かなり以前に購入した本に入門&ガイド 雪山登山 (ヤマケイ入門&ガイド) という本があります。
今なら電子書籍Kindle版もあるので436円お得に購入できますが、僕が購入したときにはリアルの本しかありませんでした。
この本の前半は、天候、用具、歩行技術などの雪山の基本を網羅した教科書的な内容。
後半は全国の雪山ルートガイドを53も紹介していて、山の概要を知るためにとても参考になるんです。
北海道の山からは全部で4座が紹介されていて、雌阿寒岳、旭岳、十勝岳、幌尻岳とすべてメジャーな山々ばかり。
なので全国的に俯瞰してみても、名の通っている山だけが紹介されています。
北海道の雪山についてたくさん知りたければ、北海道雪山ガイドや北海道の山と谷シリーズがダントツで優位ですが、書籍のタイトルの通り全国区は網羅していません。
で、ヤマケイの本は、入門者向けのコースからベテラン向けまで多様なルート紹介がされているのも魅力。
積雪期も織り込んだ百名山完登を計画するにあたって、ここから参考になりそうな山々を選んでみました。
”行きたい”意欲が湧かない山は季節を変えて行ってみる
山には四季折々の魅力があります。
一見自由人のように見える私ですが、しょせんサラリーマン稼業をしながら趣味を楽しんでいる身ですので、潤沢な時間があるわけでもありません。
できれば効率よくいろいろな”旬”の山に登ってみたいというのが本音。
百名山とは言えど、正直言って低山に暑くて虫も多い真夏に行きたいとは思えないですし、歩行時間が長くかかるルートを晩秋に選ぶのもリスキーだと考えています。
しかも本州は6月頃から長雨の時期になるわけですし、1月・2月に登れる山も限られます。
そこでこれらを総合的に考慮して、ざっくりとした年間のスケジュールを組んでいくわけですが、前出のヤマケイ本「雪山登山」を一つの参考に、1月~5月に登りたい山を選んでみました。
1月~3月に登ってみたい山々
この時期は日本海側の厳しい天候を避けつつも、比較的短時間で雪山ハイクが楽しめそうな百名山をチョイス。
1月は東京行きの航空券をすでに2回分取得していますが、2月以降は今のところスケジュールは空白のまま。
海外渡航と異なって、直近3ヶ月くらいまでしか予定が埋まらないので、これから柔軟に計画して行こうと思います。
GoToトラベルが延長されなければ2月・3月の旅行者は減るというのが僕の見立てなので、ここは四国や九州へも積極的に足を延ばしたい。
一度登ったことがあって再訪したい山も含め、蔵王・刈田岳、安達太良山、那須・茶臼岳、日光白根山、赤城山、雲取山、大菩薩嶺、伊吹山、伯耆大山、石鎚山、剣山、久住山、祖母山
これらの山々をうまく組み合わせて計画したいですね。
4月~5月に登ってみたい山々
こちらは無雪期にも登ってみたいけれど、積雪期にも登れるのであれば梅雨入り前に登ってみたい。
例年、ゴールデンウィーク前の4月と、それ以降の5月、6月は(旅行の)閑散期。
天候も安定するので、そこで集中して本州へ遠征したいと思います。
具体的には、谷川岳、上州武尊山、木曽駒ヶ岳、空木岳、乗鞍岳、荒島山、白山、五竜岳、立山三山に登ってみたいです。
今年何度か本州に遠征してみた感想として、首都圏でもなければ1日200km程度の運転は日々の山行に差支えないと考えています。
天候を見ながら登る山を柔軟に変更して、短期間で効率よく山歩きを楽しんで行きたいと思います。
今日はこれから仙台へ飛び、明日の早朝から尾瀬の燧ヶ岳に登って夕方にフライトで札幌へ帰ってくる予定。
僕の本州での山歩きを支えてくれている、ピーチやジェットスターといったLCC各社さんとレンタカー屋さんに本当に感謝です。
晴れている雪山ほどこの世に美しいものはないと断言したい。とは言え僕はソロが基本だし、スキーも履かないので、積雪期は自分自身で安全係数をかけて行動範囲や時期を限定しているので、まだまだ未知の魅力がたくさんあるに違いない。同じ山でも花咲く無雪期の山々と雪に覆われる冬山にはそれぞれ異なった魅力があると思う。とにかく雪山では安全を最優先にし、慎重に見定めながら百名山完登に一歩一歩近づいて行きたい。