コロナ禍以降、初めての海外旅行。
今回はタイをチョイスし、到着初日にアユタヤへ行ってきました。
アユタヤへ個人で行くには
- 国鉄を利用(フアランポーン駅またはバーンスー駅)
- ロットゥーを利用(チャトゥチャック)
この二択が一般的なようですが、今回は往復ともにバーンスー駅からの列車移動にしました。
現地在住の方から、始発のフアランポーン駅から行くよりも、バーンスー駅から乗ったほうが楽だと聞きましたので、今回はその方法にしました。
ちなみに、行きが列車で帰りはロットゥーというのが定番なんですって。うん、確かに帰りの列車は到着が30分くらい遅れましたね。でも私はハイエースの車内に何人も詰め込まれてしまうと車酔いする可能性があるので、列車をチョイス。
バンコクーアユタヤ間の鉄道について
バンコクとアユタヤの間は、鉄道でおよそ1時間半くらいの距離。いわゆる各駅停車もあれば、主要駅にしか停まらない列車もあり、それによって所要時間が前後します。
早い順に、
- スペシャルエクスプレス
- エクスプレス
- ラピッド
- オーディナリー
とあり、その他にも平日のみ運行のコミューターなどもあるようです。基本的に日本のJRや私鉄と変わらないと思ってよさそう。
そして運賃。列車の種類によって1等席があるものから、2等席と3等席しかない列車があったりして、列車によって価格が異なります。
私が利用したのは、行きが3等席で20バーツ(安っ!)、帰りが2等席で65バーツでした。
上の画像は帰りの2等席。エアコンはなく、席のクッションとリクライニングがちょっとマシっていう程度です。
スワンナプーム国際空港到着からバンスー駅まで
今回はANAの羽田発バンコク行きの深夜便(NH849)を利用したため、スワンナプーム到着は現地時刻の午前4時40分くらい。アユタヤを日帰りするには遅くとも午前9時前にバンコク市内を出発したいので、まあちょうどよい時間帯なのかな。
2022年7月現在、タイへの空路での入国は非常にシンプル。TM6(アライバルカード)も書かなくて良いので、パスポートと搭乗券を差し出し、指紋採取(両手指)と顔の撮影のみで終了です。以前より楽じゃないですか。
手荷物の受け取りに時間を要したので、アライバルホールへ出たのが午前5時40分頃。
エアポートリンクの始発は5時30分なので手荷物がなければ始発に乗れる時間帯です。
私はSIMカードの調達、両替、コンビニで水を買ったりしていたら6時過ぎちゃったけれど。
ちなみに今回のように4日程度の旅行であれば、SIMカードは手荷物受取の待ち時間にブースで購入したほうがいいかも。短期プランで200バーツ程度で購入できます。
一方、アライバルホールに出た後に購入すると、最低プランが299バーツからになるみたい。私はtrueMoveHのSIMを購入。アユタヤでも問題なく使えます。
でもね、結論としては日本国内にてAmazonでAISのSIMを購入しておくのが効率がよく、しかも一番安いということ。現在の円安相場であっても、160バーツ程度で購入できます。
さて、問題点は朝早いのでホテルのチェックインができないこと。さすがに大きな荷物を持って遺跡巡りは困難なので、荷物をどこかに預けておく必要があります。
スワンナプーム国際空港には、手荷物を預かってくれるところが何ヵ所かあると聞いていたので、そのうち2箇所を訪れてみました。
空港内に預けるとわざわざ戻ってこないとならないのがネックですが、バンコクの気温は高いので、外のコインロッカーに入れると、お土産のチョコレートが溶けてしまう懸念があったもので。
結果としては、1階にある預かり所は午前8時からの営業、エアポートリンクの改札階にある預かり所も閉まっていました。コロナ禍で時短営業中なのかもしれません。
そこで仕方なく、予約したホテルに比較的近いアソーク駅のコインロッカーに預けることに。ちなみにエアポートリンクからMRTに乗り換えするマッカサン駅にもコインロッカーがありますので、参考まで。
アソーク駅を始め、BTSやMRTの駅等には前述のロックボックスという黄色いコインロッカーが設置されていることが多く、タッチパネルで日本語対応にもなるので、とても利用しやすいです。
公式ウェブサイトでは、今現在のロッカーの設置箇所が分かります。2022年7月現在、MRTは12駅に、BTSは6駅に、その他にも設置されています。
私は最終日にもサイアムパラゴンのロックボックスプラスショップ(有人)で荷物を預けました。ホテルのチェックイン前、チェックアウト後にはとても便利です。
さて、アユタヤ行きの話。
MRTブルーラインを北上して、バーンスー駅で降ります。
地上階へ上がると、駅構内が無駄に広くて辟易するかもしれませんが、左の外にボロい駅舎と線路が見えますので、まずは屋外に出ます。方角が分かりづらいけれど、グーグルマップを見ながら行きましょう。
ちなみにこの後はアユタヤまで清潔なトイレがないので、外に出る前に済ませておいたほうが良いでしょう。
外に出ると広い通りがありますが、真新しいためなのか車はほとんど通りません。
この通りを渡ると線路がありますので、左右を確認して線路を横断します。
ちなみにMRTから地上階に上がった駅舎は並行して走るレッドライン(昨年から運行)の改札口があり、SRTと書かれています。SRTも国鉄のことのようなので、旅行者にはちょっと分かりずらいかも。
バーンスー駅でアユタヤ行きのきっぷを購入
乗車券は駅舎の中ではなく、中のプラットフォームにきっぷ売場があるので、そこで購入します。
アユタヤ、ワンアダルト、サードクラス、そのくらいのワードを並べておけば十分通じます。私も語学力には乏しいので、、、
きっぷはこんな感じ。
タイの国鉄は時間にルーズだと思われがちですが、アユタヤ方面への列車はバンコク始発なのでオンタイムで到着しました。
私はみんなが待っているホームに到着するものだと思っていたので、なぜ列車が到着した後になってから線路を横断して別の列車に乗り込んでいるのか疑問に思っていましたが、念のために駅員さんに訊くと「おー、あれだ、早く乗れ」とのこと。
間一髪で間に合いました。
きっぷには何号車の何番座席と記入されていますが、自分が乗る何号車というのは列車に乗ってみると分かります。
でも座席番号はテキトーな感じなのかな。3等はどこに座っても大丈夫そうでしたが、自分の席に誰かが座っていれば、その人に伝えて代わってもらえるみたいですよ。
窓から入ってくる生温い風に吹かれ、ディーゼル気動車のゴーっていう音を聞きながらアユタヤへのショートトリップが始まります。
深夜便だったのであまり寝ておらず(LCCと違って、離陸後の機内サービスと着陸2時間前に朝食があるのであまり眠れない)、車窓の風景ものどかすぎるため、いつの間にか寝入ってしまいます。
でも、車内アナウンスなんて無いので(そもそも聞き取れないので)、グーグルマップで現在地を確認しながら行かないと乗り過ごしてしまう可能性があります。気を付けて。
私が行った時、タイは4連休でしたし、欧米人観光客も多かったので乗客の行動を見ていれば分かりましたけどね。
アユタヤの駅に着いたら、帰りに乗る列車の時間を調べておいたほうがいいでしょう。
私は16時37分発、136番のラピッドに乗ることを想定して行動。
この後は18時6分のスペシャルエクスプレスまでしばらく空いてしまうので、このようにお尻の時間を決めておいたほうが安心。もっともロットゥーで帰るなら別ですが。
今回はこの辺で。次の記事では、アユタヤの遺跡群をレンタサイクルで周った旅行記です。