今からもう1ヶ月以上も前の話になりますが、栗駒山の山行記を書いていなかったのでまとめます。
紅葉シーズンにとっても賑わうことで有名な宮城県の栗駒山。登山コースは全部で6つもあるそうで、最もポピュラーなのがいわかがみ平からの中央コース。山頂までの距離が短くて特に難しいところもないので、初心者や子連れでもハイキング感覚で登れるのが魅力です。
日本二百名山にも選ばれていることもあって、私のように地方から訪れる人も多いのだとか。
いわかがみ平から中央コースで栗駒山へ
登山口となるのはいわかがみ平。
紅葉シーズンは渋滞対策のための交通規制があり、数キロ手前のいこいの村栗駒跡地臨時駐車場からシャトルバスに乗り換えます。
2021年はこの期間を9月25日から10月17日まで設定されており、運行時間は午前7時から午後3時まで。環境保全協力金の負担があります(乗車人数による)
詳細は栗原市観光ポータルサイトをご確認ください。
今回訪れたのは紅葉も終わりかけの10月18日。シャトルバスは前日の17日(日)までの運行でこの日から交通規制は解除。いわかがみ平までレンタカーで上がることができました。
しかしながら前々日から悪天候が続き、山は完全に雪山に。いわかがみ平の手前は道路も少しだけ凍結していました。
いわかがみ平の駐車場は大型バスも駐車できるくらい広く、駐車場まですべて舗装されています。1段下がった所にも駐車場があり、そのわきに公衆トイレもあります。
なおここまでの道中、およそ30km手前の栗原市栗駒岩ケ崎付近にセブンイレブンがあります。
駐車場より一段上がったところにある栗駒レストハウス。
ここの入り口には「登山者カード届」の用紙がありますので、これに記入してポストに提出。
レストハウスの正面から登るのが中央コース、裏手から登るのが東栗駒コースです。
今回は中央コースから山頂へ至り、東栗駒コースから下山する周回コースを選択。
中央コースは遊歩道並みに登山道が整備されているので、こちらの往復のほうがおすすめかな。
山頂付近まで来ると完全に銀世界。しかもガスガスで視界も不良。昨日とはうって変わって風がないので、なんとなくほんわかとした雰囲気です。
登山口のいわかがみ平の標高は1,116m。山頂は1,626mと僅か500m程度の標高差なのに、これほどまで違うとは。
歩行距離はおよそ3.3kmで山頂に到着。
本来なら紅葉が楽しめて、しかもお手軽に山頂に立てる山。
北側の須川温泉の方へも道が続いているけれど、この天気なのでまたの機会にでもしましょうか。
泥んこになって東栗駒コースから下山
帰り道は分岐点から東栗駒コースへ。
登山道は明瞭で登ってくる人も多いけれど、平坦地や凹地が多くて水はけが悪いので泥んこになることを覚悟して。
私はトレランシューズを履いていたため、シャーベット状の雪が冷たくって、、、ちょっと涙。
東栗駒コースの楽しいところは、新湯沢の渡渉点があるところ。
しかもただ横切るのではなく、沢に沿って100mくらい進むんですよね。靴をぬらすこともなく、プチ沢登りの体験ができる珍しい一般登山道。
あとは大きな岩を乗り越えたり、泥だらけの場所を通過したりとあまり良い印象はなかったかな。紅葉最盛期で晴れていればまた違った思い出ができたのかもしれませんが。
7時45分から登り始めて10時30分に下山。ホントにお手軽、雪深い時期でも楽しめそうですよね。
下山後はクルマで45km移動した所にある天然温泉たかもりの湯さんで温まります。
ここから仙台空港までおよそ80km。途中で食事をしても夕方には間に合うので一般道でゆっくりと帰ります。
今回の旅は10月16日の退勤後に札幌から仙台へ飛び、名取市内でネカフェ泊。17日は岩手県の早池峰山、18日は栗駒山、残念ながら冬型の気圧配置でどちらも小雪が舞う登山となりましたが、休日2日間でも十分満喫できました。
東北の山は登りやすくて優しい山容の山が多いのでおすすめ。今度は梅雨入り前の6月上旬、あるいは9月下旬くらいを目がけて遊びに来たいです。