昨日は母を連れて久しぶりに表大雪へ行ってきた。
前回行ったのは2021年9月だったので、およそ2年のブランクがある。
今回も行き先は裾合平。母も後期高齢者入りしてしまったので、もう旭岳のピークを踏むのは難しいと思う。無理せずお花見といこう。
札幌を4時に出発して、下道で3時間半くらいかかった。
単独ならロープウェイを使わないところだが、同行者がいれば迷わず乗る。高速代に関してはもっとシビアだ。根が倹約家なので仕方ない。
天気はガスガス。視界不良は承知のうえ、お花さえ見られればいい。
年金暮らしの母にロープウェイの運賃を払わせるほど私も無粋ではない。
しかし自分の分だけ東川町株主優待(HUC)を利用して200円割引するセコさ。東川町にふるさと納税した人が得られる「株主証」を使わせていただいた。
そう、東川町のお米が美味しいので、毎年のようにふるさと納税している私。
姿見駅はやはりガッスガス。
建屋の中まで霧がかかっているくらい酷い。
下界は30℃越えの酷暑な一方、ここは肌寒いくらい。半ズボンは私とインバウンド欧米人くらいなものだった。
チングルマを見に来たのに、すでに終わっているとか。ガーン。
他方、イワブクロは満開だった。
彼らはいつも俯(うつむ)き加減だ。
そういうところがひねくれていて可愛いじゃないか。
このくらいガスガス。。。
今年は白雲岳避難小屋周辺で多くのヒグマが確認されているらしい。
2023年は表大雪からトムラウシへの縦走は控えた方がいいと思う。
たった一株だけコマクサを見かけた。露に濡れてしっとりしているコマクサも魅力的だ。
それにしても変わったお花だ。
姿見には何度も来ているけれど、ここへ来たのは初めて。
さあ、手を入れてみよう。
中はめっちゃ暖かい。
外気との差は10℃以上あるのではないだろうか。ここはやはり火山だ。
裾合平までの距離に辟易していた母だが、中間地点付近でお花畑を見つけて満足したようだ。
チングルマとアオノツガザクラのコラボがイイ感じだ。
ピンクのエゾノツガザクラもとっても可愛い。
あとはコザクラ系が見られれば十分だろう。
裏側から見るチングルマも好き。
天気が回復する気配がないので裾合平まで行かずにリターン。
単独なら不完全燃焼感ハンパない山行だが、同行者が満足すれば私も満足だ。
私も少しだけ成熟してきたのかもしれない。
ちょっと「山スイッチ」が入ったので、今週末もどこかへ行こう。