「紅葉が最も早くやって来る」と言われている、大雪山系黒岳へ行ってきました。
下界は残暑厳しく、30℃を超える真夏日。
予想通り、1週間から10日ほど早い感じは否めないものの、夏の終わりは確実に近づいていました。
一昨日まで3連休。
中1日の仕事を挟んでの山行となり、さすがに疲労感や睡眠不足がありますね。
しかしここは遊びの世界。
無理してでも遊ぶのです。
おかげで先日の白馬岳・雪倉岳のブログも書けていないし、会津駒ヶ岳もまだ。
インスタはアップしてもヤマレコも書いていないですね。
その辺はちょっとお許し願うこととして、今朝は2時起床でいつものチームしんちゃんずのメンバーを迎えに行って、7時に層雲峡ロープウェイに到着です。
80歳を超えるメンバーもいるので、さすがにCT×1.0~1.2くらいを見込んでスタート。
ロープウェイ、ペアリフトと乗り継ぎ、今まで何度も歩いた黒岳山頂への登山道が始まります。
今日は南風が強い予報ですが、この登山道は北向きなので山頂までほぼ無風。
いきなり大汗が噴き出します。
9月の黒岳でこんなに暑いのは過去に例がないくらいかも。
眼下には層雲峡温泉、遠くの山並みは天塩岳、ニセイカウシュッペ山、平山、屏風岳、そして武利岳と武華岳です。
遠くには2週間前に登った斜里岳や阿寒の山々も霞んで見えているのが嬉しいですね。
今回は単焦点レンズ搭載のGRで撮影したので、遠すぎて画像でお伝えできないのが残念。
個人的に興味を引かれたのは屏風岳。
この山について言及されている書籍は、新版北海道の山と谷3くらいのものだと思いますが、威風堂々として実にカッコイイ。
その左奥にはニセイチャロマップ岳、その左奥には支湧別岳と並び、僕にとっては宝石みたいに惹かれる山々です。
今日はしんちゃんのペースがいつもより遅めに感じたものの、まずは黒岳山頂へ到着。
時間があるので桂月岳まで行こうという話になり、まずは黒岳石室へと下ります。
火曜日のわりには登山者が多く、北海道警察山岳遭難救助隊の方々がヘリと協同で訓練中のようでした。
雲の流れがとても早いため初めはガスがかかっていたものの、一気に晴れ渡ってみたり再び曇ったりして、なかなか安定せず。
結局、最後まで北鎮岳や白雲岳は姿を見せることはありませんでした。
紅葉にはまだ早い感じですが、ウラシマツツジがいい色合いに移りつつありました。
黒岳石室付近にはコマクサが1株だけ咲いていたり、リフトの下には僅かですがチングルマの花も咲いている場所もあり、季節の移り変わりを体感する楽しい山歩き。
これですね、コマクサ。
ほとんど枯れつつありますが。
桂月岳には僕たち3人とも登ったことがありますが、全員記憶が薄くて新鮮な気分で登ることができました。
これといって特に何もない山頂ですが、上川岳や凌雲岳を撮影したり、夕暮れや星空を観測したりするにはいい場所かと思います。
今週末も天気が良ければ、表大雪か北大雪に再訪したいところです。