タイトルだけを見ると、共感できない人が大多数だと思うが、気になった方は読み進めて欲しい。
ここで話すのは窓側か通路側か、あるいは中央席かという話。前後については話題にしない。
さて、有料であっても座席指定をする場合、次のような考えが働くものと推測される。
まず、フライト中のトイレが気になる人は、通路側の席を選ぶと思う。あの狭いシートピッチで、隣の人を一度立たせてまでトイレに行くのは、一般的な日本人なら気が引けるだろう。私が居酒屋で手前の席に座る理由もこれだ。
あとは到着後速やかに降りたい、CAさんに用事があるとき捕まえやすい、陽にあたりたくない。そんな理由だろうか。
次に窓側。
これは完全にレジャー。景色が見たいとか、撮影したいとか。
あとは、壁にもたれかかって寝たい、ブラインドの開け閉めを自分の裁量で行いたい、あとは、う~ん、、、
その他の理由ってあるのだろうか。
私は機内でトイレに行くことが皆無なので、窓側を選ぶタイプだ。
しかし、LCCでは有料で座席指定をしないと、中央席を充てられることがある。これはハズレくじを引いたようなもので、気持ちが落ち込む。
ところが実際に中央席に乗ってみると、結果よしとなることが多い。理由はこうだ。
- 前列シートの脚部などの異物が無くて足下がすっきりしている。
- 左右の乗客に配慮せず、ひじ掛けを使えることが多い。
- 左右どちらにも依存しないから正しい姿勢を維持することができ、結果として降機直後の身体のこわばりや痛みを感じない。
異論があることは予想されるが、一方で共感していただける人もいるのではないか。確かにそうだよねと。
だからと言って、わざわざ中央席を指定する気は全くないし、割り当てられたらやはり今でも意気消沈する。
ただ伝えたいことは、世の中悪いことばかりではないとか、物事が表裏一体になっているということが、こんな日常シーンにも当てはまるという話だ。
旅先では良くないことがたくさん起こる。
前向きに捉えるためにはどういう角度から見ればいいか、そんな訓練にもなるという話をしてみたかった。