福岡空港から国道3号線で熊本市へ移動中、青看板に鹿児島220kmと書かれているのを見て、「えっ?そんなに近いの?」って思ってしまいました。
「なーんだ、新千歳空港からピーチで福岡空港へ飛べば、九州の山はすべてレンタカー移動の射程圏内じゃん」って感じ。
3連休を取得すれば、ほぼすべての山に登れてしまう算段です。
200kmとか300kmのレンタカー移動って近い?遠い?
220kmって距離を近いと感じるか、それとも遠いと感じるかは個人差があると思うのですが、僕は近いと感じてしまうタイプ。
ローカルな話で申し訳ないのですが、札幌市から釧路市まで320km、函館市まで250km、北見市まで280km、帯広市で200kmということを考えると、距離だけで見れば大したものではありません。
福岡空港から鹿児島市まではちょうど300kmなので、国道275号、12号、39号で北見まで行くのと一緒。
北海道で山歩きをしている人であれば、東大雪辺りに行くのと変わらないので、きっと近いって感じるはず。
そう言えばこういう発見って、以前にもありました。
高雄マラソンに出たくって、LCCで高雄に行くにはどうすればいいかって考えていた頃。
当時、高雄や台中にはいくつかのLCCが飛んでいたけれど、フライトの接続や価格が微妙に合わない。
でも陸路を調べてみると、桃園空港から高雄まで350kmしか離れていない。
それなら高鐵や高速バスで移動すればいいじゃんって思ったんです。
飛行機でしか行けないなんて先入観があると、真実が見えなくなるんですよね。
凝り固まった先入観やイメージを振り払い、ゼロベースで思考してみる。
いかに自分が思考停止に陥っていたのかと反省。
昨年出場した韓国の釜山海マラソンも一緒。
釜山とソウルも高速バスで4時間ちょっとの距離、運賃も2,500円で移動できちゃう。
そう考えると、日本列島ってとっても広いわけですが、九州だけとか東北だけとかに分けて考えてみると、中心都市からせいぜい300km圏内で移動できるんですよね。
今年はセントレアから扇沢まで移動して鹿島槍ヶ岳に登ったり、成田空港から檜枝岐村まで移動して会津駒ヶ岳に登ったりなど250kmを超える運転はザラだったためか感覚が麻痺しているのかもしれませんが、出来るのは事実。
四国だってそう。
例えば、剣山に登りに行くために関西空港から車を走らせれば、淡路島経由で270km、岡山を経由しても350km。
成田空港で乗り換えて、高松や徳島へ飛ぶという選択肢だけではないってこと。
関西空港から南海電車で和歌山港へ、和歌山港から南海フェリーで徳島港へ渡ってレンタカーを借りれば、もっと格安に楽しく四国の山々も遊べちゃう。
そんなこんなで、東北やアルプスの山々に行くのと同じ感覚、スケジューリングで九州や四国の山々へも遊びに行けちゃうので、2021年はもっと柔軟な発想でアクティブに活動しようと思います。