1月中旬、札幌から1泊2日で訪れた沖縄県。空港からレンタカーでうるま市へ移動し、まず最初に訪れたところが海中道路です。
両脇に沖縄の青い海を見ながら走る定番のドライブコース。今回はここをスロージョグで楽しもうという試み。
さらに浜比嘉大橋を渡り、浜比嘉島のシルミチュー公園を往復する18kmのコースを計画してみました。
海中道路と浜比嘉大橋の概要
海中道路は、沖縄本島うるま市にある与勝半島から平安座島、宮城島、伊計島へと続く県道10号線の一部。
さらに、途中の平安座島からは浜比嘉島へ浜比嘉大橋が掛けられているので、4つの島を気軽に行き来することができます。
その中でも与勝半島から平安座島までの区間、平安座島から浜比嘉島までの区間は両脇に海を見渡せるので、最も楽しく走れるところです。
ランニングのコース設定はいろいろ
おそらく、与勝半島から平安座島までの区間を往復するのが定番でしょうか。
与勝半島側の与那城総合公園から、平安座西公園までの単純往復でもおよそ9.5kmほどあるのでそこそこのボリューム。
その他にも、伊計島までを往復すればおよそ34km、4島すべてを往復するとほぼフルマラソンの距離になります。
今回私が選んだのは、与那城総合公園から海中道路で平安座島へ、すぐに浜比嘉大橋を渡って浜比嘉島のシルミチュー公園を往復する全長18kmのコース。↓
海中道路と島の雰囲気を一度に楽しめるうえ、カラダにそれほど負担をかけないおすすめコースです。
潮風に吹かれながら、夕暮れ時を走る
与那城総合運動公園の駐車場にレンタカーを停め、そこから実際に走ってみることにしました。
余談ですが、この計画は札幌の自宅を出発する当日の朝に思いついたもの。ランニングって、そのくらい気軽にできるスポーツなのがいいですよね。
フライトの都合上、那覇へ到着したのは15時過ぎ。レンタカーで移動して、走り始めたのは17時頃とちょっと遅めでした。
1月中旬の日の入時刻は18時頃ですので、往路は明るい中を走れても復路は街灯の明かりが頼り。一抹の不安を抱えながらのスタートです。
いきなり両脇が海。テンションが上がります。
海中道路は両脇に歩道があるので、往路と復路で反対側を走ることも可能。今回は左手に海を見ながら走り始めます。
当日の天候は晴れ予報でしたが、低めの雲がかかってちょっと残念かな。
途中に橋が架かっている箇所があるのですが、基本的には陸続きになっているので海岸線へ下りることができます。
歩道を離れて護岸を走れば、波打ち際付近を走ることだってできるんですよ。
途中には海の駅あかしや館があり、自販機はもちろん食事も可能。
周辺はビーチ。随所にトイレも設置されているので安心して走れるのがいいですよね。
そろそろ平安座島に到着するという頃、いよいよ陽が沈みます。
いつもは山の宿泊地で迎える日の入りですが、浜辺で日没を迎えるのもなかなかいいですね。
平安座島に入ると、右手に浜比嘉大橋が見えてきました。
目的地の浜比嘉島までもうすぐの距離。
浜比嘉大橋の手前にはローソンがあって、そこから県道238号線へ右折。
橋は片側1車線で、浜比嘉島へ向かって右側に歩道があります。それぞれの島の入り口には公園があり、区間距離は1.3km程度。
展望スペースには、周辺の島々にも強く惹かれるようなステキな地図が描かれていました。市町村合併前、この橋が設置された当時の町名も。
橋の途中にはここの他にも全部で2ヶ所の展望スペースがあり、晴れていれば湾内の穏やかな海を見ながら一休みできるのかな。
そんな自由気ままなランニングをしたい人におすすめ。
浜比嘉島に入るとさすがに辺りが暗くなってきて、どこまで行けるか心配になってきました。時おり車が通りますが、人影はほとんど見ません。
ここまで10kmくらい走っているので、この辺で引き返しても満足感は高いでしょう。
途中にあるアマミチューの墓。この後比嘉神社付近まで進みましたが、道幅が狭くなって歩道も無くなるので、暗闇の中進むのは危険と判断。
目的地としていたシルミチュー公園まで行くのを断念します。
復路。日没後の浜比嘉大橋と平安座島。ライトアップされてなかなかステキな雰囲気ですね。
帰りはナイトラン。仕事帰りのトレーニングと一緒ですが、場所を変えるととっても楽しい。
今回の服装はTシャツに短パン姿。ガチで走ればちょうど良くても、スロージョグだとちょっと寒いかな。
12月に来たときは現地の人も半袖姿でしたが、今回は半袖を着ている人を見かけませんでした。やっぱり1月中旬は沖縄でも冬ってことですかね。
そう言えば、2020年1月中旬に走ったスタンダードチャータード台北マラソンも寒かったよね。
帰り道、海中道路に架かる橋がライトアップされていました。
行動開始が遅かったため、青い海を見ることはほとんどありませんでしたが、往路と復路で全く異なる景色が見られたので結果よし。
もう一度走ってみたいと思う海中道路でした。次は梅雨入り前の春先に再訪したいです。