手稲峰|札幌100峰の雪山ハイク(2月上旬)

手稲峰

 

今日の札幌は24時間降雪量が観測史上最多となる大雪に見舞われましたが、それでも市内の山に登ってきました。

 

行き先は札幌100峰の手稲峰(△595.2)と札幌150峰の宮の沢(△310.7)。

 

今日のブログではその様子を書いていきます。

 

雪が降り続けるなか、山へと向かう

南郷13丁目

昨晩から雪が降っていたようですが、いつも通り始発の地下鉄に乗って山へお出かけ。たまには趣向を変えて、宮の沢駅スタートでネオパラ山に登ろうと思います。結局は到達できずに通過点の手稲峰で終了しましたけどね。

 

白い恋人パーク

宮の沢駅からテクテク歩いて西宮の沢6条の取り付き点を目指します。今日の天気予報が雪なのは分かっていましたけど、まさかこの後に警報が出るほどの降雪になるとは思ってもみませんでした。

 

トレース

現地に到着してみると、住宅街から入林することが予想以上に難しそうな感じ。そこで取り付き地点を高速道路脇に変更。意外や意外、今日のトレースが残っているので先行者がいるかと思いきや、ぜーんぶ鹿が歩いた跡でした。それでも使える所は使って楽させてもらうことに。

 

すあま

降り続ける雪。市街地に近い標高でもパウダースノー。出だしから平均して膝くらいのラッセルです。「こんなに頑張ったのに、まだ標高138mなのか!」って吐き捨てるように言ってみても誰も慰めてくれないので、まずは一発目の休憩タイムから。

 

宮の沢311m

頑張っても頑張っても高度が上がらないことに辟易とし、「△310.7まで登ったらやめよっかな~」って弱気になりました。ここ、直下は一部が崖のようになっていて登れず、それ以外の場所も急斜面なのでちょっと気を使います。

 

大雪

一方で△310.7から次の454Pまでの区間は特に危険個所はありません。手稲区と西区の境目の尾根を忠実に進んでも差し支えないでしょうが、ラッセルが酷くなりつつあるので、進路を西にとって直線的に目標点へ向かいます。

 

454峰

454Pまではしばらく林の中を歩きますが、登り切った辺りは周囲が開けています。このルートは分かりやすい地形なので迷うことはほとんどないでしょう。しかもピンクテープによる目印が豊富なのでさらに安心できますよね。ここには454峰という標識がありました。

 

454峰

454峰から先の尾根上は木々がまばらです。南側(進行方向に向かって左側)が雪庇になっている箇所があり、尾根上も風紋のように雪がデコボコしているので意外と順調には進みません。

 

手稲峰

「ここが手稲峰か」と思われるニセピークが2つほどあり、意気消沈。さらに細い尾根に岩と樹木と雪庇が混ざってちょっと面倒な箇所もあります。うまく処理して登りきると△575.2(手稲峰)に到着。今日は宮の沢駅から実に4時間もかかりました。

 

雪山ハイク

さすがに4時間もかかるとは思っておらず、手稲ネオパラに登るのは断念。ヤマレコのマップを見てみると、南東に続く尾根が緩やかで下山ルートとしても使えそうな感じ。実際、この尾根を使っている人が一定数いる様子でした。ですがマーキングはほとんどありません。雪が深いので下りでも膝ラッセルで太ももに疲労感を感じるものの、来た道を引き返すよりもずいぶんと楽でした。手稲峰だけを狙うなら、この尾根を使った方がいいでしょう。

 

宮の沢高台配水池

尾根の末端には民家が2軒あります。しかし、家の周囲も道路も除雪されていませんでした。廃屋かもしれません。さらに下の作業場みたいな所までは除雪された形跡がありましたが、今日のものではなさそうです。おそらくその下にある宮の沢高台配水池が除雪終点みたい。駐車スペースがないので、訪れる人はそういないでしょうね。ここよりさらに下には宮の沢屋内競技場があります。

 

ドニチカきっぷ

住宅街をテクテク歩き、12時半ころに宮の沢駅に到着。低山とは言え、降雪が続く中での6時間近い歩行はいい運動になりました。それにしても、朝とお昼では市街地の雪の量が全く異なり、観測史上最高の降雪量というだけのことはありました。ホント、平日でなくて良かったですね。みなさん、今日もご苦労様でした。