今回の旅の2日目、10月12日に安達太良山に登ってきました。
何をきっかけにこの山を知ったのかは覚えていませんが、”紅葉がとっても美しい”という情報をキャッチし、7月の段階でさっそく航空券を手配。
10月第2週ではちょっと遅いかなと心配していたものの、結果としてタイミングはバッチリ。
残念ながら天気には恵まれず終始雨模様だったものの、お目当ての紅葉はかなり楽しめました。
あだたら山ロープウェイで山頂駅へ
最初の計画では6時頃に奧岳登山口を出発し、くろがね小屋を経由して山頂へ登る予定でした。
しかしせっかくの温泉宿での宿泊、朝風呂にもしっかり浸かってから出発したいもの。
そこでロープウェイの時間に合わせて、宿泊先の土湯温泉を出発することに。
紅葉最盛期なのに、ロープウェイの始発が朝8時30分というところがちょっと残念。
それでも15分くらい前倒しで乗せてくれました。
今回は大人3人での利用。
乗車券の購入にはGoToトラベルの地域共通クーポンが使用できるので、2,000円分を充てて差額の1,150円をお支払い。
あまり詳しくないけれど、宿泊費が3,334円を超えると1枚発行されるみたい。
6人乗りのゴンドラで山頂駅に到着すると、登山者カードの記入場所があるので、そこで必要事項を記入して提出。
YAMAPアプリで事前に登山届を提出していますが、提出は重複していても問題なく、むしろより多くの関係部署に情報共有がされているほうが良いと思います。
山頂駅から雨降る紅葉の登山道をゆく
さてここから山頂までおよそ1時間30分。
初心者向けの易しい道のりですが、この時期は雪やみぞれ、強風に見舞われると体温が一気に奪われるので計画遂行の判断は慎重に。
今日は雨が降っていますが、気温も高めで風はありません。
ガスがかかって見通しが悪く、近場の紅葉しか楽しめないものの、周囲に木々はとってもきれいに色付いています。
が、しかし足元は泥んこ。
どうせ靴の中はずぶ濡れになるので、水たまりの中をバシャバシャ歩いていくことに。
ちなみにここの泥んこ、汚れが落ちにくいです。
天然なのに、緑と暖色のグラデーションがこれほどまでに散りばめられているのは本当に素晴らしいと思いません?
僕が住んでいる北海道で、これほどの紅葉を見た記憶はないなぁ、、、
2019年に登った平山や2014年の楽古岳もステキだったけれど、やはりこれほどではないですよねぇ。
山頂直下にて。
ガイドツアーの方々も同じ時間帯に登っていて、この時期の安達太良山の人気のほどが伺えますね。
みなさんこの日が来るのを心待ちにしていたんでしょうね。
山頂は岩場をよじ登った場所にあるため、その下の広場にも山頂標識がありました。
危険を顧みずに無理をしてまで登らなくてもよいように、親切な計らいだと思います。
ガスで展望は全くダメですが、僕らのグループは一応山頂まで登ってみました。
僕は天気に満足できなければ必ず再訪するタイプなので、この山にはきっとまた訪れることでしょう。
案外、2週間後の仙台行きの時に来たりして、、、汗
山頂からくろがね小屋、奥岳登山口へ
多くのパーティーがそのまま稜線伝いに鉄山へ向かうか、あるいは山頂駅へ引き返すかするなかで、僕たちはくろがね小屋を目指して稜線下をトラバースするコースを選択。
ほとんど登り返しもなく、紅葉に囲まれながらくろがね小屋へと下っていきます。
この付近の紅葉は本当に素晴らしい!
ずっと雨模様でカラダも冷え切ってしまい、小屋でお風呂に入りたい気分。
でもここからが意外と長丁場なので、横目に見ながら下山を継続。
僕は”山小屋で宿泊するくらいなら夜通しでも歩く派”なのですが、ここなら泊まってゆっくりしたいと思いました。
そのくらい紅葉が素晴らしい。
くろがね小屋から奥岳登山口までの区間は、基本的に林道歩きと考えていいでしょう。
所々に旧道が交差しており、こちらを下ればショートカットで早いのですが、今日みたいな雨の日は止めたほうがいいかなぁ。
実際、この時間帯に登ってくる人たちのほとんどが、林道(馬車道)を使っていました。
山頂から2時間45分くらい歩いたのかな。
奥岳登山口へ到着したのは13時でした。
僕が出発の準備をしている間にここの奥岳の湯で温まってもらい、14時に出発。
二本松ICから高速道路で名取ICまで移動し、15時半にレンタカーを返却、新千歳に到着したのが18時50分。
2泊3日で秋田駒ヶ岳と安達太良山に登り、田沢湖高原温泉と土湯温泉に宿泊、乳頭温泉郷の蟹場温泉にも浸かり、たいへん満足な旅が楽しめました。
このメンバーで東北の山に登るのはこれで4回目。
毎年1回ずつ、通算10回目を達成できることを目指しています。