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海外ひとり旅では無理に外国語を話そうとせず、日本語で話し始めるほうがいいと思う

 

「英語話せるんですか?」と訊かれることがあります。

 

その手の質問に対して私は秒で「話せません」と答えます。

 

問いを投げかけられる方は、言葉が分からない異国を旅することに不安に感じるのだと思います。

 

ご想像の通り、海外でのひとり旅は不自由の連続です。

 

グループの旅行であればノリで何とかなる場面でも、ひとりで弱気になっているときなどは、うまくいかないことがたくさんあります。

 

文字が読めないとか、相手が言っていることが分からないという理由で、やりたいことを諦めたり、食べたいと思っていた料理を注文できなかったり。

 

でもこれは言葉の問題ではないと思っています。

 

度胸の問題や、ふだんとは異なる状況に対して最後まで諦めずに対処しようとする意思とか、そういうこと。つまり自分自身の心の問題。

 

日本国内をを例に挙げると分かりやすいと思います。

 

例えばひとりで行動するのと仲間と行動するのとでは、できることに差が出るじゃないですか。ひとりで焼き肉に行けるとか、カラオケに行けるとか。

 

これと同じこと。

 

ちなみに私は臆病者なので、弱気になっているときはお酒の力を借りることもしばしば。まあそれは冗談半分ですが、しょせんはそんなレベルなんですよね。

 

切実に困るような状況なんて滅多にない

 

そもそも日本国内での日常生活で、切実に困るような状況なんてめったにないじゃないですか。

 

救急車を呼ばないとヤバいとか、襲われて貴重品一式をひったくられたとか。

 

私はほぼアジア圏しか旅していないけれど、そんな経験は一度もないし、これからのたぶん無いと思うんです。これ、確率の問題。

 

それに初めて海外へ行くときって、いきなり南アジアや中東、中南米に行くなんてことはないと思うから、おそらく想像しているようなことは何も起こらない。

 

そもそも短期の旅行において現地での会話が必要になる場面って、こちら側から話しかける場合が大半。

 

飲食店での注文、買い物、ホテルや飛行機のチェックイン。国内で街中をブラブラしている場面を思い浮かべれば、その程度じゃないでしょうか?

 

相手から話しかけられるのは、コンビニ、機内食の選択くらい。コンビニではたぶん、

「レジ袋は必要ですか?」とか「ポイントカードはありますか?」、「小銭ありますか?」とかそんな程度だと思うので、首を横に振ればたいてい問題ない。

 

それにどうしても正確に伝えないとならない場面であれば、グーグル翻訳とかボイストラといったスマホアプリで対応できます。昔は「困ったら筆談で」なんて言われていたけれど、ここ数年で世界は劇的に変わりました。スマホで何でも解決できる時代です。 

 

会話の初めに日本語を使うメリット

 

英語ができない私は、会話の最初に日本語を使うことが多いです。

 

これにはメリットがいくつかあります。

  • 特にアジア圏では背丈や顔立ちが似ているので、相手が自分のことを外国人だと理解していないことが多いです。なので日本語で話しかけることで、相手に自分のことを外国人だと理解してもらうことができます。
  • 私のように高校生レベルの英語しかできない人は、自分の伝えたいことを日本語から英語へ翻訳してから口にすると思います。初めに日本語で口にすることによって、自分の耳で聞いて内容を整理し、英語に変換していくことが容易になります。会話はタイミングですから、だんまりにならず間をうまく繋ぐことができます。
  • 日本語であれば大きな声ではっきりと発声できるので、もじもじせずにハッキリとした態度で相手と接することができます。

とは言え、現地の言葉を話せたり聞けたりしたほうが良いのは確か。

 

私が伝えたいのは、会話がハードルになって海外へ行かないのはもったいないってこと。

 

そういう不安を抱えている方を少しでも後押しできたらと思い、このブログを書いてみました。