気付けば今年も残すところあと半月。
そろそろ1年の振り返りをしてみようと思い、遊びのレビューをしてみます。年内はあと3回の休日がありますので、まだ何かあれば最終的に追記することに。
1月から6月までの分はすでに公開していますので、このブログでは7月以降について。
読み込み速度が遅くなるので、何回かに分けて公開します。
7月3日 雨竜沼湿原
7月3日はチームしんちゃんずで雨竜沼湿原へ。
4月頃から登山の界隈は自粛ムードが始まり、緊急事態宣言明けに3人が揃うのは初めて。正月のアポイ岳以来となりました。
レンタカーを借りたのが午前8時だったため、このメンバーにしては珍しく11時過ぎに登山口を出発するという遅さ。
でも今回は足慣らしの意味合いもあって、南暑寒岳まで行かず雨竜沼湿原を周回するだけで満足。
7月5日 クチャンベツから石狩連峰全山縦走へ
7月5日は石狩連峰へ。
6月下旬にクチャンベツ登山口が開いたことにより、石狩連峰への縦走路へのアクセスが良くなりました。
僕にとっては、クチャンベツ登山口は初めてだし、石狩連峰への縦走路を歩きことも初めて。ワクワクが止まらない。
しかもユニ石狩岳・音更山・石狩岳の3山セットも15年以上のブランクなので、かなりモチベーションが高かったと思います。
当初の計画では、クチャンベツから石狩岳を往復、あわよくば音更山やユニ石狩岳の日帰り往復を企んでいたが、全くもって体力不足で惨敗。
沼の原分岐から笹に覆われ、石狩分岐からは廃道状態で苦戦。
⇨ただし、その後笹刈りが行われたとの情報をキャッチ。来シーズンは快適ではないかと思います。
ニペノ耳到着時点ですでに午前10時を過ぎていて、当初計画は絶望的。
加えて、あの猛烈な藪を引き返すのはどうしても嫌なので、そのままユニ石狩岳まで縦走することに。ユニ石狩岳登山口へ下山したのが17時半。
さて、ここからが本題。
そこから林道を2時間半歩いて国道に出て、さらに三国峠を越えて4時間半後に大雪湖へ。
さらに3時間歩き、層雲峡本流林道でクチャンベツ登山口へ到着したのは、午前3時半だった。
今年、もっともシビれた山行の一つ。毎日こういうことをやっている田中陽希さんって本当にスゴい人だと思う。
⇨祝、クチャンベツ登山口への林道開放|沼の原を経て縦走路から石狩連峰へ
7月19日 白金温泉⇨オプタテシケ山⇨トムラウシ山⇨天人峡
7月19日は、十勝連峰の北端から表大雪の南端までの縦走路を歩いてみました。
はじめは白金温泉からトムラウシ山の往復をやりたかったのですが、MTBを使えば無理に縦走路を戻る必要がないと考え、ワンウェイの計画にすることに。
しかし、出発直前までゴールが定まらない。
妥当なところで天人峡温泉にすべきか、欲張って旭岳温泉にすべきか。その中間、忠別岳付近からも下り口があればいいのにね。
結局、天人峡温泉をゴールとした判断は正解。僕にはそんなスピードで踏破できるだけの体力は無かったのだから。
内容としては、0時30分に白金温泉を出発、オプタテシケ山には5時30分、トムラウシ山に到着したのは14時過ぎ。
そしていよいよ表大雪への縦走路、ここから化雲岳がとにかく遠い。
結局、天人峡へ下山したのは陽が沈んで20時。時おり幻覚を見ながら白金温泉の登山口まで55kmの区間を自転車で走り、出発から24時間を要してゴールの登山口へ。
今回の旅もなかなか熱かったなぁ。
⇨白金温泉(美瑛富士登山口)からオプタテシケ山を越えて、いざトムラウシ山へ(前編)
7月26日 ロードバイク200km
7月26日はロードバイクで初めてのソロツーリング。
深川の道の駅ライスランド深川まで往復200kmを走ってみました。
ロードバイク。この乗り物は乗り手を狂気にする。
購入のきっかけは、クロスバイクの致命的な故障と、近いうちに実現したい沖縄一周や台湾一周への足掛かりだったのだけど、とにかくスゲーや。
まだ自転車用のカラダができていないので、帰宅後から数日間は猛烈な腰痛となり、ギックリ腰と似たような症状にしばらく泣いたけど。
⇨ロードバイクゆる旅|札幌から100km地点を目指して道の駅「ライスランドふかがわ」へ
8月1日 鹿島槍ヶ岳
8月1日、長い間憧れていた鹿島槍ヶ岳に登頂。
梅雨がなかなか明けずに直前までヤキモキしたけれど、結果としてこの日に梅雨明け宣言されたという幸運。
どうせコロナで海外へ行けないんだから、国内の山で遊んじゃえ!と言うことで急きょ始まった1年間で日本百名山完登計画。いいの、口では大きな事を言っておいた方が実現の可能性が高まるから。
3連休を取得し、前日はジェットスターのお昼のフライトで中部空港入り。
17時にレンタカーを借りて一般道をひたすら走り、長野県の大町まで。
不眠のまま深夜1時から柏原新道を登り、4時を過ぎて爺ヶ岳南峰付近で夜が明け始めます。
目的地の鹿島槍ヶ岳南峰到着は午前6時過ぎ。先着の方々としばらく粘っていたところに一気にガスが晴れ、剱や立山、白馬、槍、薬師などなど北アルプスを一望させてもらうことができました。
しかし僕が見たかった五竜岳の姿は、北側の牛首からのものだったことに登頂後に気付いて愕然としたというオチ。
8月13日 北海道駒ヶ岳
8月13日、チームしんちゃんずで北海道駒ヶ岳へ。
今年の8月前半は、先日の鹿島槍ヶ岳で先取りした休日や日曜出勤などでほとんど出社。緊急事態宣言解除後初の大型連休という性格もあり、多くの人達が動くために僕はひっそりと日常を生きることに。
さて、そんな中での平日休み。
昔は函館まで行くとなると1日がかりだったけれど、最近は一般道でも日帰り圏内。
さて、初めに七飯まで行って横津岳に登ってから北海道駒ヶ岳に登る予定なのに、横津岳の登山口を間違って中止。駒ヶ岳のみに登って帰ることにしました。
駒ヶ岳は現在、と言うかここ何年もの間、馬の背に規制線が敷かれていて、それ以降は立入禁止あるいは立入自粛みたいな曖昧な感じが続いている。
いわゆる正直者はここで引き返すし、自分に対して正直な人はこの先へも行くでしょう。
地元自治体等が曖昧なニュアンスの表現をしている以上、各自の行動については登山者自身の考え方に委ねられるでしょう。
ちなみに僕は馬の背までしか行かなかったけれど、ここまででも十分楽しめますよ。
樽前山と並んでお手軽さと清々しさがあり、何度でも来てみたいと感じたいい山。
8月22日 羅臼岳とサシルイ岳
8月22日は知床連山へ。
目的地は15年以上ご無沙汰の羅臼岳と、この山域で最も好きなサシルイ岳。
でも本当は、3連休を取得して北アルプスに行く予定だったのですが、空港の搭乗口まで行ってまさかの欠航。
急きょ行動を変更してレンタカーを手配、知床へ行くことにした。遊びは常に臨機応変で。
まずは不眠不休で斜里町のウトロへ。
早朝の木下小屋から羅臼平に登るパターンは、記録を遡ると2011年、14年、17年、そして今年2020年で3年おきに来ているみたい。
前述の通り、羅臼岳に登るのはこれで2度目、サシルイ岳は3度目。
羅臼岳までの登りは2時間半、そこからサシルイ岳まで1時間、木下小屋までの下山に2時間半の合計6時間くらい。花も雪もないのであまり立ち止まらないのがその理由。
自分が還暦になるくらいまでは、このくらいのペースをキープしていたいですね。
⇨羅臼岳とサシルイ岳|国後島に思いを馳せながら登る知床の山々
8月23日 斜里岳
翌8月23日は斜里岳。
この夏の体力レベルでは、斜里岳を単発で登っただけで帰るなんて、ちょっと物足りない気分。
でも快晴予報だし、せっかく知床まで来たことだし、ということで三井コースから登ることにします。実はメインルートの清岳荘からは登ったことはない、と言うか雨で敗退。それが2011年の出来事でした。
登山口から山頂まで2時間、早朝快晴の山頂を独り占め。最高の気分。
どうやら僕は心底孤独が好きらしい、、、汗。
下山はかなり走ってみたけれど、それでも1時間半はかかっていまして。
下りで走っても登りの75%にまでしか縮められないような走行技術ならば、歩行で安全確実に下りた方が賢明ですよね。
⇨日本百名山 斜里岳|夜明け前の斜里コース(三井コース)から静かな山頂へ
8月30日 藻岩山
8月30日は市内の藻岩山。
2連休で北アルプスの予定を組んでいたものの、減便対象で欠航。結局エアアジアジャパンは新千歳に戻って来なかったです、、、泣。
そこで、ピーチでチケットを取りなおそうか考えているうちに価格が上昇、成田往復1万4千円にまで跳ね上がってしまいます。
レンタカーを入れて支出は概ね2万5千円、週末は好天が確実というわけでもないのなら、費用対効果が低いのでやめようっと。
結局、2連休の初日はロードバイクでサイクリングロードを往復したのみで、午後からは雨。
逆手にとって、連休2日目は大雨の時間帯を狙って藻岩山へ登ることに決定。
雨具や装備の防水対策を検証することを目的としてみたのですが、結果は惨敗。
雨を意識した本格的な装備を携行しないと、これからの時期は危ないと感じた貴重な山行でした。
⇨大雨の藻岩山|装備が雨に耐え得るかを試す実践的なシミュレーション
9月4日 会津駒ヶ岳
9月4日は会津駒ヶ岳へ。
退勤後、ダイレクトに新千歳空港へ向かい、19時半に成田空港着。
ニッポンレンタカーで車を借りて、そのまま一般道で檜枝岐村まで向かいます。途中、仮眠も取ったけど。
日の出前の4時20分に出発し、6時30分に登頂。ほぼ快晴でとっても清々しい朝!
中門岳にも立ち寄って、9時40分には下山完了。終始いいお天気。でもね、その後1時間ちょっとで土砂降りの雨がやって来て、、、。本州の夏山、突然の雷雨が本当に怖い。
ここから見た燧ヶ岳の姿が忘れられず、10月下旬に再訪するものの、すでに雪が降って景色もさっぱりでしたが、、、
9月5日 白馬岳・雪倉岳
9月5日は白馬岳と雪倉岳をセットで。本当は朝日岳まで周回したかったけれど、水や食料の問題や、前日の疲労、雨の心配などもあって、無理せずやめました。
前日に福島県から長野県まで移動して、深夜2時45分に蓮華温泉から登山開始。
白馬岳到着が5時間後、雪倉岳到着がその2時間半後、下山完了がさらに4時間半後。トータルでちょうど12時間を要します。
白馬岳からの眺めは今でも忘れられません。今年、最も気分が高揚したのがこの山行だったように思いますね。
自分がいかに狭い行動範囲で遊んでいたのかということに、改めて気付かせてくれました。世界は広い!
9月8日 黒岳と桂月岳
北海道に帰って2日後。9月8日は大雪山系の黒岳・桂月岳へ。
北海道駒ヶ岳以来のチームしんちゃんずにて。
残念ながら紅葉には1~2週間くらい早い感じ。ロープウェイ、リフトを繋いで黒岳と桂月岳へ。
スカッとした晴れではなく、しかも御鉢平は風も強め。
”山には秋がほとんどなく、夏から冬にあっという間に変わる”というようなことが言われますが、そんなことはないと思うのです。
毎週山に登っていると季節の移ろいを肌で感じ、8月の下旬くらいからすでに秋の山に変化しているんですよ。見た目の植生が変わらないだけなのだと思います。
9月13日 旭岳・北鎮岳・比布岳
9月13日、しつこく表大雪へ。
旭岳温泉から旭岳、北鎮岳、比布岳、そして当麻乗越から姿見を経由して旭岳温泉へ下山。ほぼ12時間コース。
今回もナイトハイクで旭岳温泉を1時出発。黒岳に登るときはロープウェイを使うけれど、旭岳に登るときはたいてい温泉街から登るようになりましたね。
ちなみに以前もブログで書いたように、「ひがしかわ株主証」を提示するとロープウェイの割引が適用されます。
話を戻して、、、曇り空のためか、9合目付近で夜明けを迎えたときの暁の色合いが何とも神々しい感じ。
旭岳山頂には、裏旭キャンプ指定地から上がってきたと思われる人たちがすでにたくさんいたのでスルー。
北鎮岳山頂では、山のベテランさんと大雪山系のマイナー地域についてしばし情報交換。
当麻乗越付近は初めて歩くルートだったのですが、かなり気に入ってしまったので今度は逆ルートで再訪したいと思います。
⇨紅葉をみつけに、旭岳温泉から旭岳・北鎮岳・当麻乗越を巡る旅