11月4日から沖縄県の石垣島にやって来まして、せっかくなので島内最高峰で沖縄県の最高峰でもある「於茂登岳」に登ってみました。
最高峰とは言っても札幌の藻岩山とほとんど変わらない高さ。これだけだとちょっともの足りないかなと思いまして、バンナ公園の南口駐車場から出発して北口へ下り、往復30kmの行程を組んで見ることに。
こうして自分の足で島内を歩いてみることもプラスでき、満足度の高い山歩きができました。
石垣島は私が住む北海道よりかなり西に位置しているため、この時期は朝6時半くらいでもまだ薄暗い感じ。
バンナ公園の南口駐車場をスタートしたのは午前7時半頃。
バンナ公園の稜線上には車道が北口駐車場まで続いているのですが、朝早いためかほぼ誰とも合わず。途中にある渡り鳥観測所という展望台からは眼下に南の島の展望所を見下ろし、遠くに於茂登岳を見ることができます。
いつもの通り、沖縄県での山歩きは行動食もドリンクも沖縄仕様。
黒砂糖って甘さが強烈だけど、ほんのり塩分も感じられるので食べやすいんですよね。
バンナ公園北口からしばらくの間はロード区間。島内の主要な道路には歩道が付いているので車の心配をせずに走ったり、歩いたり。石垣島は宮古島と違って起伏がそこそこあるので、登り基調になるとつい歩いてしまいます。それと暑さ。朝から安定の27℃超え。暑熱順化ができていないのでちょっと体調不良気味な私。
県道から於茂登岳登山口への分岐には明瞭な標識もあり、於茂登バス停もあるので迷うことはないでしょう。
登山口周辺には「ハブ出没注意」の看板が立っているのを見ました。地元北海道でも「クマ出没注意」をよく見かけますが、私の経験上ほぼ遭遇することはありません。きっとハブも一緒ではないかと。
登山口には数台分の駐車スペースがあり、さらに手前の分岐(舗装路から未舗装路に変わる辺り)にも駐車できます。
訪れる人が少ないと思いますが、レンタカーであれば未舗装路に入る前のT字路に駐車したほうがいいかも。
山頂までの道のりは沢沿いの林の中に続いていて、稜線付近まで出ると植生が変わります。
山頂にはレーダー施設があり、ちょっと外れたヤブの中に山頂標識がひっそりと佇んでいます。サイズ感をお伝えするために自撮りしてみたのですが、このくらい小さいんです。
帰り道はポツポツと小雨が降ってきたと思いきや、一気に土砂降りの雨。靴のなかもタプタプするくらい濡れてしまったので、これ以上の継続は困難と判断。往路と少し道のりを変えてちょうど正午頃に駐車場へ戻りました。
距離はおよそ30km。まあ過不足ない思い出ができました。