先日のブログで書いた計画をさっそく実行してみました。
小林峠から砥石山へ登り、そのまま稜線を縦走して百松沢山へと至るコース。旭山記念公園から札幌市の中央区と南区とを隔てる長い稜線を歩き、百松沢山のピラミダルな南峰へ突き上げる行程は、予想をはるかに上回る満足感が得られました。
当初は土曜日の終電に乗って深夜出発の予定でしたが、寒いので日曜の昼間で歩くことに。今日はその様子をお伝えします。
小林峠から百松沢山へ、今回のルート
今回歩いたルートはざっくりと次の通りです。
- 地下鉄円山公園駅→旭山記念公園→藻岩山登山道→T6分岐→小林峠
- 小林峠→砥石山
- 砥石山→東峯→百松沢山(南峰)→百松沢山(北峰)
- 百松沢山(北峰)→平和霊園→平和の滝入口バス停
最初の小林峠までの区間はおまけみたいなもので、移動を公共交通機関に限ったらこうなっただけ。ルートは下に貼り付けたヤマレコの地図にて。
ヤマレコの記事はこちら。
円山公園駅から小林峠、砥石山へ
円山公園から旭山記念公園までの区間は歩いても30分ちょっとの距離。準備運動を兼ねて徒歩で移動しました。
もちろんバスやタクシーでの移動も可能ですよ。
以外にも旭山記念公園までの間にコンビニが1軒もないので、事前調達するか、ちょっと遠回りして西友で買い物をするかの二択。
旭山記念公園に到着したらスパッツやアイゼンを付け、トイレ(冬季閉鎖中)脇から自然歩道へ入ります。
ラッセル不要で心地よく歩き、馬の背の手前T6分岐から右へ折れて小林峠方向へ。
この道は無雪期も歩く人が少ないほうですが、一定数は歩いているのでトレースがあり、ツボ足でも埋まらないでしょう。ただ、北ノ沢の住宅街へ下りていく人もいるので、分かれ道では確認が必要かも。
結局、円山公園駅から小林峠まで2時間10分かかりました。砥石山や割れ山、東峯をピストンするのであれば車で来た方がいいかもしれません。
さらに、小林峠から砥石山までも2時間20分ほどかかりました。それでも先行者が全部で9名もいて、ツボ足で歩けたくらいなんです。
実は今回の核心部は小林峠から砥石山での行程だと思っています。三角山付近も急峻ですし。昨年の夏にも登りましたけれど、結構ボリュームがあるんですよね。
ちなみに奥盤渓山へ寄る予定もパスしちゃいました。
砥石山から意外と近い、割れ山と東峯
砥石山でアイゼンを外してスノーシューに換装していると、後続の方が追い抜いて行きました。お声掛けすると割れ山へ行かれるのだとか。割れ山は・822のことだそうで、僕も直前までその存在を知りませんでした。
割れ山からは2人組のパーティが下りてきて、マイナーピークだけどそこそこの人気があるみたい。
その先の△696.8は東峯と言うそうで、ここにも標識がありました。
どちらも砥石山からそれほど遠くないですし、視界が開けて見晴らしが良い箇所もあるので、余力があれば割れ山手前のコル付近まででも行ってみる価値があると思います。
東峯から百松沢山南峰へ
東峯からしばらくの区間は小さなアップダウンが続く程度で、距離を稼ぎやすいところ。吹き溜まりや木の枝が邪魔くさくて、なかなか真っ直ぐに進めせてくれないけれど。
支稜線が南側に分れる箇所がいくつかあるものの、晴れて見通しが良ければ迷うことはないと思います。
・744を過ぎて開豁地に出てしばらくすると、南峰まで200mの登り。体力的にかなり擦り減ってしまい、たかだか比高200mくらいがなかなか登れませんでした。
950m付近には、超えなくても良いポコがあるので手前を巻きます。あとは南峰の北側へ進んで北峰との縦走路に合流します。
南峰からの眺め、そして北峰から平和霊園へ下山
14時15分、百松沢山の南峰に到達。歩き始めから7時間45分かかっての登頂なので、かなり満足度が高いです。
春が間近に迫っているためか、支笏湖周辺や増毛山地など遠くの山々の見晴らしが良く、最高のプレゼントとなりました。
百松沢山へはこの1ヶ月で4度登頂しているので、平和霊園への下りは慣れた道。今日も一級国道ができ上がっていました。
16時過ぎには到着し、17時過ぎには帰宅。総距離25km、10時間近い充実した山行で大変満足です。