個人手配での沖縄旅行。レンタカーや公共交通もいいけれど、那覇市内をメインで行動するならシェア自転車がおすすめ。
シェアサイクルについては以前からちゅらチャリのサービスがありますが、プロトソリューション社が運営するCYCY(サイサイ)という電動アシスト自転車のシェアサービスも最近普及しています。
つい先日、こちらを利用してみましたので、その様子をお伝えします。
アプリから会員登録、決済方法を登録すればすぐに使える
CYCYはHELLO CYUCLINGという全国で利用できるシェアサイクリングサービスで利用できます。
まずはスマホアプリで会員登録を済ませ、さらにクレジットカードなどの決済情報も登録しておけば、あとはアプリで最寄りのステーションと空き自転車の検索をするだけ。
空港やホテル滞在時の隙間時間にアプリをダウンロードして、事前の準備をしておくのがスマートです。
料金体系がシンプル、坂道もスイスイ
CYCYの料金体系はシンプルで、15分あたり80円、12時間までなら最大1,000円(以後12時間ごとに最大1,000円)となっています。前出のちゅらチャリが30分毎220円、1日利用で2,200円の料金設定であることと比較すると、かなり安価です。
私たち旅行者にとっては、午前からお昼くらいに借りて夕方までに返却する、そんな利用シーンが多いかと思いますので、1日使って1,000円というのはとても経済的だと思います。
那覇市内は起伏が多いので、電動アシスト自転車はとっても便利。したがって、ゆいレールだけではちょっと不便な場所、例えば市内の南部とか、周辺市町村まで足を延ばしたいときなんかにも適しているでしょう。
実際に使ってみる
さて、前置きはここまでにして、さっそく使ってみることにしましょう。
もし近所に空き自転車があるようであれば、まずはアプリから予約を入れます。30分以内に利用開始しないとキャンセルになるようです。
アプリ上では目的のポートで借りられる台数と充電状態を確認できるのですが、可能であれば実際に現地へ行って実車の状態を確認してから予約・借用のステップへ進んだほうがいいと思います。
サドルの下にナンバープレートが付いているので、アプリに表示されている空き自転車のナンバーと同じものが借りられます。タイヤの空気圧とかハンドル、汚れなんかをチェックして選ぶと良いでしょう。
アプリで予約をしたら解錠のコード4桁が表示されますので、ハンドルの中央に設置されている操作パネルでコードを入力します。
左上の電源ボタンを押すと液晶画面が表示されますので、解錠コード4桁を入力、左下のRETURNキーを押すと、鍵が開きます。
これですぐに出発オッケー。
ちなみに途中で施錠するときは、通常の自転車と一緒。パネルの操作は不要です。
再び解錠するときは最初と同じ要領で4桁の数字を入力します。
さて気になる電動アシスト機能ですが、ハンドル左側に付いている操作盤でオン・オフの切り替えをします。
電源ボタンを押して自転車のペダルを漕ぐと、停止中からいきなり坂道を登るような発進でもスイスイと進めるんです。
液晶画面には電池マークと数字でバッテリーの残量が確認できるのですが、個人的な印象ではかなり消耗が激しいと感じました。登り坂で苦しい場面以外は、なるべく使わないようにしようという気持ちが働きますね。
ちなみにアシストの▲と▼ボタンでアシストパワーを変更でき、▼を押すとecoモードになって省エネになるみたい。
フロントのバスケットはかなり大型なので、大きな荷物も比較的容易に収納可能。ただし重さでハンドル操作がちょっと大変ですけどね。
ハンドルの右側には3段階の変速機も付いているので、アシストがないときでも軽いギアで進むことも可能。
お手軽、おすすめのサイクリングコース
那覇空港から国道331号線を糸満市方向に南下すると、橋の上から海を眺められる箇所もあります。歩道も広いので、安全で手軽に楽しめるおすすめサイクリングコース。
ゆいレールの赤嶺駅や小禄駅辺りで自転車を借りれば、およそ6kmで来られる豊崎海浜公園。
レンタカーを駐車してビーチを徒歩で歩くより、潮風に吹かれながらサイクリングをしたほうがきっと楽しいですよ。
周辺にはDMMかりゆし水族館もありますし、沖縄アウトレットモールあしびなー、イーアス沖縄豊崎店などの大型ショッピングモールもあるので、那覇周辺で手軽に遊ぶには最適。
最後は空いているポートを予約して返却
最後に返却。アプリから返却したいポートを選び、空いていればそのポートを指定して返却予約をします。
今回のように牧志駅で借りて、小禄駅で返却なんてパターンでも大丈夫。ここがシェサイクルの魅力でしょうか。
それとCYCYの良いところはポートの設置個所がとても多いところ。だから借りる時も返却するときもポートを探すのにほとんど困らないと思います。
話を戻して返却の話。
予約後にポートの空いている箇所に駐車し、まずは施錠。でもこれだけでは返却は完了しておらず、再び操作パネルで返却の手続きをします。ここまで完了すると、登録したメールアドレスに返却完了メールが届きます。
ちなみに今回返却した小禄駅周辺には3か所のポートがあり、駅の両脇に1か所ずつ、イオン正面の広場にも1か所あります。返却予約をする際、地図を拡大して選択を間違わないようにしましょう。
小禄駅は那覇空港から2駅。那覇空港にお昼前後に到着したときや、最終日に少し遊びたいってときなんかでもコインロッカーに荷物を預けて身軽なスタイルで行動できます。
アプリですべて完結でき、事前の予約も不要なので、気軽に利用できるサービスだと思います。