今日は残雪期に使用する軽アイゼンの話。
厳冬期用登山靴+12本爪アイゼンの組み合わせがあれば、残雪期の終盤までも対応できる。つまり大は小を兼ねるという考え方。
これまではこの考え方で、完全に雪が無くなるまでこの組み合わせで山歩きをしていた私。5月上旬の喜茂別岳や5月下旬のイドンナップ岳、6月の利尻山などもこの組み合わせでしたが、さすがにオーバースペックで疲れるので装備を追加購入してみました。
モンベルのスノースパイク10を購入
購入したのはモンベルのスノースパイク10という10本爪の軽アイゼン。最近はチェーンスパイクを装着している人をよく見かけるのですが、自分がイメージしている要求スペックにはちょっと物足りない印象。使ったことがないので分かりませんが。
僕は深夜とか早朝の雪が硬い時間帯も歩くし。
靴底全体で雪面をしっかり捉えられるほうが安心。山ではまだ使っていないけれど、イメージしている理想形の商品をとりあえず手に入れました。何でもどんどん試してみよう。
昨年Amazonのタイムセールで購入して、まだ一度も履いていないサロモンのX ULTRA3に装着してみるとこんな感じ。ゴアテックスモデルなので、きっと雪面がガシガシ歩いてもあまり濡れないと思う。
こんな感じで、ローカットのシューズでもとりあえず装着できます。
”そろそろ夏山装備で歩きたいけれど、まとまった雪があるかもしれない”と想定される、あるいは確実に雪が残る場所を通過する、そんな場合に重宝する組み合わせだと思います。
裏側から見るとこんな感じ。早朝の林道なんかでも滑らず軽やかにアプローチできそう。12本爪に比べて爪部分が短めなので走れるかも。
具体的には、5月中旬から6月中旬くらいの時期から、北日高や十勝連峰、表大雪などで少し早めに夏シーズン入り。お花が咲く前から長距離機動が楽しめる感じ。
こんな感じでFuji Trabuco Lyteにも装着できたので、とりあえずどんなシューズにも付きそうな感じがします。
以前も書きましたが、ゲート開放前の夕張岳のように林道にはすでに雪が無くて、夏道の前半や山頂付近の岩場にも雪がないような状況には、こういう装備が適しているのかなと思います。
今月は山に行ける機会がもうないので、5月になったら試してみます。