股下山の雪山ハイク|タケノコ山と小舎上山をセットで周回(4月下旬)

 

私の札幌50峰も残すところあと10山。何とか6月いっぱいをめどに完登してしまいたいと思っており、今日はシーズン外れの股下山に登ることにしました。

 

せっかくなので札幌150峰で未踏の山もセットにし、タケノコ山→股下山→小舎上山の周回コース(?)を企画してみました。

 

➡ダイジェスト版のヤマレコはこちら

 

強風の中で18kmの自転車移動からスタート

定山渓天狗山

木曜日に毒矢峰と南岳に登ったあと、自転車を定山渓地区にデポしておきました。今日も真駒内駅からじょうてつバスに揺られて定山渓入りして、自転車を回収。国際スキー場までおよそ18kmのサイクリングからスタートです。途中には四ツ峰、定山渓天狗山、ヒクタ峰、迷沢山、つげ山、奥手稲山などの登山口があり、たいていの場所に車が停まっていました。一番多かったのは定天とヒクタの入口。

 

ビアンキKUMA

1時間15分くらいかかり、国際スキー場の手前数百メートルの駐車スペースに到着。道路を横断したところでアイゼンを装着し、スキーのトレースを目印に適当に進んでいきます。

 

札幌タケノコ山

実にあっけなく、出発から45分でタケノコ山に到着。標高850m付近で尾根に合流してからは、一部に雪が不安定な箇所があったものの、無事に通過。約1か月前から宿題だった場所へやって来ることができました。➡詳しくはこちら

 

股下山

さて次の目標は股下山。稜線上の雪庇がない場所から下降し、斜面をトラバースしながら股下山を目指します。途中に沢地形があり、登り返しを少なくするためにあまり下降しないのがポイントですが、上部は急斜面で雪崩れる可能性もあるので、その見極めが難しいところ。地形図で見ていたよりも傾斜が緩いと感じたので、計画よりもずいぶんと上部をトラバースしていたことに気づきました。しかし至る所にクラックがあり、一部は10mくらいの深いクレバス様の上部を通過しなければならず、慎重かつ速度を増してやり過ごしました。

 

上白壁下白壁

股下山と下白壁(・1020)とのコル辺りの眺めが抜群。左が上白壁(・1160)でその後ろに白井岳があるのですが、ここからは見えないんですよね。そして右が下白壁。白井岳やタケノコ山から縦走したり、朝里岳沢川から登るのもいいけれど、それぞれをこちらから登るのも楽しそう。

 

股下山

タケノコ山からちょうど30分で股下山へ。距離は2km未満だし、そのうち登りは80mくらいですからね。人気の山のわりにはオフシーズンなので無人だったんです。で、これで私の札幌50峰は41/50になりました。

 

朝里峠沢川

股下山から30分かけて朝里峠沢川に架かる橋(・546付近)まで下り、アイゼンを付けたまま橋を渡ります。そこから小舎上山を目がけて沢地形を詰めていきます。おそらくヘルベチアヒュッテの北側から登って行くのが一般的だと思いますが、遠回りするのが面倒だったもので。

 

小舎上山

南斜面にしては積雪量が多く、車道から山頂まで雪が続いていました。途中にある・751には登らずに一段低いところを山頂に向けて詰めていきます。

 

小舎上山

車道から30分くらい、あっけなく登ってしまった小舎上山。木々に遮られて見晴らしもパッとしません。しかし今シーズンはこの一帯の山々に多くの時間を投じて通ったため、個人的にはちょっと感慨深いんですよね。「あっ、あそこの稜線は1月に猛ラッセルしながら歩いたっけ」みたいな。本当はここから小樽市との市境を繋いで春香山まで行くのが理想だけど、今日は夕方に3回目のワクチン接種を予約しているため、また別の機会に。

 

四ツ峰トンネル

一番面倒くさいのが自転車での移動。帰りは豊滝まで移動します。途中で飽きたので、トンネル内でちょっと自撮りタイム。次回は真駒内駅から最終バスで豊滝入りし、そこから自転車で無意根大橋へ。中岳から喜茂別岳、中山峠北側の札幌150峰を総ナメする周回コースを歩く計画です。しつこく続く札幌150峰完登への旅。