登山未経験の方と一緒に富士登山を成功させるため、今日はイワオヌプリで練習会をしてみました。
目的は新しいシューズに慣れること、体力がどのくらいか測ること、山岳特有の天気を感じてもらうこと、こんなところでしょうか。
富士登山を計画する私としても、この練習会の結果によってコースと出発時間をどうするかとか、想定されるアクシデントにはどんなものがあるか、そういったことを見積もる一助になります。
よく一緒に登っている70代の母とお友達は体力は劣るけれどやはり経験者。
今回は自分より若いとはいえ、完全な初心者なので異なった緊張感がありました。
富士登山当日はナイトハイクになるので、できれば夜明け前から行動したかったけれど、五色温泉スタートは無難に午前7時半。
京極、倶知安あたりは朝から青空が広がっていたものの、出発時のニセコ連山は雲の通り道になっている様子でした。
ササッと準備をして出発。
「自分のペースで歩いてみてください」と告げて先を行ってもらうと、これが想定しているよりずっと早い、、、汗
「もっとゆっくり~」と私がセーブをかけるくらい。CT×1.0で歩ければ十分なんだから。
その後もザレ場でのバランス感覚や大きな岩の回避行動なんかもセンスよく、これまでの心配が杞憂だった感じ。
モンベルの店員さんがおススメしてくれたシューズが靴底の剛性があるシューズ(おそらくタオガオブーツ)で、トレールグリッパーの性能も活かされているのかなって思いました。
自分はこのクラスのシューズを持っていないので分からないけれど、雪がまだ多く残る時期向けに購入の検討をしたいです。
ニトヌプリとの分岐点からは予想通り雲の中。
しかもかなりの強風で、連日続く暑さの中でも寒いくらいでした。これはよい経験ができたのではないでしょうか。
自分にとっても来週の夏休み登山に向けて、持って行くべき衣類を再考するよい機会となりました。やはり山の天気は侮れない。
山頂はあいにくのガスガスで強風。
山で景色が楽しめないのは残念だと思うけれど、意外にも本人はそうでもない様子。
「日焼けしないし、涼しいから」だって。
まあ、目標はこれから登山を始めることではなく、富士登山一本勝負。だから無理に新しい世界を見せてあげられなくてもいいのかもしれません。
それでもある程度下りて一気に視界が晴れたき、ニトヌプリが見えて思わず歓声も。
僅か2時間程度の練習会でしたが、本人にとって何か一つでも得られるものがあればいいのかな。山登りはチームで行動して同じ体験をしていても、感じることはそれぞれ違いますからね。
本番まで残すところ3週間。私が思っている以上にみんな楽しみにしているようなので、できれば3776mの頂に4人で到達したいです。その前にもう一度練習会ができればいいのかな。