一般消費者を相手にするビジネスは、例えどんな業界であっても客層ってものがあると思うんです。
例えば小売の業界の場合、ジャージ姿でデパートの高級ブランドへ行く人は少ないし、オシャレをしてよそ行きの姿で近所のスーパーへ買い物へ行く人も少ないですよね。
これって航空業界にも当てはまると思っていて、私が頻繁に利用するLCCは、スーパーで見かける客層が多いのかなって感じます。言い方が悪いけれど、質があまり良くない客。
LCC利用者は私にとっては身近な人種、つまり庶民が多いわけですが、そんな庶民だからこそ起こしがちな「あるある」について今日は書いてみたいと思います。みなさんに共感していただければ、私の感覚はまだまだまともだということでしょうか。
1.飛び立つ前にトイレに行く人
トイレって搭乗直前に済ませておくのが普通だと思うんですけどね、なぜか搭乗してすぐにトイレに行く人って意外と多いんですよね。
機内のトイレなんて狭いんだし、乗り物の中だから事後処理だって必要じゃないですか。「なんで地上でしておかないの?」って思っちゃう。
直前にビール5杯くらい飲んできたというなら分かるけどね、うーんちょっと理解しかねます。
2.乗り遅れちゃう人
これも意外と多いんですよね。乗り遅れちゃう人。しかも一人じゃないの。たいていは3人以上のグループが出発時間になっても現れないって事件。
これってそもそも搭乗手続きをしていない人じゃなくて、チェックインは済ませているってことですよね。
で、たいていの場合は現れないまま出発が遅れて「ただいまドアが閉まりました」となる。
うーんこれも謎。
3.飛行中にゴトン、スマホを落とす人
飛行中にゴトンって音。
「あっ、誰かスマホ落としたな」ってすぐ分かる。
うん、自分も国際線の機内で一度やったことがあるんですが、これって結構焦るんですよね。
しかもなかなか見つからないし、たとえ見つけてもシートベルトを外して精一杯手を伸ばしたって届かないんですよ。
そして後ろの人に「すいませーん」ってなるの。
4.写真、メチャメチャ撮るおじさん
うん、これはたいてい私の世代のおじさんたちに多い。
スマホのシャッター音の連続度がハンパない。
「いや、そろそろいいでしょ?」っていうくらい撮っている。私も写真はたくさん撮るけれどね、もうちょっと場の空気くらいは読めると思っているんだけどなぁ。
5.忙(せわ)しない女性
飛行中ずっと動き続ける人。これ、女性に多い。
バッグからあれを出してこれを出して、鏡見て、化粧直して、髪を直して、スマホいじって、ペットボトル空けて、写真撮って、お菓子食べて、、、と延々と続くの。
それも静かにやってくれればいいのに、なんだかとっても騒がしいの。視界の端っこで常に何かが動き続けていて、ちょっと目障りかなぁ。
6.何度も荷物を出し入れする人
たかだか1時間半とか2時間くらいのフライトなのに、何度も立ち上がって上から荷物を出したりしまったりする人。いや、ちっちゃい子供でも連れているんなら分かるんですよ。でもそうじゃないみたい。
「どうして一度でキメられないのかな?」って思っちゃう。これは若い男性に多い印象。
7.窓側の席なのに出発ギリギリになって現れる人
これも結構多い。
通路側の人も中間の人もシートベルト外していったん通路に出る。遅れてきた人が座る。中間の人も通路側の人もまた自分の席に戻ってもう一度シートベルトを締める。
いやぁ、ホンマ頼みますわ。
8.他人を押し退けてまで早く降りたがる人
単通路で前に一か所しか出口がないんだから、前から順番に降りていくしかないのに、強引に通路に出てきて前方まで行こうとするタイプの人。
いやぁ、早く降りたい気持ちは分かるけどさ、そんな前の人を押し退けてまで前へ行きます?って詰問したくなるタイプ。大陸の人ならまあそんなイメージがあるんですけどね、国内線ですからね。
ここまで思いつくままに書いてみたんですけどね、まあ世の中にはいろんな人がいるってこと。しかもLCCだからこそこういう人が集まるのかな?って感じていて。
冒頭の小売業界の客層と似ていて、サービスの価格帯と客層の質って相関関係がありそうだなって思えてくるんですよね。