もう1週間前にもなりますが、芦別岳に登ってみました。
自分の記憶では、20代後半の頃に旧道と新道を繋げて1回、40代になってからは新道からのアプローチのみで2回、今回で3回目になるかと思います。
今回は強風によって十勝連峰縦走がポシャッたことにより、急きょ転進して登りに行った記録です。
ひたすら尾根を登って山頂へ
日曜の8時45分、芦別岳の新道登山口に到着。
芦別岳はクルマで林道を走らず、登山口まで全線舗装されている北海道では数少ない山。途中に悪路がないのでアプローチしやすいですよね。
北海道内で悪路を走らなくても登山口へたどり着ける二百名山は、芦別岳と暑寒別岳、それと駒ヶ岳のみでしょうか。まあ、ある意味カムエクも登山口まで舗装されていると言ってもいいのかもしれないけど。
それにしても天候急変も含めた安全対策、熱中症対策、良い景色が見たいなど、山は早発が基本。たくさん山に通っている私でも、こんな時間帯から登ることはめったにありません。
これまではいつも深夜早朝に登っているので、木漏れ日が差し込む登山道を新鮮な気分で登って行きます。
だけど、今しがた強風の三峰山から下山して疲労が残っているので、カラダはかなりツラくて何度もやめようかって泣きが入ります。
いつも自撮りでは笑顔を心がけているので、ブログの読者さんの中には「あっ、この人いつも楽々モードで山に登っているんだ」って思われているかもしれませんが、私だって山歩きはいつもツラいんですよ。
ちょうど笹刈りをしていただいている最中のようで、登山道上には刈られた状態で放置されている箇所もありました。刈っていただけるだけでも、どんなにありがたいことか。
夜露で濡れていると滑るので注意しながら進みます。
この後はずっと単調な尾根歩き。
雲峰山まで登ってやっとまともにご対面できる山頂部。半面山(・1377)までは樹林帯の尾根歩きだし、半面山から雲峰山までもこれと言って特筆できるような箇所もないのかなって。
そうやって考えると、この山を日本二百名山だからという理由で訪れた人にとって、登頂後にどんなことを感じるのかってちょっと興味があります。
大雪山系の主要な山々に何度も登っていれば、あちらこちらから見える芦別岳の姿が印象的だけど、そういうストーリーがなくていきなり登っても名山って感じないのでは?って。
山頂から旧道方向の眺め。6月はちょっと下りた辺りにツクモグサが咲いていて、見ごたえがあるんですよね。
この時期は残雪もないので、夕張岳方面の眺めもパッとしないかな。
ちなみにこのブログタイトルのトップ画像は6月の芦別岳山頂からの景色。雪があるのと無いのとではかなり印象が違いますよね。
芦別岳山頂ではいつものポーズで自撮り。先日の健康診断の問診で「少し太った方がいい」と言われたのですが、確かに見た目も少し細くなったかもしれないなぁ。
ちなみにプロフィールのアイコン画像も数年前にここで撮ったもの。