今年の夏を振り返るとコロナの影響で海外旅行に行けず、大雪山系を中心に山歩きをしてきました。
大雪には全部で5回の山行で、うち4回は10時間を超えるロングハイク。
なのにまだ行けてない場所があるということは、大雪山国立公園がどれほど広いのかが分かります。
とっても広~い大雪山国立公園
日本の国立公園は全部で31もあり、大雪山国立公園の面積はその中でも1位。
ちなみに2位が上信越国立公園、3位が磐梯朝日国立公園、4位が中部山岳国立公園と続きます。
大雪山は、山屋さんのカテゴリでは表大雪、北大雪、東大雪、十勝連峰と大まかに分けられることが多く、国立公園としてはこれらすべてを含むようです。
そう考えると、これらの山岳地帯すべてをワンシーズンで歩くというのは、無理がある話かも。
僕が今年歩いたところをまとめてみると、
- 十勝岳温泉から富良野岳、オプタテシケ山
- 白金温泉からオプタテシケ山、トムラウシ山、化雲岳を経て天人峡温泉
- クチャンベツ登山口から沼の原、ニペノ耳、石狩岳、ユニ石狩岳
- 層雲峡から黒岳、桂月岳
- 旭岳温泉から旭岳、北鎮岳、当麻岳、裾合平
これらの区間。
自分ではかなり歩いた方だと思っていますが、北大雪にはまったく踏み入れていないし、表大雪の北海岳から高根ヶ原を経て五色岳までの区間も歩けていません。
ニペソツ山やウペペサンケ山、武華岳、武利岳、ニセイカウシュッペ山など単体で登りたい山はいくつもありますが、やはり次の山行計画は高根ヶ原の縦走路を優先にしたいですね。
夏山シーズンも残りわずかとなり、10月には雪が降ってきます。
銀泉台は10月1日でクローズしますし、大雪高原温泉へ通じる町道も10月12日前後でクローズ予定。
9月に入って天気が不安定で次の休日も曇り空となりそうですが、9月最後の2連休を取得できるチャンスなので、何とか表大雪を目指したいところです。
6月21日に訪れた十勝連峰はまだ雪がたっぷり残り、お花もキバナシャクナゲが多かった。まだ3か月前の話。北国の夏山シーズンは短い。
7月5日の石狩岳。ニペノ耳のお花畑は「今が旬」といった感じ。7月の大雪山は残雪とお花畑に毎回心が躍る。
7月19日の十勝連峰⇨トムラウシ山への縦走路。ほぼ2週間間隔で訪れているが、季節の移り変わりが早くて毎回新鮮な気分になる。
9月13日の北鎮岳。2か月も経つと寒々とした様相に一気に変わる。山を歩いていると「チャンス」とか「タイミング」という時間的な概念に対する考え方に敏感になる。ぼやぼや過ごしていると人生もあっという間に秋が来て冬がやって来るのだよ。