ヒクタ峰の雪山ハイク|平和の滝から迷沢山を越えて(3月下旬)

ヒクタ峰

 

3月の最終日は以前から楽しみにしていた札幌100峰のヒクタ峰に登りました。

 

レンタカーを借りて定山渓まで行くか、雪が解けるのを待って自転車で行くかと考えていたところ、いつもの平和の滝から迷沢山を乗越すルートが思い浮かびます。これは我ながら妙案だと感心。

 

平和の滝からヒクタ峰を往復すると、おおよそ27kmで獲得標高2,000m。ちょっと辛いけれど日帰り圏内じゃないかって。で、その予定で出発してみたら、天気が良すぎて余市岳や羊蹄山まで見えるじゃない。

 

そこで急きょ予定を変更し、ヒクタ峰、白井岳、上白壁・下白壁、最後に国際スキー場へ抜けることにしました。

 

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2日連続で送電線下を登る

迷沢山送電線

昨日の春香山への山行に続き、2日連続で送電線下を登ります。こうして毎週のように登っていると、目隠しされても最短ルートをチョイスできるようになるくらい。また来シーズンになるとゼロに戻っちゃうんですけどね。

 

迷沢山

迷沢山のピークを踏まず、北側を林道方向に向けて下ります。バス停からここまで2時間20分。スノーシューの場合、大股にならず小さくピッチで進むのが長距離を疲れず歩くコツかも。

 

迷沢山西峰

林道を下り始めると、4日前の日曜日に登った迷沢山西峰が見えました。月曜は出社で夜に親族のお通夜、火曜は午前出社で午後に葬儀参列、水曜は春香山の山歩き。人生と一緒で目まぐるしく過ぎ去っていきます。

 

滑澤1号

林道を下って道道1号線へ。ここまで3時間15分。スノーシューを脱いで定山渓方向に車道を少し歩き、道路を横断して滑沢1号林道へ。林道入口付近は数台が駐車できるスペースが確保されていました。今日は登っている人はいないみたい。

 

ヒクタ峰へ取り付き地点

滑沢1号林道を少し進み、滑沢川を渡渉した場所が尾根の取り付き地点。多くの人が登っているらしく、ピンクテープやトレースがたくさんありました。最初の100mくらいが急登かな。

 

定山渓天狗山

△872.9の通称「滑沢山」付近からは、定天Ⅲ峰とⅡ峰がいい感じで眺められて幸せ。今日は定天Ⅲ峰へは登りませんが、次回登るときのために実際の地形がどんな感じなのかを確認しておきます。

 

滑沢山

札幌150峰の滑沢山。登山開始地点から標高差は470mくらいしかないし、距離も2km程度。平和の滝から阿部山に登るのとほぼ一緒。眺めが抜群なのに、手軽に登れるのでおすすめ。駐車スペースの問題と道道1号線の夜間通行止めの問題さえクリアできれば、真冬に登るほうが楽しいと思います。

 

ヒクタ峰

標高950mで別の尾根と合流。そろそろ山頂かな?と思って期待するものの、ここからまだ130mくらい登らないとなりません。

 

ヒクタ峰

ほぼ計画通りの時間、正午にヒクタ峰に到着。平和の滝入口バス停から5時間ちょうどでした。この時点ではまだジャケットを着るまでもないくらいポカポカ陽気。しかしこの先、一気に天気が崩れていくことに。

 

ヒクタ峰から定山渓天狗山

定天Ⅲ峰への稜線。地形図では・898の先は平坦になっていますが、実際は細かく起伏があるように見えます。それでも問題なくⅢ峰へ登れる確信が得られました。

 

ヒクタ峰からの眺め

お馴染みのフィールドにある山々。いつもは横から見るのであまり迫力を感じない烏帽子岳ですが、ほぼ正面から見る烏帽子岳はご立派。百松沢山も北峰と南峰がきれいに並んでいい感じ。こちらから見ると南峰の方が高く見えますが、やっぱり6mくらい高いんですって。じゃあ三角点は別として、百松南峰を山頂にしません?

 

ヒクタ峰から白井岳へのルート

ヒクタ峰から一段下りると、白井岳へのルートが確認できます。左手奥には真っ白な余市岳。札幌の最高峰たる風格がありますね。

 

後編へ続く