プライオリティパスで桃園空港のPlaza Premium Loungeの利用ができなくなった。どうも桃園空港だけではないようだ。
だからと言って、利用できる施設がないわけではない。提携施設は山ほどある。詳しくはここでは触れないので、公式サイトで調べていただきたい。
だからと言ってプライオリティパスの魅力が半減したかと言えばそんなことはなく、楽天プレミアムカードを保持するだけで発券できるのだから、まだまだ大きな威力を発揮する。
次の旅行ではシンガポールとコタキナバルでも利用できそうだ。
で、本題。
このパスを利用してラウンジ利用していていること自体に、どうも飽きてきたように思う。
と言うよりも、こんなことにちょっとした優越感を抱いたり、贅沢気分を感じていたりする自分自身の未熟さや、TPOを無視した行動に嫌悪感を抱くようになった。
そもそもプライオリティパスを持っていれば無料で利用できるからといって、利用しなければ損をしたと思ってしまう発想が貧しすぎるじゃないか。
ラウンジに入ればシャワーも使えるし、ビュッフェもアルコールも自由に利用できる。
一定金額まで好きなものを注文できるという施設もあり、最近は国内の空港でもそういう飲食店がある。
数年前、関西空港の有名お好み焼きチェーン店さんで初めて提携した際、利用者が殺到してお店の運営に支障をきたしている実態を目の当たりにしたことがある。
そう、私もその時利用させていただいた。
でも、一般のお客さんにはきっと迷惑をかけたに違いない。
食事もお酒もレストランで食べたほうが好きなものを食べられるし、せっかくの旅行で日常の庶民的行動をしなくてもいいじゃないか。
それに搭乗前に時間つぶしをするのであれば、そんなに早く空港へ行かなければいいだけの話だ。
こんなことを、ある時ネカフェを利用しているときに感じた。
空港ラウンジもネカフェも本質は変わらないよねってことだ。
ネカフェのドリンクバーでジュースを何杯もおかわりして、シャワーを浴びて、WiFiもインターネットも使い放題、充電もできる、でもこれ幸せなのかな?って思った。
違いは佇まいだろうか。
そもそもいくらドレスコードがないとはいえ、いかにもLCCで貧乏旅行な自分がズカズカと入っていってシャワーを浴び、ただ酔っぱらって出てくるという行動に一種の罪悪感のようなものを抱く。その行動自体が貧しいのだ。
大衆には大衆に適した場所があり、VIP向けの場所に行くときには、それ相応の服装や振る舞いが求められる。
空港ラウンジの佇まいは90分1,500円飲み放題の居酒屋とは違う。
5つ星ホテルを利用するには、やはりそれ相応の服装や振る舞いで行くだろう。それと一緒ではないだろうか。
マナーを守ることに始まり、こういう自制心というか、モラルというのか、社会人としての誇りというのか、どうもうまく伝えられないのだが、感覚的に理解してもらえればそれでよい。
私は自由人ではあるがこれでも一応会社員だ。休暇になったからとはいえ、羽目を外して何でもありではいけないと思う。
もちろんこれからもラウンジ利用はさせてもらいたい。でも混んでいれば早々に席を譲る、深酒はしない、スタッフには丁寧に対応するといった礼儀は今以上にわきまえていきたい。