土曜の夜から火曜日まで台湾で遊んできました。台北市内のホテルを起点にして、日曜は高雄日帰り、月曜は台中日帰りと夜は台北市内でご飯だけ食べる流れ。
旅が終わった次の日の仕事はいつも脱力感に見舞われているものの、今回の旅ではあまり疲れなかったように思います。
マラソン参加が無かったのが理由の一つかもしれませんが、それでも毎日の行動時間はおよそ12時間、3万歩くらいは歩いているので、決して活動量が少なかったわけでもないと思うんです。
ではいつもと何が違ったかと言えば、3日間ともしっかりとしたホテルに宿泊したこと、つまり深夜便の利用がなかったことにあるのではないかと。睡眠時間は平均して7時間。
これまでの私って、移動時間は休息だと考えているフシがあったんですよね。
例えば登山後の運転とかも同じように考えていたように思います。
しかし、移動時間はやはり疲れるんですよ。身体は休まるかもしれないけど。
それともう一つ気付きがありました。
台湾の高鐵(新幹線)は足元が広く、飛行機のエコノミークラスや高速バスに比べるとはるかに快適だったということ。つまり快適だと疲れない。
飛行機はエコノミークラス、しかもLCCで十分だと考えていたし、ホテルもドミトリーで満足なのだけど、それには安さ以外にも理由があるんです。
そもそも上質なサービスや贅沢には興味がないんですよね。
私はやや貧乏性だからビジネスクラスの機内食とか5つ星ホテルのラウンジとか、身分不相応だと思っちゃって。
でも最近は"ゴージャス"ではなく"コンフォート"には関心があり、「移動中や滞在時における快適さの価値には少しだけ気付き始めてきたのかも。もちろん自宅も快適さについても。
そもそも私はどこでも眠れるタイプだから、機内泊でも空港野宿でも車中泊でも大丈夫なんだけど、でもこれは「不可」ではないだけであって、「優」や「良」ではないわけ。もう学生ではないんだし、社会人として平均年収はあるんだから、そろそろお財布事情だけをベースにした行動は少しずつ減らしていこうと。質と価格のバランスの取れた行動、つまり自分にとっての「価値」を軸にした旅に変化させていこうと思うんですよね。
気持ちはいつまでもバックパッカーでありたいけれど、身体も精神ももはや青年ではないので、旅の中身は進化させていきたいと思います。
脈絡のない旅のワンシーン
台湾は南北に長いので、僅か300kmの距離でも気温差が大きいことを実感。特に今回はイレギュラーだったみたい。寒気の影響で台北の気温が15℃程度、一方で高雄は高温に関する注意報が出て25℃を超えていた。服装も半袖短パンが多く、海に入っている人もいました。
今回の旅では、高雄でも台中でも市内観光の足はもっぱらUbike。観光客にとっては本当に便利だと思う。現地の交通事情に慣れるまではちょっと怖いけど。
高雄ではハイキングコースも歩いてみました。札幌で言えば藻岩山みたいなもの。台湾の冬は足を延ばせば雪の3,000m峰、近郊では無雪期の夏山、これを選択できる環境は羨ましい。やはり冬は温暖な地域で暮らしたい。
3日目の台中市内での一コマ。何となく私が描く台湾のイメージ。
台鐵台中駅の旧駅舎には萌えキャラとのコラボで鉄道の魅力をプッシュ。
屋台や小吃のメニューは字面で内容がおよそ見当がつきます。注文はオーダー票がなければ指差し注文でも大丈夫だけど、好きなメニューだけでも発音できるようになると、もっと楽しくなるように思う。