毎年恒例行事になりつつある札幌マラソンを走ってきた。
前日までの天気予報から一転して、秋晴れ。出走に先立ち、秋元市長さんが「マラソンにはちょっと暑いかも、、、」と仰っていたのは、まさに的を射ているご挨拶だと思った。
札幌で生まれ育った人間としては、純粋にこのコースは楽しい。最高のファンランコースだ。
だから、私が国内でハーフマラソンを走るのは、唯一この大会だけだ。
でもそれは楽しいという理由だけではない。
フルマラソンは、私の走力で最後まで走りきれるかどうかというレベルなのに対し、ハーフの場合は間違いなく走りきれる。
だから自分の走力をテストするいい機会なのだ。
10km程度なら自分ひとりでも頑張れるが、ハーフとなると休日に一人でタイムレースをやれるほどメンタルが持たない。
特に後半で妥協する。
札幌マラソンは札幌駅前通りで10km地点を迎え、それまでのコースはとっても楽しい。
一方で河川敷に下りて12km地点を過ぎてからは実に単調。平坦な河川敷とは言え、やはり川上に向かっているから、完全にフラットではないのだろう。
周囲が開豁しているから風も吹く。
ミュンヘン大橋がはるか先に見えるほど見通しが良すぎて、心も折れる。
このラスト10kmを走りきれるかどうかは、やはり同じゴールを目指して走っている仲間がいるかどうかが肝になる。
さて結果。
今年はかなり自分の実力を出し切ったが、タイムは昨年と変わらずなんとか2時間切りといったところ。
2014年、2015年あたりは、1時間45分くらいで走っていたはずだし、トレーニングの質も量も当時とたいして変わらないから、加齢の分、衰えているのかもしれない。
そうは言ってもまだ50歳。今回だって、70代の参加者で私より好タイムで完走している方が15名もいるのだから、間違いなくまだまだ伸びしろはあるだろう。しっかりトレーニングを積んで来年はもっと成長しよう。
と言いながら、今日もビールを浴びるほど飲みつつ、アマプラでキングダムを観ている私。この調子では成長しないかも。
さて、今年は大会プログラムがペーパーレスになった。これは進化なんだけど、ゼッケンを前後に付けないとならないのは、未だに変わっていない。
メインスポンサーさんへの配慮であればそのまま受け入れるが、そうでなければ前だけになりませんか?