2022年の元旦に登った山、大阪府最高峰の大和葛城山。大阪府と奈良県の県境にあって、標高は僅かに959mですが、金剛山地では主峰の金剛山に次いで2番目に名の通った山。5月はツツジが咲くことで大変有名なのだとか。
そしてこの山は日本三百名山。私、三百名山にはあまり興味がないのですが、都道府県最高峰っていうのにはちょっと興味がありましてね。
今回の3連休では四国に渡って剣山に登りたかったのですが、レンタカーがスタッドレスタイヤを装着していなかったので急遽予定変更。夏タイヤでも行けそうな大和葛城山に登ったというわけです。
→ダイジェスト版はヤマレコにて。
葛城登山口から山頂へ
今回は水越峠側に位置する葛城登山口からスタート。多くの方は金剛山が目当てのようです。正月と言えども国道309号の旧道には数十台規模で路上駐車。基本的に駐車場がないので仕方ないのですが、ここは大型のバスも通るのでギリギリまで寄せて駐車したいですね。
水越トンネルの手前にかかる橋を渡って登山口へ向かいます。バスで来た場合は、青看板よりさらに奥の方にバス停と登山口があるみたい。
橋を渡ると右手に水道施設があり、その先はT字路に。ここで左折。上のほうにひっそりと看板が見えていますので見落とさないように。
私が住む北海道ではこういった竹林を見る機会がないので、かなり新鮮な気分。情報によれば、道南の松前にしか存在しないらしいですね。道外では全国に分布するので、北海道民以外にはなんら珍しいものではないのだとか。
竹林を抜けると右にUターンするように葛城山への道が続きます。民家の間をおじゃまさせていただくような遊歩道です。
この道は全体的によく整備されていますが、前半は沢沿いの道なので一部に崩れた箇所もありました。水流は少ないので、沢の中を飛び石で登って行けるようなところも。
およそ中間地点で沢地形を離れると、よく整備された登山道に戻ります。特に急な箇所があるわけでもなく、ゆっくりと高度を稼いでボチボチ行きましょう。
平坦な地形に差し掛かる頃、次第に雪が現れてきていよいよ山頂が近いことを感じます。たいていの場合雪は一気に積もりますから、こういう初冬の雰囲気を味わえるのって貴重な体験だと思います。
ロープウェイからのルートに合流すると山頂はまもなく。トイレや自販機、ロッジなどもあるので一気に賑やかになります。ただ、この日のこの時間(2022年1月1日11時20分頃)は閑散としていました。今度来るときはダイヤモンドトレールを走破したいですよね。
山頂からは岸和田や泉佐野方面の市街地が見渡せ、関西空港や大阪湾を挟んで淡路島も見えています。わざわざ真夏に登るような山ではなさそうですが、こういう季節なら楽しいと思います。また関西空港から1時間強で来られるので、搭乗時間や乗り継ぎのための待ち時間を消化するためにここまで来るのも選択肢の一つかもしれません。