週末に飯豊山へ登りに行く計画ですが、出発日の前日も休日なのでワクチン接種が終わった母を誘って富良野岳へ行くことにしました。
メンバーはチームしんちゃんず。昨年秋の秋田駒ヶ岳+安達太良山で紅葉狩りをして以来、およそ10ヶ月ぶりのパーティです。
今日は新千歳空港の出発ロビーで、福島空港への出発前にブログを書いて公開します。
富良野岳のみのピストンということで、登山開始時刻を7時で設定。逆算して札幌市内を4時に出発しました。いつもは3時出発なので外はまだ暗いことが多いけれど、今回は朝日を浴びながら上富良野へ。予定通り午前7時に十勝岳温泉に到着すると駐車場は満車。駐車場から少し下った付近に道路脇からスタートです。
富良野岳と三峰山とのコルまではずっと山腹をトラバース。少しずつじっくりと高度を上げていくと、背後に表大雪の遠望、上ホロカメットク山から十勝岳までの荒々しい山肌が見えてきます。今日は北海道でも下界の最高気温が31℃に達するということもあって、標高1,500mを超えても汗が滝のように吹き出します。
コルまでおよそ3時間半くらいかかったでしょうか。単独の時より3倍くらい時間がかかりましたが、こういうペースもアリだと思います。必ずしもスピードハイクが優れているわけではないし、ゆっくり歩かなければ見えない世界もあると思うんですよね。まあ自分もジジイになれば自然とそうなるんですけどね。
富良野岳には5回以上登っているけれど、コマクサを見たのは2回目かな。つまり7月に登っているのはそれだけで、あとは秋が多いと思います。その他にもコルから上のお花畑が格別で、山容にせよ、新緑にせよ、また雪を抱いた季節にせよ、富良野岳が十勝連峰で最も魅力的だと思います。
いつもの通り、登りも下りも私が最後尾を見届けながら。過去に石狩岳からの下りではぐれたこともあり、パーティで行動するときは離れないようにしています。メンバーにもよるところですけど。
今日登ろうと計画していた中の山の一つ、夕張岳。こちらも花の名山で今が旬のはず。夕張岳はどちらかと言うと固有種を目的に訪れる人が多いのかな。
大好きなチングルマ。毎年1回だけでいいので、このお花畑が見られれば幸せ。明日登る予定の飯豊山でも見られるかな。
何度来ても、何度見ても飽きない景色。十勝岳はどこから見ても洗練された三角錐が際立って美しいですね。
コースタイムの1.2倍の時間をかけてじっくり到達した富良野岳。今年もコロナ禍で大きな山には登れないと思っていた母もしんちゃんも大満足の様子。1人ストイックに登る山や、同レベルの仲間と登る山も楽しいけれど、初めて来る人や体力的に自身のない人を同行・随行したときが最も喜びが大きい。