週末に1泊2日の日程で、ハノイへ遊びに行ってきた。
6月にプーケットへ行って以来のひとり旅。アジア圏のひとり旅はそこそこ慣れているが、4カ月のブランクがあるとちょっと戸惑いもある。
そう言えば、8月には出張でマニラへ行ったんだっけ。でもやはり旅行と出張とでは大きく異なる。ソロとはそういうものなのだろう。
今回の日程は、金曜半休で午後に札幌を出発し、成田市内のネカフェで前泊。土曜の朝のベトジェットエアで午後にハノイ入りして1泊。日曜(日付が変わって月曜)深夜便で成田に7時過ぎに到着し、午前中のジェットスターに乗り継いで札幌へ帰るというもの。現地滞在時間は34時間だ。
札幌発着だからこういうスケジュールになってしまうが、東京在住なら月曜にエクストリーム出社だってできそうだよね。ハノイもホーチミンも、バンコクだって1泊で行けるから東京の人が羨ましい。
ベトナムは通算5回目、うちハノイはこれで3回目。台北やソウルで街ぷらするように、旧市街だけを訪れて気分転換するだけなら1泊2日で十分だと思う。
空港に到着したら、いつものようにキャッシング。1,000,000ドンもあれば十分。日本円で6,000円ちょっと。
ベトナムの通貨は桁が多いので直感的に分かりずらいが、コロナ前であれば単純に200で割り算すれば日本円に換算できた。
しかし今では150で割り算しないとならないくらい、円安に振れてしまった。だから旧市街辺りで行動している限りでは、観光客向け価格も相まって、日本とあまり物価が変わらないようにも感じる。
ノイバイ空港からいつもの86番のバスを利用して旧市街へ。バスの出発まで時間を要したことや、渋滞の影響もあって16時過ぎに到着。ホテルから支払いのクレカ情報に問題があるとメールがあったので、まずはそのままホテルへ直行。
なぜか支払いはキャッシュのみと言われたので、さっき下ろしたばかりの700,000ドンを支払う。残りの現金が少ないが、まあ何とかなるだろう。
総重量が僅か3kgしかない荷物を下ろして、マラソンの受付と食事へ出かける。そう、今回の目的はハノイマラソンへの参加だ。昨年に続いて2回目。
受付会場にはスタンダードチャータードマラソンのブースが設置されていて、2024年はここベトナムでも開催されるようだ。
そう言えば今回のハノイマラソンは、VPバンクがスポンサーではない。そうなると、24年のハノイマラソンがスタンダードチャータードマラソンになるのだろうか?これは来年も参加しないと。
飲み屋が集まるいつものストリートで18時頃に食事をしながらビール2本を空ける。
19時には切り上げて20時には就寝。
翌朝は3時30分出走なので、2時に起きて朝食を済ませて会場へ向かう。スタート位置のホアンキエム湖まではホテルから僅か800m。この立地の良さがこのマラソンの魅力の一つ。
8時30分ごろにゴール。記録は4時間55分くらい。この大会は2年連続で5時間を切れた。
交通統制にやや難ありな一面もあるが、あのコースであれば致し方ないようにも思うし、むしろあれほどのスタッフを配置してくれているのだから、感謝しないとならない。
完走メダルやタオルの配布場所が大混雑しており、追いついていなかった。少ないスタッフで非常に苦慮していたように思う。フィニッシャーTシャツの配布箇所も分かりずらく、この辺りは不満が起きそうな気配だった。
その後の行動パターンは昨年と完全に一緒。バインミーを食べてからサークルKで缶ビールを買って飲みながらホテルへ。シャワーを浴びて30分くらい仮眠したら正午にチェックアウトだ。
で、その後の予定が全く立っていない。
ミリタリー系の博物館などへ行ってみたいと思い、防空・空軍博物館へ行くことに。
距離が片道5kmくらいあるが、午後1時まで昼休みなので、歩いて行けばちょうど良さそう。もちろん、途中で何度もバイタクに声を掛けられるのだが。
あまり期待していなかったのだけど、Mi-24ハインドAが展示されていて、秒でテンションが上がる。
想定外のプレゼントにマラソンより盛り上がってしまった。
ただし屋内の展示スペースには照明が点いておらず、真っ暗で何も見えなかった。
帰りもハノイ駅まで徒歩で帰る。
フライトの時間が深夜0時半なので今日も一杯やってから空港へ向かう計画だったが、前回来た時にチェックインカウンターが激混みで辟易したので、夕方には早々と空港へ向かうことにした。
ハノイ駅前のハイランドコーヒーで飲んだコンデンスミルク入りのアイスコーヒーが美味。
今回一つだけ買い物をしたのがコレ。Grabバイクの兄ちゃんたちが来ているジャケット。
ハノイ駅近くの露店で衝動買いしてしまった。150,000ドンだから1,000円くらい。
これいつどこで着るん?っていう無駄遣いの最たるモノだと思うが、その瞬間が楽しければいいじゃないかと自分を慰める。
ノイバイ空港には19時前に到着してしまい、缶コーラを飲みながらプライムビデオでキングダムを観る。この旅では成田空港やノイバイ空港で待っている時間と移動の機内だけでシーズン2の38話のうち30話をぶっ続けで観てしまった。
チェックインが始まる3時間前よりさらに30分早くカウンターへ行ってみると、全路線を対象にすでに搭乗手続きが始まっていた。この時間帯の最初は23時台のソウル行きなので、真夜中に出発する関西や中部行きも20時台からチェックインができそうだ。
さすがに出国には1時間くらいかかったが、残り時間でラウンジへ。
プライオリティパス対応ラウンジ”あるある”の話だが、座った座席の向かい側からも隣からも日本語が聞こえてくる。みんな同じ属性の人たちのようだ。
今日は朝にバインミーを一つ食べだけ。アルコールとたんぱく質をたっぷり補充して、ギャラクシーフライトに備える。
帰りのフライトはE席なので中央。しかも隣がベトナム人の若い女性で乳児をだっこしている。早朝にマラソンを走って疲れていてさらに睡眠不足、耳栓とアイマスクで完全武装をしているものの、さすがに隣で泣かれるとなかなか寝付けなかった。私は子育てをしたことがないので、どうも赤ちゃんの泣き声には免疫がない。
自分も赤ちゃんと同じリズムで眠ることに。
今回は何も考えずにEvoRide3で走ってみた。これがちょっと失敗。右中指の爪が干渉して後半は痛みを伴ってしまった。
機内が予想以上に暑かったこともあって、成田空港ではポカリスウェット1.5ℓを空けて水分を補充する。
海外マラソン参加は今回で延べ22回。その中でもこのハノイマラソンはイチ押ししたい大会の一つ。来年は春のソウルマラソンで一区切り付けようと思っているが、この大会だけはまた参加しに来たいと思っている。