今日はいつもの平和の滝から送電線下を登って発寒嶺(936P)へ。
ここから西区と南区の境界線沿いに進み、奥手稲山まで足を延ばしてみました。
その様子をお伝えします。
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いつも始発で平和の滝入口まで来て、テクテク歩いて登山口へ向かいます。昨晩は夕食すらまともに取らず、ビールを3缶も空けて20時には就寝。悪酔い気味だったので今朝の体調は万全ではない感じ。
今日は珍しく平和の滝からスノーシューやツボ足で歩いた形跡がなく、スキーのトレースしかありませんでした。20分くらい歩いて送電線の広場へ到着。スノーブリッジを渡って送電線下を登って行きます。今シーズン3度目。
途中で3人パーティとソロの方に先を譲っていただき、先頭を進ませてもらいました。標高750mを超えたあたりから林内に入り、まっすぐ発寒嶺(936P)へ向かいます。前日のスキートレースも、稜線で途切れていたのでその後は終始ラッセル。体力錬成だと思って粛々とこなすしかありません。今日は風が吹いているし寒いので早々にバラクラバを装着。
稜線をちょっと歩くと札幌150峰の発寒嶺に着きました。手稲山方面の眺めもいいですし、迷沢山や定山渓天狗岳も見える展望所。阿部山、峰越、迷沢山に登るよりも、この付近を目指す方が楽しめるんじゃないかっていうのが私の意見。
今日の定山渓天狗岳はひと際カッコいい。ここからヒクタ峰が見えないのがちょっと残念。I峰へと続く尾根が「アルパイン」って感じですよね。
さて発寒嶺から先もいつも通りノートレース。しかし今回は薄っすらと幾筋のスキートレースがありました。スキーの滑走跡の場合は大きく蛇行するので、基本的にこれを無視してわが道を進みます。
何度かアップダウンを繰り返してサンデーユートピア(965P)へ。今日は木曜日だけど。前回来たのが1月23日でしたね。ここから先は2015年5月に一度だけ歩いたことがありますが、記憶が薄いので未知のゾーンに等しいのかな。初めてやることにはいつもワクワクとドキドキが伴いますね。
サンデーユートピアを過ぎた辺りには、これまでで最も大きな雪原が広がっていました。ここでガスったらGPSで現在地を捕捉していてもちょっと厳しいかもしれませんね。この後、稜線は871P、920Pと続いていますが、2万5千図の奥手稲の沢川の源頭部をうまく巻いてショートカット気味で奥手稲山を目指します。
平和の滝からおよそ4時間20分で奥手稲山に到着。いやぁ、なかなか遠かったですね。大きな達成感を感じます。星置からのルートも含め、今日は登っている人はゼロ。
この先はいくつかの小ピークと銭函峠を越えて春香山への道のり。3月にラッセルが不要になるチャンスを狙って歩いてみたいと思います。
発寒周辺から銭函付近まで広がるパノラマ。晴れていれば石狩湾の向こうに増毛の山並みも見えるのかな?
風によって自分が通ってきたルートは消えつつありました。帰り道も同じ場所をラッセルするのって精神的にツラいところです。うん、これも体力錬成。
途中で雪が降ってきてとどめを刺されました。ラッセルラッセル。僅かな登り返しでも足が重くて思うように進みません。結局、発寒嶺まで戻ったころには一気に晴れ、これまでに見たことがないような青空が広がっていました。実は、帰りに迷沢山西峰に寄りたかったのですが、今回はパス。今シーズンはまだ10回くらいはこの周辺に来るチャンスがあるので、登ることができたらこのブログで紹介します。