。
自家用車であれば、ランドリーネットでなくて洗濯用のカゴでもいいのですが、僕はレンタカー利用がメインなので、コンパクトにまとまるネットを使用しています。
また、汚れた衣類をネットやカゴに入れておけば、車で移動中に汗も乾燥します。
車内が汗臭くなってしまいますが、飛行機で移動する場合は汗の水分を含むことによる重量オーバーも防げますし、乾燥していれば機内で異臭騒ぎを起こさなくて済むなんて狙いも(汗)。
エコバッグ
ランドリーネットには洗濯機へ直行するものを入れますが、帰宅後に洗濯しないものはエコバックにまとめます。
例えば、クマ鈴、着用しなかった雨具、カメラの予備電池、ヘッドライト、腕時計、サングラスなどをまとめて放り込みます。
この時、ウェットティッシュやカウンタ―クロスで拭いておけば、帰宅後に定位置へ片付けるだけで済むのもメリット。
ファブリーズだけで済ませてしまうようなものがあれば、この機会にまとめてシュッシュッと。
もちろん、スーパーやコンビニの買い出しでも使いますし、お風呂道具や着替えを入れることも。
とにかくエコバッグはマルチパーパス、まあ何でもありですな。
ゴミ袋とゴミの分別
帰宅後のごみ処理も嫌な作業の一つ。
山歩きではよく食べるので、いつもより多くのゴミが発生しますよね。
車の移動中であれば、缶コーヒーの空き缶やペットボトル、コンビニ弁当の容器。
山中では行動食の包装資材など。
これらを帰宅後に分別するのは、手が汚れるし面倒。
なので車での移動中は住んでいる自治体のルールに従って、数種類のゴミ袋をあらかじめ用意して分別しておきます。
これをしておけば、帰宅後は自宅のゴミ箱に放り込むだけでOK。
また、汚れた登山靴を入れるための袋や、雨で濡れてしまったときに雨具やザックを入れる袋もお忘れなく。
山中で調理する人は、使った食器類をまとめておく袋も要るでしょう。
100円ショップの毛先の長いブラシ
ナイロン系の毛先が長くて固めのブラシ。
もともとは雪山から下山後にスキーやスノーシュー、ストック、アイゼン、靴やザックに付着した雪を落とすためのものですが、夏場は登山靴の泥を落とすためにも使います。
登山口で靴を洗う専用の場所や小川が流れていればいいのですが、そうでなければ車での移動中に市中の河川敷などで洗うこともあります。
そういう場合にブラシがあると便利。
靴だけでなく、スパッツ、使用した雨具の泥汚れなども全て落としてしまいます。
春先や藪漕ぎ後であれば、花粉系の粉汚れをブラッシングするのにも便利。
サコッシュ
登山中にサコッシュを持つ人もいますが、移動中も活用。
特にレンタカーでは車内に小物類を忘れないようにするため、サコッシュにまとめておくと便利。
スマホ、財布、モバイルバッテリー、カメラ、サングラス、充電器、目薬、鍵、マスク、アルコールスプレー、ティッシュなどなど小物って結構ありますからね~。
飛行機や電車、バス移動なら、肩からぶら下げてそのまま機内へ持ち込みます。
僕は海外旅行へ行くときにいつも持って行くサコッシュを、登山口への移動中でも使ってます。
カウンタークロス
カウンタークロスは不織布のこと。
食品業界や飲食店、スーパーなどで見ることはあっても、自宅で使用している人は意外と少ないのでは?
ウェットティッシュでも構わないのですが、点ではなくやや広めの面を手入れする場合はカウンタークロスが便利。
アルコールを湿らせて除菌もできるし、水で濡らしておしぼりにもなります。
軽くてコンパクトだし、吸水性が良くて乾くのも早い。
雑巾やタオルでもいいけれど、カウンタークロスなら衛生的だし、1枚当たりのコストが20円前後なので使い捨てと割り切るのがいいですよね。
山だけではなく、旅行やドライブなど野外では必需品だと思います。
サコッシュは別として、ほぼ100円ショップやホームセンターで手に入るものばかり。カウンタークロスもAmazonで50枚入りとか100枚入りを購入した方が断然お得。ファブリーズはトレランシューズに吹きかけるくらいなので、基本的に自宅から持ち出さない。
以上、登山後の後片付けを楽にするグッズでした。
また、何か新しい発見や気付きがあれば追記します。