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週末台北でスタンダードチャータード台北マラソンを走ってきた話

 

今週末は台北へ行ってきた。小雨模様が続いたうえに滞在時間も短かったので、出発前のブログに書いた通り、すべてが予想通りの結末で終了したと思う。

 

さっき帰宅したばかりではあるが、まだお昼なので記憶が新しいうちにブログを書いてしまおう。

 

タイガーエア台湾

 

11日土曜日、新千歳を正午に出発するフライトで台北へ向かう。タイガーエア台湾を利用するのは初めて。機材はA320neoで足元には充電スペースもあるし、シートピッチも狭くない。

 

いきなり帰りの話になるが、桃園空港からの出発便ではウェブチェックインができて、しかもモバイルチケットが発行される。私のように預ける荷物がない人はそのまま出国ゲートへ向かってよい。

 

ただし搭乗口で呼び出しされてパスポートの照会をされる。香港エクスプレスもそうだったように記憶している。たいして面倒な話ではない。

 

それでも空港のKIOSK端末でチェックインできるのが、私にとっては最も都合がいいんだけど。

 

で、いまの私の評価では、タイガーエア台湾にはとても好感が持てると言ってよい。円安の関係でお値打ち感を感じられないところが唯一残念なところだ。

 

スタンダードチャータード台北マラソン2023

 

桃園空港に到着したのが16時頃だった。常客証を使って一番右側の快速レーンからすぐに入国し、まっすぐ抽選会場へ向かう。結果はもちろんハズレ。NT$5,000ゲットは夢に終わる。台湾へは2週間後と4週間後にも行くから、まだチャンスはある。

 

空港から捷運で台北駅へ行き、ファミマだけ寄ってまっすぐホテルへ向かう。

 

ちなみに台湾のファミマで流れるあの入店メロディが耳から離れないのは、私だけではないはずだ。参考までにこんなメロディなので興味があれば聞いて欲しい。

 

2022年3月在清境最高的便利商店-全家新的迎賓音樂聲

  

 

さて、ホテル。

 

予約していた宿はドミトリーだと思っていたら、バストイレ共用のシングルルームだった。4月上旬に市政府付近で宿泊した宿と同じ作りで狭いが、それでも鍵付き個室になっているし、立つことだってできる。台北駅から徒歩圏内で1泊NT$850程度なら十分だろう。

 

懸念だったマラソンのキットも届いていて、受付で訊いたらちゃんと受け取ることができた。心配事は十中八九杞憂に終わるもの。すべてはうまくいくのだ。

 

スタンダードチャータード台北マラソン2023

 

以前のブログにも書いただろうか。今年の大会シャツの背面にはSHANGHAIが追加されている。少し調べてみたが、大会の有無についてはちょっと分からなかった。

 

上海で開催されるマラソン大会には一度参加してみたいと思っていた。スタンダードチャータード銀行がスポンサーの大会ならなおのことだ。

 

スタンダードチャータード台北マラソン2023

 

朝3時前に目が覚めて、朝食を済ませて4時にホテルを出た。二二八和平公園から徒歩3分もかからない距離のホテルだったので、会場にはすぐに到着できた。

 

前夜は缶ビール1本だけ空け、20時には就寝。機内でも昼寝をしたし、その前の日も9時間寝ているので睡眠時間は十分だ。

 

天気は時おり小雨が混じる。海外マラソンはこれで23レース目の参加になるが、シャワーランは初めてかもしれない。

 

気温は20℃くらいあるだろうか。寒くもなく暑くもない。

 

2023渣打台北公益馬垃松

 

実は先月参加したハノイマラソン以降、ジョギングすらしていなかった。1か月間で風不死岳と旭岳、札幌岳のハイキング、それとウォーキング20kmを1回だけしかしていない。それでも大会記録はハノイマラソンのときより早い4時間49分01秒、ネットタイムは4時間47分48秒だった。

 

好タイムの追求よりも、とにかく完走できれば良いと考えているタイプの私は、マラソンの理論を学んだことがない。例えば給水のタイミングとか、ペース配分、レース本番の直前に何をすべきか、遡れば前日までの調整などである。確かに本は何冊か読んでみたが、書いていることはかなり主観的でバラバラだし、そもそも頭の中にインプットされていない。

 

その結果、最近はトイレが近いという理由から、当日も前日も水分を控えるという試みをやってみたりする。

 

でもこれだとレース中のトイレの回数は1回程度で済む一方、20kmくらいでカラダがいきなり動かなくなってくる。練習で10km程度しか走らない私は、体感的に給水の重要性を理解していない。

 

だから練習とレース本番での体験の乖離を通じ、試行錯誤しながら少しずつ学習していくわけだ。マラソン上達には本当に遠回りである。

 

さてこの大会に出るのは今回で2回目。前回はコロナ直前の2020年1月。記憶ではそのときのタイムは4時間37分だったので、今回のほうが遅い。

 

それとこのコース、圓山大飯店が見える最初の10kmくらいまでは比較的楽しいが、あとは基隆河の河川敷をひた走るだけなので気が滅入ってくる。私のように街並みを楽しむことを求める人にとってはハーフマラソン参加で十分、そして午後のフライトでサクッと台湾を離れるのがいいかもしれない。

 

ただ、台湾開催の大会は国内大会よりも参加費用がかなり安いので、東京や大阪在住で空港までのアクセスが良い人であれば、ぜひこちらへの参加をおすすめしたい。

 

スタンダードチャータード台北マラソン2023メダル

 

今回のメダルは何だろう?

 

金属製ではなくプラスチック製だろうか?非常にシンプルなので驚いてしまった。一方で軽くてエコなのかもしれない。これはこれで決して悪くないと思う。

 

マラソンの景品

 

他方、記念品とかスナック類は充実していた。帰りもLCCで移動するので荷物を減らすために大半は食べてしまった。もっとも行きの荷物の重量は2.2kgしかなかったから気にするほどでもないんだけど。

 

臺虎IPA

 

シャトルバスで台大醫院まで帰り、二二八和平公園で雀やハトを眺めながらまったりと過ごす。山に登らない休日は、軽くジョギングして公園でまったり過ごし、お風呂に入ってビールを飲んで終了。たぶん私はどこの国に住んでもこんなライフスタイルで変わらないだろう。特に仕事を引退した後の老人なんてたいてい一緒だと思う。

 

正午過ぎにホテルへ帰ってシャワーを浴び、カメラの充電をしながら昼寝をし、15時過ぎからいつものお店へ出かけて、臺虎IPAをいただく。

 

今回の旅程で最も高い買い物はこのビール1杯だろうか。宿代を除けば、おそらく全旅程でNT$1,000(≒4,500円)も使っていないだろう。お金も時間も使わない気分転換に台北市は最高の場所だ。

 

ミッフィー展

 

酔っぱらいながら板南線で忠孝新生へ移動し、華山1914文化創意産業園区へ行ってみる。

 

IPAを飲みながらスマホをいじっていたら、ミッフィーの期間限定店が開催されていることを知ったからだ。アドリブですぐに出かけてみた。

 

欲しいものがたくさんあったが、今回はひとつも買わなかった。「今回は」と言った理由は、期間は12月17日まで開催だからだ。ちょうど12月17日の台北マラソン参加のためにまた来るし、そのときはエバー航空での移動なので荷物の重量を気にする必要がない。つまりお金以外の心配をせずに買い物ができる。ということで、再訪の楽しみが一つ増えた。

 

排骨飯

 

剣潭まで移動して士林市場の美食區でいつものように一杯やろうと思いきや、改装工事中で臨時休業とのことであった。そうなると人混みの士林市場に滞在する理由はもはやない。せっかくのひとり海外ぶらり旅、日本が飛び交う場所に身を置くと一気に興ざめしてしまう。Googleマップ先生の情報を信じて来なければ良かったという結末。

 

もう面倒くさいので、ホテルの近くにあるいつもの東一排骨総店で排骨飯と青菜をいただくことにした。以前はこれでNT$220なら安いと思っていたが、昨今の円安でNT$1≒4.5円くらいになっているので、ほぼ1,000円近い食事なんだよね。

 

國光客運1819

 

食事が済んだら20時にホテルへ戻る。早朝5時からフルマラソンを走っているんだし、いつも来ている台北で雨の中無理に遊ばなくたっていいだろう。ここはしっかり休もう。

 

翌朝のフライトは6時20分出発なので、どのタイミングで空港へ行くか悩んでいた。でも、冒頭に触れたとおり、タイガーエア台湾はウェブチェックインができるので、結局始発(3時15分発)の國光客運1819で空港へ行くことにした。なので最終日も5時間以上睡眠が取れたというわけ。

 

出国もスムーズで4時30分過ぎに搭乗口にいたので、むしろ到着が早すぎたくらいだ。次回の教訓にしておこう。

 

セイコーマートかつ丼

 

10時50分に新千歳空港へ到着。48時間の旅はこれで終了。

 

機内はほぼ台湾人だったので、入国審査は一番乗りだったかも。さらに荷物もないので税関から到着ロビーに出たのは間違いなく私が先頭だ。その結果、11時25分発車の大谷地行きのバスへの接続もピッタリで、12時過ぎには帰宅していた。

 

帰り道に立ち寄ったセイコーマートでホットシェフのかつ丼とビールを購入し、食べながらクレカの申し込みを完了。出発前の荷物準備に10分しかかからないので、帰宅後の片付けは5分もかからない。洗濯をしながらこのブログを書いてお風呂へ行って、ビールを飲んだらおしまい。

 

行き先が海外だっただけで、いつもの休日とやっていることは何にも変わらない。海外旅行なんて決して特別なことではない。ただ場所が違うだけ。やっていることはいつもの休日と一緒なのだ。

 

そして明日から平常勤務。うん、気分転換の台湾旅行はこれでよい。欲張らずにショートトリップがちょうどよいのだ。