先日書いたブログで5月、6月に登りに行きたい日本百名山についてツラツラと書きました。私は基本的にコスト最重視なのでLCC利用がメイン。そうでないと、月2回程度の頻度を実現するのは困難です。
私は札幌在住なので新千歳空港から成田空港へ飛んで、そこからレンタカーで移動というパターンがベーシック。（予算的に）余裕があれば、LCC以外で羽田空港に飛んだっていいでしょう。
ちなみに5月下旬の計画ですら、まだフライトの予約をしていないんですよね。
今までみたいにセールを目がけて最安値運賃で入手すればお得感は高いのですが、天気が悪ければ行くだけ無駄になるし、それでも発たなければならないのは気が滅入ります。この辺は昨年何度か経験し、早池峰山は吹雪で敗退、燧ヶ岳もガスと雪で何も見えませんでした。こういうのは、なけなしの小遣いを叩いてまでやる価値は見出せません。山に登れずただ車中で過ごすのであれば、ステイホームのほうがずっとマシ。
そこで少し割り増ししてでも、フライト変更ができるプランで購入するのがベストな選択肢なのだと考えています。そういった追加プランを選択してもLCCの方が割安なのが札幌ー東京の特徴かな。
バリューピーチ
Peachでいつも利用するプランはシンプルピーチ。しかし基本プランはバリューピーチとうたわれているんですね。
バリューピーチの主な特徴は5つありますが、その中でも特筆すべきは、
- フライト変更手数料が無料
- 受託手荷物1個（20kg）まで無料
- 座席指定可能
この3つが挙げられます。
前述の通り旅行の目的が山歩きの場合は天候に左右されるわけですから、片道当たりおよそ3,000円を追加したとしてもフライト変更ができるメリットは大きく、ここについては行けない時（行きたくない時）の保険と解釈すれば納得できる範囲かと。
受託手荷物については、旅慣れしていれば機内持ち込み7kgでも十分間に合います。ただし、軽アイゼンを含めてピッケルやトレッキングポールを持って行く場合、機内持ち込みができないので、やはりバリューピーチを選択するのがいいでしょう。ちなみに受託手荷物が無ければシングルピーチに2,000円を追加することにより、予約変更手数料がかからないシングルピーチの設定もあり。
最後に座席指定。大したことがないようですが、指定できるメリットはあるものです。前方席に陣取れば降機が早いですし騒音も静か。通路側ならトイレに立つときに隣りの人に配慮する面倒も不要、後部の窓側なら見晴らしが良いなど、そのときどきのニーズに合わせて選べるのです。
今回話題にしているpeachの札幌ー東京間のフライトの場合、セール時でもバリューピーチなら往復15,000円程度（週末）をみておく必要があります。
ちなみにジェットスターも基本運賃プラス2,500円程度で同クラスの設定が可能です。どちらを選ぶかは運航スケジュールの違いと成田空港のターミナル3でも良いかどうかってところでしょうか。
フライトは直前にキャンセルできてもレンタカーは？
バリューピーチの場合、直前でもフライト変更ができることは前項で触れました。しかしレンタカーはどうでしょう？
多くの場合レンタカーの無料キャンセル期間は7日前までというのが相場です。つまり6日前からキャンセル料がかかり、たいてい20％以上請求されることになります。
ところが現地の天気がほぼ確実に分かってくるのは、3日前くらいになってから。それだとキャンセルには遅いわけです。
私が楽天トラベルで調べた限りでは、成田空港周辺のレンタカー事業者13社のうち、実に12社では6日前からキャンセル料が発生するキャンセルポリシーを設定しており、2日前までキャンセル料がかからない良心的な事業者さんが1社、一方で10日前からキャンセル料が発生する事業者さんもありました。
商売なのでそれが否定される道理は全くありませんが、私たちの都合によって直前に渡航を中止をする可能性があるのであれば、この点も考慮しておくべきです。
結論：飛行機＋レンタカー＋晴天登山の最適解
こういったことから飛行機で遠征してレンタカーを借り、晴れた日に目的の山に登るための最適解は、
- LCCを含むどんな航空会社であっても、直前まで予約変更が可能で、かつ手荷物を預けられること。
- レンタカーのキャンセルポリシーの設定が甘く、2日前くらいまでキャンセル料がかからないこと。
ということになりました。
もちろんコストをそれほど重視しない場合は、それほどこだわらなくてもいいと思います。
飛行機＋レンタカー＋晴天登山を実現するなら、こういった点を考慮しておくのが良いというのが現段階での私の結論です。