再び来週の旅の話。
ボルネオマラソンとキナバル登山の後、最終日にシンガポールに再々訪する。
最終日こそゆっくりとホテルでくつろぎたいが、残念ながら最終日のみ空港野宿になりそうだ。
15時過ぎにシンガポールに到着し、翌朝6時に出発する。ビミョー。
平日なのでドミトリーであれば3千円くらいで宿泊できるが、朝6時出発というところがいけない。オンラインチェックインがあるが、基本的に空港へは2時間前には到着して安心していたい。
その時間帯はMRTやバスがまだ動いていないから、タクシーとか、まあ特殊な乗り物を手配しなければならない。またはエアポートホテルに泊まるという選択肢もある。
いずれにせよ私のような貧乏旅行スタイルでは選択肢から外れる。終電まで街で遊んで夜間は空港で寝る、そんな感じになりそうだ。
24時間空港の深夜早朝便は比較的LCCが多いのに、低コストで旅行をする乗客の市街地への移動手段が限定的という実態。
なおチャンギ空港は、夜間の滞在者に優しい設計になっている点は強調しておきたい。
余談になるが、ホームグラウンドの話。
新千歳空港は24時間空港ではない。夜間の滞在はできない。
海外から新千歳にやってきたら、その日のうちに千歳市内や札幌市内に泊まらなければ行き場所がなくなる。目的地がニセコや富良野だとしても、午後に到着すればたどり着けないだろう。
日本は簡易的な宿泊施設が少ない。法規制によるものだろうか?
外国人がよく利用するようなドミトリーが全くないわけではないが、それらはおそらく旅行者に好意的なホストさんによって、半ばボランティアのような形で運営されているものと推察する。
こういった事情から、例えば今週末3連休になったから北海道でも行くか、と韓国から来ようとしても、ホテルの空きがなければ困るだろう。
私みたいにネカフェに泊まるという選択肢もあるだろうが、日本語が分からない外国人にとってはハードルが高いと思われる。
いくら日本が安全とは言え、北海道の屋外で夜を過ごすのも難しいだろう。
別な話。
桃園空港で夜間に仮眠をしているとき、疲労困憊気味の日本人の姿をよく見かけた。
peachやジェットスターが午前2時台に出発する便を運航しているし、スクートやタイガーエア台湾では朝4時台とか6時台に出発する便もある。たぶんそれらの乗客だろう。
弾丸トラベルとか、深夜早朝のフライトで機内泊とか空港仮眠とか、やってみると分かるが結構ツラい。体力勝負なところもある。
楽しそうだと想像してエイヤっと実際にやってみたら、散々な目にあったという人もいるかもしれない。
コロナが終わって海外旅行が盛んだが、すべてが元通りに戻ったわけではない。特に深夜に運航していたバスが運休したままだったり、減便運行されていたりする。
冒頭のシンガポールの話に戻すが、そういったことを考慮した上で、深夜早朝便の利用に際しては慎重に選択したいと思う。