すでに1か月前の話になりますが、アユタヤ観光の記録を途中までしかアップしていなかったので、続編を公開します。2022年7月15日のお話です。
➡前編はこちら。
➡バンコク(バンスー駅)から鉄道でアユタヤまでの移動方法はこちら。
ワット・プラ・シー・サンペートへ
次いで訪れたのは、ワット・プラ・シー・サンペート。前回の記事で最後に訪れたワット・ラーチャプラナからナレスアン通りを西へ移動したところにあります。
アユタヤ6大遺跡の一つ、ワット・プラ・シー・サンペートはタイ最大の仏像と言われるウィハーン・プラ・モンコン・ボピットに隣接しています。
まずは敷地内の正面通りを歩きましょう。
靴を脱いで中へ入ると、確かに大きな仏様が。
私も一般的な日本人ですから、座ってそっと手を合わせます。お寺ですからね。
壁に掛けられた資料を見ると、建物の修復から今に至るまでの過程が記されていました。
あまりにも暑すぎてペプシ一気飲み。準アル中の私がビールよりもコーラ。
いかに水分を欲していたかがお分かりいただけるかと思います。
北側にある入口からワット・プラ・シー・サンペートへ。
ここでも50バーツを支払ってゲートを通過する仕組みです。
ワット・プラ・シー・サンペートは15世紀中ごろに建立されたのだそう。セイロン様式の仏塔が3基あり、アユタヤのシンボルとも呼ばれているそうです。
午前中に見学してきたスコータイ様式やクメール様式とは異なり、何となく親近感がわいてくる感じ。バンコク市内でもよく見かけるからでしょうか。
日帰りアユタヤ観光もいよいよ佳境。
少し離れたところにあるワット・ローカヤスッターへ向かう途中、エレファントライドに遭遇。そうそう、自転車ではちょうどエレファントキャンプの脇を通るんですよね。
象に乗ったり、餌をあげたりするならチケットを購入して敷地内へどうぞ。
私は象に乗るつもりがなかったので、道路脇に自転車を止めて中の様子をうかがった程度です。
小さな橋を渡って川沿いを北上し、今度はワット・ローカヤスッターへ。この辺へ来ると訪れる人が少なくなるようです。
こちらは屋外に全長28mもの仏像が横たわっています。現存している仏像は1956年に復元されたとのこと。
見学は自由。木陰もあって静かに過ごせます。
おすすめ!ワット・チャイワッタナーラームへ
最後はワット・チャイワッタナーラームへ。
チャオプラヤー川を渡って川の西側を南進します。ガッツのある欧米人の親子の後ろについて寺院を目指します。交通量が多いので車には気を付けて。
ここ、ワット・チャイワッタナーラームも入場料は50バーツ。こちらでは初めてチケットを渡されました。
ワット・チャイワッタナーラームはクメール様式の寺院。
なんとなくアンコールワットに再訪したような気分。思わず、声が出てしまうほど。
ちなみにこちらが本物のアンコールワット。アンコールはクメール語で王朝、ワットは寺院。12世紀に完成した寺院。
クメール帝国は14世紀にアユタヤ王朝に侵攻された歴史を持つのだとか。現地を訪れて歴史に興味を抱き、そしてまた再訪すると面白いんです。この段階になると観光旅行の域を少し越えられると思います。
こうしてスポット的に史跡を訪れ、晩年は仏教をテーマにアジアを周遊してみたいですね。
この寺院も中心部から離れたところに位置しているのですが、本当に見応えがあって必見の寺院だと思いました。
6大寺院のうち、あえておススメを2つを挙げるとしたら、
- ワット・チャイワッタナーラーム
- ワット・ヤイ・チャイモンコン
私ならこの2カ所がマストかな。
史跡めぐりを終えて、アユタヤ駅からバンコクへ
バンコクへ帰る時間が近付いてきたので、アユタヤ駅へ向けて自転車をキコキコ漕いでサイクリング。朝、アユタヤ駅で客引きをしていたおばちゃんが言う通り、確かに遠いし疲れるしちょっと危ないかな。
でも送迎込みの案内が1,500バーツってちょっと割高。3人くらいいれば、レンタサイクルよりそっちの方がいいけれど。
前述の通り、ロチャナ通りからパサック川を渡る高架橋が核心部ですが、慣れてしまえばまあ、たいしたことはありません。
川を渡り、北へ向かってペダルをガシガシ漕いでいたら、いつの間にかアユタヤ駅を1kmくらい過ぎてました。周囲に線路以外何もないので何だかおかしいなって。グーグルマップが無かったらどうしていたかな、私。
そのくらいアユタヤ駅は目立たないので要注意。
駅舎にて。次のバンコク行きは16時37分発の136番ラピッド。
その次の8番スペシャルエクスプレスなら快適なんでしょうが、136番は全車ノンエアコン。それでも2等席のチケットを購入しました。
日本円で250円くらいでしょうか。
窓口で乗車券を購入してホームへ。
16時を過ぎてもまだまだ暑い、、、
バンコク方面への列車は遠方からやってくるので、遅れは必至。今回も20分以上遅れて到着。
みんな線路を渡って向かい側のホームへゾロゾロ移動します。
10両編成の最後尾車両が2ndクラス。
指定されたシートは柔らかくてリクライニングにもなりますが、天井の扇風機と窓から入って来る風だけで、暑さは3rdクラスと何ら変わりません。
以前にも触れましたが、帰りはバンコクまで行かずにバンスー駅で下車。これがおススメです。もしくはドンムアン空港で下車するパターンもありかも。
まとめ。レンタサイクルでのアユタヤ日帰り観光経路はこのような感じです。
距離はおよそ21km。自転車+見学で6時間くらいでした。日差しが強くて暑いので、帽子とサングラス、日焼け止めは必須。私は全部忘れてえらいことになりましたが。
日常的にジョギングやサイクリングをしている人でなければ、体力的にキツいでしょう。暑さと湿度が加わって、日本で50kmくらいサイクリングしているのと変わらない感じでした。
個人的な感想としては前述の通り、ワットヤイチャイモンコンとワットチャイワッタナーラームを推したいところですが、この2カ所を思い切って削ったほうが、レンタサイクルのコースとしてはグッと楽になります。