数日前のブログの中で「やってみたい」と書いた百松沢山から砥石山を経て、盤渓、最後に三角山へと至るルート。
昨日、さっそく実行に移してみましたので、その様子をお伝えします。
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平和霊園からまずは百松沢山へ
まずは始発の地下鉄とバスを乗り継いで平和霊園の除雪終点地点へ。今日は珍しく1台も駐車していませんでした。昨晩ちょっと降雪があったため、薄っすらと雪が積もったトレースを先頭で出発します。
今日はバス停から2時間30分くらいかかって百松沢山の北峰に到着。今シーズン4回目、通算11回目。一週間でここに3回も登っている人なんて私以外にきっといないでしょうね。
山頂直下まで風も穏やかで暑いくらいでしたが、稜線に出ると御覧の通りガスガス。しかも強風なのでかなり滅入りました。とりあえず南峰まで行くことに。
2つ目のピーク。百松沢山南峰。なーんにも見えません。いいの、今日はピークハンターに徹するから。
予想通り、百松南峰をちょっと下ると風も収まって穏やかになりました。砥石山までの稜線は単調なので安心ですが、870m地点で尾根が屈曲するので注意。今回のようにガスがかかって遠望が利かないときは現在地をよく確認したほうがいいですね。それと尾根上であっても地形図に現れない窪地がいくつかあるので、それもちょっと考慮に入れて。
何度もアップダウンがありますが、基本的にはしばらく下り基調。一番低いところは650mくらいでしょうか。まずは割れ山を目指します。
バス停からおよそ4時間20分通過点の東峯に到着。今日3つ目のピーク?です。ここも札幌100峰。でも内容は150峰レベル。発寒嶺と入れ替えしたい気分。
割れ山へは東峯からそう遠くない距離にあります。でもちょっと登りがキツいですね。
東峯からおよそ40分で本日4つ目のピーク、札幌100峰の割れ山に到着。昨年はここをスルーしたのでちょっと後悔していて、無雪期にリベンジしたものの、藪が濃くてそれも敗退。やっと来ることができました。
割れ山から砥石山までは30分くらいの距離。計画より15分くらい早い到着ですが、まあ誤差の範囲でしょう。本日5つ目のピークとなる砥石山は札幌50峰。ここまでおよそ5時間半かかり、初めて人とスライドしました。
次いで6つ目のピーク、札幌150峰の三角山。ここは夏に来ると急峻さを感じますが、冬だと中央区と南区の境界線を忠実にコース取りするので意外と楽に登れました。
さてここからが私にとっての未踏区間。先ほどすれ違った方はこちらから登って来られたみたい。三角山からの下り口がちょっと急なので、慎重に。きっとみんな尻滑りで下るんでしょうね。硬くなった雪の上に粉雪が積もって、スノーシューではちょっと面倒でした。
次いで7つ目のピーク、札幌100峰の奥盤渓山。ここはそれほど見晴らしがよくないですね。
いったん120mくらい標高を下げ、次の盤渓山まで登り返し。ここに来てこういう細かい登り返しのダメージが大きくなってきました。
今日8つ目のピーク、札幌100峰の盤渓山。砥石山からおよそ1時間かかりました。
盤渓山は北東側が急斜面になっているため、札幌市内を一望するにはちょうどよい感じ。夏道もあるようなので、晩秋にでも一度来てみたいと思いました。
意外と誤算だったのが盤渓山から三菱山までの距離。ちょっと甘く見積もっていました。まあ地図を見れば一目瞭然なんですけど。こういう登りが本当にツラくなってきました。
9つ目のピーク、札幌100峰の三菱山。この時間帯は貸し切り状態。時刻はすでに14時30分を回っていて、ちょっと気持ちが焦り始めます。そして、ここを下りたところでやめて、盤渓からバスで帰ろうかなって弱気に。
三菱山からは・380の南側を下りて、直線的に幌見峠へのT字路を目指します。
ちょうどT字路の手前に下りてこられました。サッカーコートが隣にあるあたりですね。
スノーシューを履いたまま歩道を歩き、そのまま車道を横切ってケネウシ山への取り付き地点へ向かいます。
次いで△344の幌見峠、ここではケネウシ山を目指します。西高山方向から登るのが一般的なようなので、こちらのルートはノートレース。
西陽が射すので雪が腐って歩きにくくって。僅か100mくらいの登りなのに、パワーダウンで苦しんでおります。
10個目のピーク、ケネウシ山こと幌見峠。ほっこりするような演出で迎えられ、大いに心が癒されました。何気に三菱山から1時間もかかっています。
そしておまけの奥西高山。こういう演出だけでも楽しいものです。
11個目のピーク。西高山。ここは札幌150峰ですね。奥西高山とのコルにもう一度下り、道路まで下って奥三角山へ登り返します。
ところが下りたところに排雪場があり、大きく南側を迂回することに。
仕方がないのでスノーシューをいったん脱いで歩道を歩き、適当なところから取り付くことにしました。
ちょうど盤渓配水池の施設へ上がる階段が除雪されていたのでそこを登り、門の手前でスノーシューを履いて仕切り直し。
こんなところ誰も歩いていないんだろうなって思っていたら、標高275m峠の標識がありました。しかも意外とトレースが付いています。ここから中央区と西区の境界線上を歩いて奥三角山へ登ります。
16時40分、西高山から1時間かかって本日12番目のピーク、奥三角山へ到着。ここには何度も来ていますけど、これまでで最も達成感を感じました。ここも札幌100峰ですね。夕暮れ時、遠くに夕張岳も見えていい感じ。お気に入りの場所です。
ここも通過点、13番目のピーク大倉山。札幌50峰ですが、奥三角山の方が私は好き。
さあ、最後の三角山はもう少しの距離。何とか日が暮れる前に下りられそうです。
きたー!最後の三角山山頂。しかもここも貸し切り!
17時20分、14番目のピーク、三角山。最後までやり切って満足感でいっぱいです。
ご褒美にいただいた札幌の夜景がとってもステキ。
最後は地下鉄琴似駅まで歩いてゴール。予定より1時間半くらい多くかかりましたが、満足度が高い1日でした。
ヤマレコのログでは歩行距離が27km11時間、獲得標高は2,000mとなりました。