予告通り、日・月の連休を使って那覇へ行ってきました。
今年は飛行機を使って全国各地へ遊びに行きましたが、山歩きを含まない旅行は初めてかな。
そこで到着直後に旅ラン(バーチャルハーフマラソン)を織り交ぜて、旅の意義をプラスしてみることにしたのですが、そんなことをしなくても精神的に十分満足度が高い旅になりました。
約2年ぶりの沖縄県に異国の雰囲気を感じる
いきなり那覇到着。気温は20℃を超えており湿気もある。漂う空気がマレーシアに到着したときに似ていて、国内にいるのに東南アジアの雰囲気を感じられた。滞在時間は24時間に満たなかったが、市街地を30km以上歩いたり走ったりして感じたことは、異国の街並みの様相。covid-19で海外へは渡航できないけれど、沖縄なら”異国の雰囲気”を感じさせてくれる。
まずは那覇空港からゆいレールで旭橋へ移動してホテルにチェックイン。すぐにいつもの通勤ランニングスタイルに着替えて16時出発。国道58号線を北上して宜野湾市のニトリで折り返せばちょうど22kmになる計算。北からの向かい風がとても強く、キロ7分近いペースでのジョグ。KLSCMのバーチャルハーフマラソンを消化するのが目的だけど、GPSのログが飛んで記録が残らない感じ。STRAVAのログもHUAWEIのスマートバンドのログも正常なのに。まあ楽しく旅ランができればそれでいい。
途中にブルーシールの路面店があり、フォトジェニックだったのでパチリ。沖縄本島には琉球王国時代からの文化、1945年の沖縄戦、それ以降の合衆国による統治期間の27年間、本土復帰後からこれまでの歴史が散りばめられていて、来れば来るほど細部に興味がわいてくる。
結局2時間30分くらいかけて22kmを走り、ホテルでシャワーを浴びたら19時を過ぎていた。徒歩で国際通りへ移動し、現在仮設営業中の牧志公設市場で夕食を食べようと思ったら、すでに20時の閉店間際でほとんどの店は閉まっていた。日曜日の夜でインバウンド需要も全滅ということもあり、国際通りにはほとんど人がいないという異様な雰囲気。僕が住む北海道も観光への依存度が高いけれど、沖縄の方が深刻な印象を受けた。
結局面倒くさくなって、ホテル至近のローソンでレンジ沖縄そばとオリオンビールなど全部で1,400円分の食料と飲料を調達し、部屋飲みとなった。GoToトラベルの地域共通クーポン1,000円分を使ったけれど。このレンジ調理の麺は、ちょうど商品開発中のテーマなので半分仕事を兼ねて。そして旅先でも22時には就寝。お肌のシンデレラタイムは22時~2時なので。
昨日は昼食を抜いて20km以上走り、晩ごはんもそこそこだったため、朝からしっかり食べる。大好きなグァバジュースなんかもあって嬉しい。実質食事代だけで宿泊可能なので、GoToトラベルには本当に感謝しています。
レンタサイクルで市内観光をする予定だったけれど、小雨が降っているので傘をさして徒歩で”旧海軍司令部壕”へ行くことにした。これも過去の職業柄、非常に興味があってのこと。司令部壕や展示品を見るのはもちろんだけど、併設の資料館では戦史も学べる。海軍の大田少将が司令官を務める沖縄方面根拠地隊が第32軍の牛島中将隷下にあったことなど、初めて知ったことがいくつかあった。連合軍が台湾を飛ばして沖縄戦に持ち込んだ理由とか。戦争を語るとき、民間人の犠牲者とその悲惨さが断片的に取り上げられてつい感情的になるが、当時の外交や歴史の背景なども並行して学ぶべきだと思う。島外や北部への住民の疎開がなぜうまくいかなかったのか、対馬丸の悲劇なども知ることで沖縄戦の全体図が少し見えてくる。
旧海軍司令部壕から再び歩いて旭橋へ。ちょうどお昼前なので、前回来た時にも寄った”あきそば”さんでお昼ご飯を食べることに。ここの馬肉焼き定食がお気に入り。スペシャルに美味しいかと言えばそこまででもないけれど、全体的なバランスが素晴らしい。店内の雰囲気とか、店員さんの人柄とか、飲食店は”味”だけではないことを再認識。もちろんまた来る。
あいにくの天候だったけれど、今回の旅は自分的にはかなり”精神的な満足度”が高かった(たぶんブログでは伝わらないと思うのだけど)。最近ずっと山歩きばかりしていたけれど、今回の旅を通じて”ひとり旅”の欲求が湧き上がってきて、しばらく山歩きをお休みしてでも沖縄に通い続けたいという気持ちが芽生えてきた。なんだろう?旅を楽しむというよりも、何かを見つけたいというような感じ。さすがにこの歳で自分探しはないが、、、この冬はきっと再訪します。